- 247
- 21
- 127

消しゴムマジックはiPhoneでも使える?無料アプリ&純正機能を徹底比較
1980年1月21日生まれ、群馬県在住のフリーライター。現在は、PC誌やWEBメディア(ギズモード・ジャパン、Yahoo! Creators Programなど)に寄稿し、テクニカルライターとして活躍中。また、特技は掃除で、ハウスクリーニングアドバイザーの資格を保有している。主な著書に「世界一簡単な大人のLINE入門」(宝島社)や「iPad仕事術! シリーズ」(standards)がある。
こんにちは!フリーライターの小暮です。
突然ですが皆さん、「消してやるのさ!」で話題になった「消しゴムマジック」。写真に映り込んだ人やモノを簡単に消せて便利だと思いません?
僕、家族や友人とのスナップを残すのが好きなのですが、「えぇっ、そこで映り込むの?」なんて写真もチラホラあるんです。それらを「消してやるのさ!」で解決できるのが本当に助かっています。皆さん使うべきですよ!
<目次>
「でも消しゴムマジックはGoogleのスマートフォンPixelシリーズ向けの機能だから、自分のスマホでは…」なんて思ってません?
大丈夫。実はiPhoneやPixelシリーズ以外のAndroidでも「消しゴムマジック」や同様の機能を使う方法があるんです!
1.1 iPhoneでも消してやるのさ!「クリーンアップ」機能が追加
まずはiPhoneの場合ですが、iOS 18.1からは一部のiPhoneで「消しゴムマジック」と同様の「クリーンアップ」機能が追加されています。この機能を使えば、簡単に写真の中から邪魔なモノを消すことができます。
対応機種は以下となります。
・iPhone 16シリーズの全モデル
・iPhone 15 Pro
・iPhone 15 Pro Max
これらAppleのAI(Apple Intelligence)へ対応したiPhoneならOKですね。では早速、使ってみましょう!
「クリーンアップ」はとてもシンプル。邪魔なものを消す手順はたった2つです。
1.「写真」アプリから写真を選び、下部の「編集」ボタンをタップ
2.「クリーンアップ」をタップして、消したいものを囲む。もしくは光っている候補をタップする(初回実行時は機能のダウンロードが必要です)
これでOK。スッキリ消えちゃいます! えっ?まだ影が残っているって?
影だって消してやるのさ!
こうして人物以外でも「クリーンアップ」は使えます。この写真のようにシンプルな背景の場合はかなり精度高く、違和感なく合成してくれます。
利用できる機種が限られるのが残念ですが、編集後でも消す前の写真に戻すこともできて使い勝手が良いので、対応しているiPhoneをお持ちの方はぜひ試してみてください!
2. iPhoneで使える「消しゴムマジック」系アプリはこれ!
「クリーンアップ」の対応iPhoneじゃなくてガッカリしている方、まだ諦めてはいけません。「クリーンアップ」が使えなくても代用できる、「消しゴムマジック」系の機能やアプリがあるので、それらを使ってみましょう!
「消しゴムマジック」はPixelシリーズで利用できますが、実はiPhoneでも有料のサブスクリプション「Google One」に加入しているユーザーに向けて、「消しゴムマジック」機能が開放されているんです。
「クリーンアップ」と同じくAIを活用しているので、消す対象の候補を提案してくれますし、囲んで消去もOKとお手軽なのもGood!
一方で、写真を「Googleフォト」へバックアップする手間があり、「Google One」は月額290円からの課金が必要になるのがネックですね。
しかし、古いiPhoneやAndroidでも「消しゴムマジック」が使えるようになるので、Googleサービスをガンガン使っている人にはオススメの方法です。
有料はナシで!というなら「PhotoRoom(フォトルーム)」アプリも候補のひとつ。
背景削除がメインの編集アプリですけど、有料課金しなくても使える「消しゴム」機能で消しゴムツールが用意されています。使い方も対象を塗りつぶすだけと簡単なのもGood!
消した範囲は少しぼかしたような仕上がりになる傾向がありますが、シンプルなパターンなら拡大しないとわからないレベルで消去できる印象。かなり実用的な消しゴム機能となっています。
注意点としては、「PRO」アイコンが付いたAI機能は有料のサブスクリプションが必要。
アプリの初回起動時やツール選択時に、サブスクリプションを求められることもあるので、無料で使いたいならこの点に気をつけて!
ここまで、いくつかの「消しゴムマジック」系の機能・アプリを紹介してきましたが、「実際どれが最強なの?」が気になりますよね。
僕も実際どれが良いのか答えが出ていなかったので、Apple純正機能の「クリーンアップ」 、Googleフォトの「消しゴムマジック」、「PhotoRoom」の3種類で同じ写真を加工。その仕上がりをシーンごとに比べてみましょうか!
