ダイソー最大「ギガ船橋店」で100均ガジェット大発掘！ ちょっとレアなアイテムが意外とスゴかった

100円ショップの王様的存在、ダイソー。圧倒的な安さと品ぞろえを誇り、いわゆる「100均ガジェット」界でもトップを独走する会社です。

そんなダイソーの中でも、最も大きいお店が千葉県のJR船橋駅の近くにある「ギガ船橋店」。

地上6階建てのビルがまるまるダイソー、というダイナミックさ。そこに並ぶガジェットの数も他の店舗を圧倒しています。

その大きさは1,663坪（2021年4月現在）あり、他の巨大店舗の代表格である、アルカキット錦糸町店ですら968坪（2021年2月現在）なので、ギガ船橋店の規格外な大きさがわかります。

そこには、小さなダイソーではなかなか置いていない、レアなガジェットもあります。その中でも「気になる100均ガジェット」を丸ごと購入したら、思わぬ掘り出し物を見つけられるのでは？

というわけで、ギガ船橋店にやってきました。

千葉の地元に居たころはよく通っていたのですが、久しぶりに来るとその大きさをダイレクトに感じます。

広い店内を歩くと、ガジェット売り場が見えてきました。他のお店とは比べものにならないほどのスケール感です。

1階がメインのガジェット売り場ですが、2階にも電気小物などが並んでおり、吟味するのに30分以上かかりました。12品買っても4,735円。あらためて驚異的な安さです。

全国各地のダイソーにたびたび出没し、ほぼ毎日ダイソーに通う貧乏ライターの筆者もあまり見かけない、少しレアな100均ガジェットたちに、片っ端から手を着けていきましょう。

全てを紹介すると記事が長くなってしまうので、筆者がとくに気に入った税込110～550円までの商品をピックアップして紹介します。

妙に楽しい「ボードライト」

まず、キャッチーな商品が「ボードライト（220円）」です。

蛍光マーカーで書いた文字が光り、何度でも書き直しOKというスグレモノ。この値段で、果たしてどこまで楽しませてくれるのでしょうか。

このように、蛍光マーカーで文字を書いていきます。なお、蛍光マーカーは別売りなのでご注意ください。

電源はUSB Standard A（Type-A）で、つなげば点灯できます。

部屋の照明が点いていても、これくらいは目立ちます。さらに照明を消すと……

このように、勢いで書いてしまった、我ながら何なのかわからないメッセージが闇に浮き出てきます。

ひとしきり恥ずかしさを味わったあとは、（反省して）消すことも可能です。

このとき、白い汚れが残っていると、発光する際に目立ってしまうので、また全面が透明に戻るまでよく拭いてください。

そしてまたこのようにメッセージを書き直し、光らせることが可能です。

物価高騰により、生活レベルを一つ落としている筆者が、思わず心の声を書いてしまいました。

ともあれ暗闇で文字が光ると楽しくなりますし、何らかの催しで使うのもいいのではないでしょうか。

意外と温かい「カップウォーマー」

今回、とくに楽しみにしていたのがこの「カップウォーマー（550円）」です。USBでつなげば、カップに入れたホットドリンクを温かいままキープできる、寒い時期にはピッタリのアイテム。

