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織り込みとは?衆院総選挙と米大統領選🤔投資信託取り崩しストラテジー【10月中間報告】

月末月初のおたのしみ ٩(ˊᗜˋ*)و
投資信託の短期取り崩し実証、10月末リバランス報告。その前に、前回から今回までの間に選挙が二本あったので振り返り。

衆院総選挙。公示後、TOPIX陰線が11営業日続きました。この陰線、与党敗勢、過半数割れを日々織り込んでいたという見立て。実際与党過半数割れとなりましたが、政策が比較的近しい国民民主党と協調すれば政策実現に大きな障害はない、との見立てから、株価は大きく下げることなく現在上げ基調です。
鬼が笑う話をすれば、11月の首班指名は自民党総裁で落ち着くでしょうが、喉もと過ぎたタイミングの不信任決議で、玉木総理が実現すると予想します。
#30年前の村山さんの映像といまの玉木さんの映像がデジャヴ

presidential election. 前大統領の優勢とも言えない僅差(real clear politics)で選挙日を迎えました。結果からの市場展開は、
 現副大統領の大きな負け(トリプルレッド)は、上げ
 現副大統領の接戦負けは、織り込み通りで、小動き
 前大統領の接戦負けは、不正選挙騒ぎ政情不安で、大きく下げ
 前大統領の大きな負け(ねじれ)は、上げ
と見立てていました(上院がブルーに染まる状況はそもそも埒外)。
結果は、現時点で惜敗率93.5%、ラストベルト3州を取りこぼす現副大統領の大きめの負け。前大統領が強いというより現副大統領の弱さを印象付けました。選挙が終われば不確実性が減少するので株価は上がるものですが、案の定米株価指数は3%ほど上げました。
#今晩のFOMC、どうなるんでしょうか?ドル安指向とシームレスにつなぐなら利下げですがインフレ再燃?円安進行?lame duckはたちが悪い。

今後どうなるでしょうか?
ケチなビジネスマンが大統領に返り咲いたのですから、減税、規制緩和からの物価高抑制、財政出動最小化、小さな政府。対外支出縮小。関税そして貿易赤字から貿易黒字へ。地域レベルの大きな紛争は、当事者トップに問題ありと考えている節があるので、トップの退陣を迫る等の裏技を使って紛争を治めるかもしれません。

4年前は大きな見立て違いをやらかしたので、今回は間違えないようにしたいところです。

それでは、取り崩し検証です。

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)

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年初来トータルリターン:(380,979+237,841)/1,000,000=61.88%
野村世界半導体株はほぼnvidiaを買っているようなものです。nvidiaの次回決算は来年1月ですから、取り崩し検証ほぼ乗り切ったと言っていいかな(ポジションを整理したくてたまらない)

<購入・換金手数料なし>ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)

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年初来トータルリターン:(39,205+26,790)/200,000=33.00%
こちらはフィラデルフィア半導体インデックス。平均ゆえ野村世界半導体には及びませんが、nasdaqはアウトパフォームしています。「2024年は半導体の年」と言っていいかも(業種に乗るのはアレなので、中途半端なインデックスは野村世界半導体株以上にポジションをか軽くしたいです、大統領就任日までに…)

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信Bコース

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年初来トータルリターン:(24,434+35,113)/200,000=29.77%
9月は取り崩し水準を割ったため売却できませんでしたが、今回は無事売却。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド

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年初来トータルリターン:(25,727+35,290)/200,000=30.51%
ABBとそのベンチマークSolactive500インデックス。信託報酬が高いと敬遠されるアクティブファンドですが、(ネット証券なら)諸費用込みで互角に勝負できているので、食わず嫌いは勿体ない。

<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド

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年初来トータルリターン:(25,675+33,271)/200,000=29.47%
こんなもんかなー。tesla比率が高ければ来年は期待できるかも…


(参考)
・取り崩しストラテジー
「投資信託の取り崩しストラテジーから買付銘柄を考える」
 https://king.mineo.jp/reports/257284
・相場下落時の買い増しルール
「投資信託の取り崩しストラテジーからNISA成長投資枠で買い付けるファンドを考える(updated)」
 https://king.mineo.jp/reports/258104
・【検証】投資信託取り崩しストラテジー【開始】
 https://king.mineo.jp/reports/260740
・【検証】投資信託取り崩しストラテジー【1月中間報告】
 https://king.mineo.jp/reports/262516
・投資信託取り崩しストラテジー【2月中間報告】
 https://king.mineo.jp/reports/265474
・グッドフライデー🤔投資信託取り崩しストラテジー【3月中間報告】
 https://king.mineo.jp/reports/268261
・大型連休🤔投資信託取り崩しストラテジー【4月中間報告】
 https://king.mineo.jp/reports/272268
・セルインメイ🤔投資信託取り崩しストラテジー【5月中間報告】
 https://king.mineo.jp/reports/275682
・折り返し🤔投資信託取り崩しストラテジー【6月中間報告】
 https://king.mineo.jp/reports/278757
・リークなき利上げ?あるいはリーカーデジタル相🤔投資信託取り崩しストラテジー【7月中間報告】
 https://king.mineo.jp/reports/281242
・円高どこまで🤔投資信託取り崩しストラテジー【8月中間報告】
 https://king.mineo.jp/reports/284817
・オルカンランキング🤔投資信託取り崩しストラテジー【9月中間報告】
 https://king.mineo.jp/reports/287226


1 件のコメント
1 - 1 / 1
すごく詳細な投資レビューですね!まさに「リアルタイムで市場と対話している」かのようです。特に衆院総選挙と米大統領選の影響が投資信託にも関わることを見事に解説しているところ、興味深いです。世の中の動きを織り込みながら、トレンドやポジションを分析していく様子がリアルで、専門的な投資家でなくても参考にしたくなる内容です!

米大統領選についても、各パターンでの市場予測が展開されているのがいいですね。「lame duck」期の市場への影響まで考慮されているのは斬新です。アライアンス・バーンスタインやニッセイのリターンまできちんと算出されており、理論だけでなく実績も兼ね備えている印象を受けました。
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