青春 18_ きっぷの思い出 ~2024年夏 関東から九州へ その2 九州編~
●鹿児島へ
その1からの続きです。
https://king.mineo.jp/reports/293957
いよいよ九州の旅です。九州を西側から一周します。
鹿児島県で働く友人と会い、18きっぷをシェアして鉄道で小旅行の予定です。
鹿屋まで、鹿児島本線と肥薩おれんじ鉄道、バス、フェリーを使います。
博多~鳥栖~大牟田~八代 ~肥薩おれんじ鉄道~ 川内~鹿児島中央~バス~フェリー~バスですが、指宿枕崎線にも少し乗ります。
博多駅から7時52分発羽犬塚行きに乗り、鳥栖で8時31分発荒尾行きに乗り換えです。羽犬塚まで乗っても良かったのですが、そこで乗り換える列車が鳥栖発ですので、始発の鳥栖で乗り換えました。
鳥栖駅のホームに立ち食いうどんがあったのですが、乗り換えが5分でした。残念。
メニューにある「レモンうどん」が気になります。
大牟田に9時15分に到着し、9時21分発八代行きに乗り換えです。荒尾まで乗ると、そこでの乗り換えの列車が大牟田発ですので、大牟田で乗り換えました。
八代に10時51分到着です。順調です。
八代から肥薩おれんじ鉄道に乗り換えです。
肥薩おれんじ鉄道では、当日有効な青春18きっぷを提示すると「おれんじ18フリーきっぷ」を買うことができます。
通常のフリーきっぷより少し安くなります。
肥薩おれんじ鉄道では、交通系ICやクレジットカードが使えませんので、予め現金でお釣りの無いようにしておくとスムーズにきっぷが買えます。また駅員さんがいる時間帯だけpaypayが使えます。
八代発出水行きの列車に乗り換えるのですが、10時53分発です。
10時51分着ですから乗り換え時間は2分です。
定期券や予めきっぷを買っているなら十分間に合いますし、自動券売機で買っていても間に合うでしょう。通常のフリーきっぷも自動販売機で買えたと思います。また、今はジョルダンの「乗換案内」アプリでモバイルチケットが買えるようです。
しかし「おれんじ18フリーきっぷ」は駅員さんに依頼して発行してもらいます。
約1時間後に次の列車があるため、間に合わなくても気にしていなかったので、列車や駅の様子を撮影してから駅員さんからきっぷを買う列の一番後ろに並びました。
私の前には3名の方がいて、発車時刻ぴったりにきっぷを買うことができました。発車時刻丁度でしたので次の列車を待つつもりでしたが、駅員さんが列車の先にある信号機を見て、「まだ赤ですね、間に合いますね。」とのことでしたので急いで乗り込んだところ、直後に信号が変わりました。駅員さんが信号を操作しているのかと思うくらいのタイミングでした。
マイネ王に集う良い子の皆さんは余裕をもって行動しましょうね。
列車は1両で、この日はボックス席が埋まり、出入り口脇付近にあるロングシートに数人でした。
日奈久温泉から肥後田浦にかけての海の眺めがいいです。
出水に13時20分に到着し2分の乗り継ぎで、同じく肥薩おれんじ鉄道の川内行きに乗り換えです。
余談ですが、勤務先では「川内」も「仙台」も業務で関係があり、耳で聞くだけでは注意が必要です。
川内に13時20分に到着し、3分の乗り継ぎで再びJR鹿児島本線に乗り換えて鹿児島中央に14時12分到着です。
ここで指宿枕崎線に乗ります。枕崎までは時間の都合で行けませんので、山川で折り返しです。
15時2分発で山川行きで16時21分着で、席はすべて埋まるくらいの乗車です。平川を過ぎたあたりから錦江湾が見えてきます。
山川に近づくにつれ、線路脇に生い茂る植物の風景がいかにも南国といった感じになり、時々植物が車体に当たる音が聞こえます。ちょっと茂り過ぎですね。
山川駅はJRの日本最南端の有人駅とのことです。
帰りは、同じ列車が折り返しますが、山川16時33分発、鹿児島中央に17時43分着の「快速なのはな」になります。
鹿児島中央駅から鹿屋へは、バスとフェリーを利用します。
路線バスで垂水・鴨池フェリー乗り場へ行き、フェリーに乗り、フェリーを降りてから路線バスで鹿屋へ行く方法と、直行バスがあります。
直行バスはそのままフェリーに乗るとのことで、是非これに乗りたいと思っていました。
直行バスは鹿児島中央駅前を18時30分に出て、鹿屋に20時35分着、約2時間です。
直行バスはラッピングされた専用のバスがあるようでWebサイトでも紹介されていますが、この日やってきたのは普通の大型バスでした。定員の3分の1くらいの乗車でした。