ただし、USB出力で熱を出すパワーは限られているはず。どこまでカップを温かく保てるのでしょうか？

カップウォーマーは耐熱ガラス製、金属製、陶磁器製の底面が平らなカップに対応していますが、身の回りには意外と底面が真っ平らなカップは見つかりません。

そのため、比較的底面のへこみの少ないカップで代用しました。

現在の室温は21度くらいで、入れたての温かいコーヒーも、そのまま放置するとほんの20分もしたらぬるくなってしまいます。

これをカップウォーマーの上に置き、40分温かいままキープできるでしょうか？

そして……、40分が経ちました。おそるおそる飲んでみると……

入れたてのときよりはぬるくなっているものの、まだ温かさを保っていました。完全に平らなカップではないことを考えれば、思いのほか頑張ってくれている感じ。

この後もカップをウォーマーに置きつつ飲み進めましたが、最後までじんわり温もりを感じたまま飲めました。

手軽に大画面「スマホ拡大スクリーン」

うまく使えれば、リアルに役立ちそうと思って買ったのが「スマホ拡大スクリーン（220円）」。この価格で実現しているのはさすがです。

画面サイズは約7.7インチで、第5世代までのiPad miniの画面サイズ・7.9インチに迫る大画面になるとのこと。

試しに、画面の小さいスマホの代表格である、画面サイズ5.4インチのiPhone 12 miniで確かめてみました。セッティングは広げて、ただ置くだけでOKです。

すると……小さかったはずのiPhone 12 miniの画面がいっぱいに広がっています。本当にミニタブレットPCくらいの大きさで動画が再生できました。

何やら、子どものころに見た手品のような感覚で楽しめる、擬似的な大きな画面。

画面が引き延ばされた感はあったり、光が映り込んだりはしますが、「こういうもの」と思えばそれほど気になりません。

ちなみに、スマホでゲームをするならこちら。「スマホゲーム用ファン付コントローラー（550円）」です。

類似の商品は多く出ていますが、それが2,000円前後する中でこちらは550円。スマホをファンで冷却して快適動作を保ちつつ、手に熱が伝わらないので心地よくプレーできます。

使いやすい「携帯スタンド 吸盤タイプ」

「携帯スタンド 吸盤タイプ（110円）」は、アーム式ではなく、吸盤でスマホ・携帯電話を固定する珍しいスタンドです。

吸盤は意外と安定していました。アーム式のように装着時に手こずることもなく、かんたんに付けられます。外すときはスマホを回せばOK。

横向き←→縦向きにするのも容易です。

角度もすぐ変えられて、こんなアクロバティックな格好にもできます。

アーム式にはないメリットが多数ありますが、吸い付き方が悪いとずり落ちることもあるのでご注意を。これも自宅のガジェット箱にキープすることにしました。

「Bluetoothオーディオレシーバー」でワイヤレス化

続いては、2点一気に紹介しましょう。まずはその名も「ヘッドホン（330円）」という、シンプルな名前のアイテムです。

なお、こちらはグリーンオーナメント社による商品です。今回買った100均ガジェットで、ダイソー以外の他社メーカー名義のものはほとんどこの会社のものでした。

まず、こんな感じで装着して音楽を聴いてみました。

300円という価格ですが、ヘッドホンならではの音質で、音の広がりを感じます。低音域は控えめなので、ソフトの設定で低音を強くするとちょうどいい感じ。

ここでもう一つ紹介したい商品が、「Bluetoothオーディオレシーバー（550円）」です。

イヤホンやヘッドホンをかんたんにワイヤレス化できるアイテムで、スマホと直接つながなくても大丈夫。身軽に取り回しができます。

中身は親指より小さいくらいのレシーバーと説明書のみ。

このBluetoothオーディオレシーバーを経由して、ワイヤレスでヘッドホンと接続します。

胸ポケットなど、耳に近い位置にオーディオレシーバーを入れて、そこからヘッドホン（イヤホン）を伸ばせば、ワイヤレスで身軽にオーディオを楽しめます。

何らかの都合で有線イヤホン・ヘッドホンを使いたい人はぜひ。

地味にスゴい「ノートパソコンスタンド2P」

地味ですが、今回の中でも一番気に入ったかもしれないアイテムが、パソコンに貼り付けて使う「ノートパソコンスタンド2P（110円）」です。

これはその名の通り、ノートPCの底部のディスプレイ側に付けて使います。

一度適切な位置に付ければ、安定して使えました。

画面の位置が上がったので猫背になりにくいですし、それでいて、キーボードを打つ位置はそれほど上がっていないために、タイピングのしやすさもそのままです。

驚いたのは、PCの内部温度が目に見えて下がったこと。あくまで短い時間試した所感ですが、いつもより2～6度ほど低い温度になっている印象です。

PCの快適動作のためには、高熱は大敵。ノートPCの底面に空間ができると通気性が向上し、熱を発散できるそうです。このスタンドは、このままノートPCに着けておこうと決めました。

ただ、繰り返し貼るとテープの粘着力が落ちやすいので、狙いを定めて一発で貼ったり、何個か余分に貼ったりするとさらにいいと思います。

ちなみに、今回買ったUSBガジェットの全てが、充電器側の端子は「USB Standard A（Type-A）」でした。

最近はUSB Type-Cへの移行が進んでいると言われますが、まだ100均ガジェット界ではType-Aが主流のため、対応の充電器を残しておいたほうがよさそうです。

個人的に、小さなダイソーではあまり見かけなかった、知られざる100均ガジェットたち。東京近郊の100均ガジェットファンなら、ギガ船橋店に遠征しても損はないかもしれません。

値上げラッシュの今、ますます100均ガジェットの数々に生活を支えてもらいましょう。

※紹介したアイテムは1月初旬にギガ船橋店にあったものです。現在は欠品している恐れもあるので、ダイソーの在庫検索アプリを使って調べてみてください

編集：ノオト