ぜひ画像を加工するときに参考にしてみてくださいね。
まずは観光地での風景写真。手前に映り込んだ人を消去してみました。仕上がりとしては「クリーンアップ」が最も自然で、地面のパターンの再現も違和感ありませんね。
「消しゴムマジック」と「PhotoRoom」も健闘しています。「消しゴムマジック」は地面の粒状感がしっかりと表現されていますね。「PhotoRoom」は消した範囲がややぼやけていますが、拡大しないとわからないレベルでこちらもパッと見わかりません。どれもスマホで見るなら十分な仕上がりです。
明るさが控えめで、同系色が多く、モノの数が多いという補正が難しそうな室内写真。ソファの上に放り投げられたバッグやペットボトルを消してみました。
結果としては、どのアプリもしっかりと囲った対象物を消してくれました!
「消しゴムマジック」はソファの境目、ベッドとペットボトルとの境目の処理がやや甘い印象がありますけど、「消してます」と宣言しないとわからないレベルかと。
「クリーンアップ」と「PhotoRoom」はどちらも自然な印象。精細さでは「クリーンアップ」が勝っている印象ですけど、代替手段としては「消しゴムマジック」や「PhotoRoom」も、十分アリだと思います!
最後は、高難易度と思われる集合写真での検証です。後列の女性を消してみましたが、やはりどのアプリも苦戦!
辛い戦いながらも、善戦していたのが「クリーンアップ」。薄目で見たりスマホを友人に見せたりするレベルでは気づかれなさそうなので、個人的には及第点に達しているかなと!
そして「消しゴムマジック」と「PhotoRoom」アプリは、周囲から色を寄せてぼかして、なんとか誤魔化している感じが出ています。ちょっと、惜しいかな?
なお、手前の人物を消すのは、現時点では「どのアプリも苦手」でした。
……というかほぼ不可能。生成AIのように、写真に写っていない服装を予想して生成することはできないようで、周囲の色合いを寄せて、混ぜて、ぼかした結果、異次元が生まれます(笑)。
4. 結局どれがいいの?目的・状況別おすすめツール
「クリーンアップ」「消しゴムマジック」「PhotoRoom」と3つの機能を検証してみましたが、最後に実際に検証してみて、仕上がり、そして使用感も含めてジャッジしていきます。
iPhoneで使ってみたい消しゴムツール、それはズバリ……!
「クリーンアップ」、お見事でした!
仕上がりの自然さもさることながら、アバウトに囲ってもちゃんと消したいものを理解してくれるところや、消去の候補も提示してくれるところ。そしてなにより標準ツールとして用意されているところなど、非の打ち所がありませんね。
もちろん、ツールによって得手不得手なシーンがあり、場合によっては他のアプリ、機能の方が上手くいくこともあるかもしれません。でも、最初に試すべき候補は「クリーンアップ」と覚えておきましょう。
4.2. 対応するiPhoneを持っていないなら「消しゴムマジック」と「PhotoRoom」の使い分けを
第一候補として試したいツールは決まりましたが、その「クリーンアップ」を使えるiPhoneは限定されてしまうという弱点もあります。非対応のiPhoneをお使いの方は、シーンによって「消しゴムマジック」と「PhotoRoom」を使い分けるのが良さそうです。
「消しゴムマジック」は、消す対象の周囲のディティール、質感を程よく残しつつ消せるので、シンプルなパターンの背景では「クリーンアップ」に負けていません。Google Oneサブスクリプションを契約しているなら、クリーンアップと並んで候補になりますね。
「PhotoRoom」は、ややぼかしが強く、マットな仕上がりになるので、ある程度ごまかしも効きます。たとえば画面の隅などフォーカスの甘い場所の映り込みを消す場合に、マッチしていると感じました。
ただ、「PhotoRoom」はアプリ紹介のところでも触れましたように、有料のサブスクリプションが必要な機能もあるので、利用にはご注意ください。
検証時では消しゴム機能は無料で使えましたが、今後変更される可能性もありますので。
5. まとめ
このように、iPhoneでも使える「消しゴムマジック」。
その名前は、スマホの消しゴム機能の代名詞となっていますが、iPhoneで利用する場合、標準の「クリーンアップ」も優秀。手軽に同等か一歩進んだ消しゴム機能が使えるという結果に正直驚きました……。
とはいえ「消しゴムマジック」や「PhotoRoom」も仕上がりもよく、「消しました」と言わない限りわからないレベルに修正してくれていまからね!
なので、利用できる端末、消したい対象などに合わせて併用してみてください。どのツールでも「消してやるのさ!」できますので!