フェリー乗り場に着くと、バスは乗船待機場所へ向かい、時間が来たら乗車したまま乗船です。バス旅と船旅が体験できる新鮮な体験です。
フェリーに乗ると、フェリーの客席に移動ができます。というわけで船内の売店でうどんをいただきます。
港に到着するまでにはバスに戻りましょう。
港に着き、バスに乗ったまま船から降りて鹿屋へ。バス停に友人が迎えに来てくれてました。ありがとう。
この日は、台湾料理店で夕食です。
この日の宿泊はホテル「太平温泉」という温泉宿です。一部の部屋は畳敷でダイヤル式の電話機が置いてあり、昭和の趣きがあります。
●鉄道で小旅行
鹿屋に到着した翌日は、私が買った18きっぷを友人とシェアして鉄道で小旅行です。
温泉で朝風呂につかり、コーヒー牛乳を飲み干したところで友人が迎えに来てくれました。
この時点ではどこを回るかは未定でした。お互いに「で、どこ行くの?」
そこで熟慮の上で討議を重ね、霧島市にある日豊本線の国分駅から鹿児島中央方面の帖佐駅まで行き、折り返して隼人駅から肥薩線で吉松へ行き、そこから吉都線で都城へ行くことにしました。非電化区間で気動車に乗ろうということです。
日豊本線、肥薩線、吉都線、日豊本線とぐるっと1週です。このコースのうち日豊本線は電化されています。
実はこの後に予定が変わります。と言っても、もともと予定なんてありませんが。
鹿屋から国分駅までは車で1時間30分程度です。
列車に乗る前に、国分の回転寿司で昼食にしました。
積み上げたお皿分を一人で食べたわけではありません。友人と1個づつ分けました。シェアすることでより多くの種類を食べよう、ということです。
国分駅近くの駐車場に車を停め、まずは国分13時5分発鹿児島中央行きの電車に乗り、13時24分に帖佐で降ります。
ここで反対方向、13時34分発の都城行きの電車に乗り換えて引き返します。
列車に乗ると友人がWebで何やら調べ始めました。
暫くして友人が言うには「この電車の終着駅の一つ手前の、西都城のかしわめし弁当のお店の営業時間に間に合う。また宮崎発の気動車が都城駅で吉都線に直通している。弁当を買った後に後続電車に乗り、日向沓掛で乗り換えることができる。」
予定変更です。最初の予定に対して、肥薩線と吉都線を逆回りすることになります。
友人は九州各地の「かしわめし」、「とりめし」の駅弁について、味や盛り付けの違いについて熱く語っています。どうやら駅弁好きのようです。
西都城駅に14時41分に到着し、駅前の「せとやま弁当」へ。こちらは15時までの営業ですが、あまり遅いと売り切れていることもあるようです。
とりあえず「かしわめし弁当」を買うことができました。
西都城駅は新幹線の駅のような高架の駅ですが、無人駅だそうです。
西都城15時3分発宮崎行きにの電車に乗り、15時49分に日向沓掛で降ります。ここで反対方向、吉都線直通の吉松行き待ちます。
ここまでは電車です。
16時8分に吉都線の吉松行きの気動車が来ました。キハ47という国鉄時代に製造された車両です。
都城に17時1分に到着し、40分間停車して17時41分に発車です。飲み物を買ったり、撮影をしたりして過ごしました。
長時間停車でしたが運転士は交代しないようでした。
画像はかしわめしの「せとやま弁当店」、「西都城駅の外観」、「都城駅で40分間停車中の列車」です。
吉都線は電化されていません。吉都線に入ると、エンジンのうなりやレールの継ぎ目のリズム、車体の揺れが幼少の頃に乗った気動車を思い出させます。
友人は「急行えびの」「架線の下を走る気動車」と、何やら呪文のような言葉をつぶやいて嬉しそうです。
きっと鉄道好きな人には意味がわかるのでしょう。どうも以前に吉都線を走る急行列車があったようで、イメージを重ね合わせているようです。
終着の吉松に19時9分に到着しました。日向沓掛から約3時間です。
吉松から19時14分発の隼人行きに乗り換えます。こちらも国鉄時代に製造された気動車に乗ります。
隼人に20時5分に到着し日豊本線の20時25分発国分行きに乗り換え、20時29分に国分に到着してこの日の鉄道での小旅行は終わりです。
距離にして約200km、時間で約7時間20分です。
当日まで予定を立てないうえに途中で変更するという、かなりいい加減な行程ですので良い子の皆さんはマネをしないようにしてくださいね。
夕食は「資さんうどん」です。「かしわごぼう天うどん」と「ミニかつ丼」、そして入口のレジ脇に大量に陳列されて存在を主張していた「ぼた餅」です。