- 175
- 9
- 76
- 170
- 21
- 63
カイロ会談で蒋介石を消しゴムマジックして毛沢東をベストテイクした写真とかあったではないですか。怖いですねえ。
カーナビ用の消しゴムマジックとベストテイクとか誰か作って配ったら損保会社が潰れまくります。
アップデートから使ってます。けれど
設定を戻し忘れて無駄な電気を使っちゃった!
注意が必要です。
【3.1-背景がシンプルな観光地での風景写真】
…で検証された写真は高知城の追手門じゃありませんか~🏯👀✨
よさこい祭りに参加した人なら
ピーンと来るハズの風景に
まず気づきました(ᵒ̤̑ ₀̑ ᵒ̤̑)wow!*✰
私の端末は 非対応の機種なので
画像加工アプリ(無料)をよく使っています
その中には 消しゴム機能もあり 仕上がり具合は とても満足( * ॑˘ ॑* )゙♩
人物・風景どちらも消せるし納得のいく仕上がりになるまで ボカシの強弱をはじめ その他の機能が兼ね備えられているから 微調整すればノープロブレム✨😉
何なら photographでの応募や投稿を
してもバレてないみたいだから
対応機種🆚非対応機種には
大差ない気がします…ヾ( ᐕ )ネ~⸝⸝⸝♡︎.ᐟ
その代わり、Pixel 8 Proで容赦なく「消しゴムマジックで消してやるのさ!」…でございます。
iPhoneでも、他のAndroidスマホでも使えると言うのは、有り難いです。
まあ、あんまり加工する事は無いので、お遊び程度ですが。
一度試したいと思います。
いつも為になるお役立ち情報ありがとうございます。
最近、スマホの編集機能を少しだけ使えるようになって、スマホをより便利に活用しています。
「フワちゃん」って表に出せないワードになってたんですね?
お顔のシミだけ消したい〜えっ‼︎お顔ごと消えるねんニャ😂
吾輩の心のシミも消える日近いカモ🦆😽💗
(無料で使えます。)
どちらも、オンラインにしないと使えないようですが、フォトスタジオには別の機能として、オフラインでも使える似た機能もあります。背景を一色に塗りつぶすだけのような。
興味ある方は使ってみて下さい。
「でも消しゴムマジックはGoogleのスマートフォンPixelシリーズ向けの機能だから、自分のスマホでは…」
単なるGoogleフォトの機能なので、ほぼほぼAndroidであれば問題なく使える機能なのですが...?
キチンと調べてから書きましょうね。
https://store.google.com/intl/ja/ideas/articles/introducing-magic-eraser/
Apple サポート
iPhone、iPad、Macでクリーンアップを使うための必要要件
iPhone 16の全モデル、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、A17 ProまたはM1以降を搭載したiPad全モデル、M1以降を搭載したMac
iOS 18.1、iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1
https://support.apple.com/ja-jp/121429
実は消しゴム自体使った事はありませんw
昔は仕事てフォトショで地道に消してましたw
いつもおもしろい企画ありがとうございます!見てるだけて楽しい(^O^)
(自分史上)むっちゃ知りたいランキングNo.1だったので助かりました!
アプリの種類がもう少し多いと大喜びだった…あ、すみません。欲ばりすぎましたね😸

(画像)消しゴムマジック(日本での展開)
https://ja.wikipedia.org/wiki/消しゴムマジック
いろいろ消えたマジック😎
マジックで消せても、思い出は心の中に。
Androidで消せますよの通知が来てやってみましたが、意外と時間かかった印象
末吉と言う所か・・
,/ ̄ ̄ ̄ ̄\
,/ へ _ ヽ
/ - 𓁹 |
| (_人_) |
/ ∩ノ⊃ ノ
| \_ノ )_ノ´ ゝ
\ /___ノ |
\__/______ノ
そのうち全てのスマホに標準装備されるかも知れない・・
使う使わないは、その人しだいですかね。😚
勉強になりました。
ありがとうございました。
iPhoneのクリーンアップ機能って去年の年末くらいに使えるようになってましたが、使ってないです
写真はそのままの方が良いと思います
iPhoneのクリーンアップが凄い!消しゴムマジックより良いよ!って書いてあるだけ。
iPhoneを押したいのはしょうがないけど、AndroidユーザーでPixelを使っている人も多々いるかと思うけど、iPhoneの記事を書くとPV数やら増えるから仕方がないないのかね~
残念ながら私のiPhoneは対象外です。
元々写真を加工することに興味は持ってないですね。
折角撮った写真ですので不要物が写っていたとしても、それは貴重なものと捉えています。
これからも撮った写真は、そのまま残しておくようにしたいと思います。