●大隅大川原駅へ
鉄道で小旅行の翌日は友人の車で出かけました。
どこに出かけようかとWebで調べていたら、この日はJR九州の観光列車「36+3」が鹿児島中央から宮崎に向けて走る日でした。
公式サイト
https://www.jrkyushu-36plus3.jp/
大隅大川原駅で停車し、地元のキッチンカーなどによるカフェなどでの「おもてなし」があるとのことでしたので行ってみることにしました。大隅大河原には13時25分くらいから約45分停車のようです。
https://363.buratakara.com/
大隅大川原駅は曽於市にある無人駅ですが、駅前には大きな銀杏の木がありその下に木のテーブルと椅子が設置されていて、趣きのある駅です。
また、曽於市公認キャラクターの赤い「そお星人」が「そおだね~」と語りかけている駄洒落のような看板があります。
「36+3」を初めて間近に見ましたが真っ黒でピカピカです。撮影すると自分の姿が映り込みます。
車体に「BLACK TRAIN」と表記があります。
委託駅長さん?や自治体の関係者の他に、地元の方と思われる家族が見学にきていました。
出発の時間が来て、みんなで手を振りお見送りです。
見送った後、そばにいた小学生低学年くらいでしょうか、男の子が「すごかったね!」と話しかけてきました。
「うん、すごかったね!」と二人で盛り上がりました。
列車を見送り、集まった人達も帰り、静かな駅に戻りました。
せっかくですのでキッチンカーで鹿肉と猪肉のジビエバーガーと、お茶屋さんの抹茶のかき氷をいただきました。
暑い日でしたので、あまり甘いと喉が渇きますので「あまり甘くないかき氷を」と聞いたら抹茶がおすすめとのことでした。
抹茶の風味があり、べたつく甘さもなく暑い日はぴったりでした。
銀杏の下のテーブルに座っていたら、どこからともなく一匹の猫がやってきました。
首輪をつけた猫ですが、尻尾をピンと立てて近付いてきます。
そして足元に来て、両足の間を8の字にスリスリしてきます。暫くスリスリしてからテーブルの下に座り目を閉じていますが、また暫くしてからスリスリ。
これを、友人と私の間で何度か繰り返しています。
猫が座っている時に写真を撮ろうとすると、気配感じるのかスッとこちらに近付きスリスリ。いや、写真を撮りたいのだけど。
こちらに近付いてくるのでテーブルの淵を回って反対側に行ってみたこところ、ついてきません。あれ?と思ったらテーブルの下をショートカットして足元に来ていました。賢いな。
もう一度テーブルの淵に沿って反対側に行きましたが、やはりテーブルの下をショートカット。賢いな。
近所のお宅で飼われている猫だと思いますが、初対面の人に近付いてくるところをみると、近隣でも可愛がられているのでしょうね。
大隅大河原駅を後にして、霧島山を見たりして戻りました。
この日の夕食は鹿屋の焼肉屋「こだわり館」で焼肉屋食べ放題と飲み放題です。
地域柄でしょうか、焼酎の種類が豊富なのが印象的です。
この日の宿は以前にも宿泊したコトブキホテルです。
変わった部屋の割り付けですが、朝食がホテルの隣にあるカフェで美味しいです。
車では回ったことはありますが、時間ができたら鉄道旅行もしたいですね。
西都城の方が街に近いので、高架化されてますね。
急行「えびの」は宮崎と博多を吉都線・肥薩線回りで結んだ急行で、日豊線回りより50キロほど短いので、それなりに力を入れていた時期がありました。
「架線の下を走る気動車」は、鹿児島-宮崎間の電化は遅かったのと肥薩線・吉都線乗り入れがあったので、電車ではなく、気動車による列車が結構あったことを言ってるのでしょう。
やはり、詳細なご旅行のレポートとっても楽しかったです。
鹿児島はかれこれ25年近く行ってないです。(鹿児島に友人がいます。)
鳥栖は数年前にw あははw 意外と小さな駅でびっくりしました。
「36+3」は、黒くてかっこいいですね~ そして顔に見えますね。
少年との盛り上がりの会話エピソード銀G3ABFさんのお人柄が~~! ほっこり致しました。
お食事の話ですが、かしわめし、同じマンションの友人が時々ご主人のご実家帰省後のおみやげとしてくれるんです。美味しいですよね~。現地でもいつか頂きたいです。
そして、回転ずし シェアのお話は、天才!と思いましたwあははw
最後の焼肉のお肉の上等そうなことwww 美味しそうです。
また、色々投稿されるのを楽しみにしていますね~。