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【SIM道楽】eSIMfly(4キャリア対応) vs EIOTCLUB(3キャリア対応)プリペ比較

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 先日来、既に ossi555さんご紹介の 2025.12.08「3キャリア対応のプリペイドeSIM」 https://king.mineo.jp/reports/325537 、そして okitaomoteさんご紹介の 2025.12.08「eSIMflyの1GB/7日プランが本当に4キャリア対応なのか試してみる」 https://king.mineo.jp/reports/325556
 の中に投稿されている、以下の「マルチキャリア・ネットワーク対応」SIMサービス

・ eSIMfly (4キャリア SADR 対応)
・ EIOTCLUB (3キャリア SAD 対応)

 この二つのプリペイドSIMサービスについて、iPhone SE3に eSIMインストールして 昼時混雑時(ウィークデー12:30頃)の状況について、使ってみた結果を比較してみました。

 まず、これら二種類のSIMサービスの "DNA" は以下の表のようになります。

eSIMfly_vs_EIOT_DNA_03.jpg

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 今回の「日本国内 マルチ・キャリア対応」SIMサービスについて、eSIMfly社と EIOTCLUB社の二社は ほぼ同様の形態でSIMネットワークサービスを提供しているものと思われます。その仕組みについて…役割を大きく分けると、①販社/ブランド、②SIMオペレータ/管理元、③ネットワーク接続元… というチーム構成からなっていました。

eSIMflyサービスの場合 :
------------------------------
(1)販社/ブランド : eSIMfly (Asteralink L.L.C‑FZ, ドバイ拠点の企業)
(2)SIM/eSIM提供元でSIMオペレータ/管理元) : Multi-Byte-Info Technology Ltd.社 (中国本土・香港での MVNO, 仮想移動体通信事業者、世界で 80カ国以上 をカバーする国際ローミング/通信網)
(3)4キャリアSIMのネットワーク接続元 : 3(Three)HK (Hutchinson Technology HK)

EIOTCLUBサービスの場合 :
------------------------------
(1)販社/ブランド : EIOTCLUB (米国企業、グローバル IoT/通信プラン提供会社)
(2)SIM/eSIM提供元でSIMオペレータ/管理元) : Webbing社 (イスラエル/米国/香港の企業で、グローバル MVNO/IoT 向け通信事業者 (MVNO)」で、世界 190 を超える国と 600 を超えるモバイルキャリア網にアクセス可能な “グローバル通信インフラ” を提供) 
(3)3キャリアSIMのネットワーク接続元 : CSL-HK


 次に、二つの SIMの、国内混雑時(ウィークデー12:30頃)のデータ接続パフォーマンスは以下↓の ようになりました。

OoKlaテストの条件は以下の通りです :
・スマホ : iPhone SE3(iOS 26.1)
・TGTサーバー: SoftEther Corporation
・12:30~12:45 (2025年12月10日(水))
・同一施設、同一場所

・eSIMfly (4キャリア対応)SIMの場合
・SIMオペレータ・管理元 : Multi-Byte-Info社

Ookla_sum_4CR_ED.jpg

( 画像クリック -> 拡大)

・EIOTCLUB (3キャリア対応)SIMの場合
・SIMオペレータ・管理元 : Webbing-USA社

Ookla_sum_3CR_EIOT_ED.jpg

( 画像クリック -> 拡大)


 以上の測定結果を一覧表にまとめると…

eSIMfly_vs_EIOT_1230_Performance_03.jpg

( 画像クリック -> 拡大)

 ということで、やはり昼時のネット混雑時の接続スピードは、eSIMfly SIMでは 2~3Mbpsで、EIOTCLUB SIMでは 10~35Mbpsといったところが限界のようでした。またどちらのSIMもネットワーク・オペレータの接続元キャリア(3HK-HK & CSL-HK)が香港ということで、PING値としては 100~200msという数値を示していました。
 また、バックアップとして持つ意味合いを考慮すれば、QRコード決済(PayPay)等の利用可否も見逃せない要素です。(とは言っても、いずれのケースもVPNを介すことでQR決済は可能になります)
 
 とまれ、どちらの SIMサービスも 日本国内では簡単な操作で 4キャリア/3キャリアが自由に選択切り替えて使いこなせるので、複数SIMを契約/維持する必要なく不測時のマルチ・キャリア対応が可能になるのは有難いマルチキャリア・サービスです。

 今回の SIM道楽は、様々なSIMの可能性を追求したいユーザー向け…、徐々に登場しつつある マルチキャリア対応SIMの「昼時混雑時」における実測比較結果のシェアでした。



3 件のコメント
1 - 3 / 3
kc_iOS9.2.1
kc_iOS9.2.1さん・投稿者
Gマスター

Ubigi_DNA_03.jpg

 追加情報シェアとして「2キャリア A/D 対応」SIMの Ubigi の "DNA"情報です。
kc_iOS9.2.1
kc_iOS9.2.1さん・投稿者
Gマスター

Ookla_sum_Ubigi_02.jpg

 また、過去の測定結果ですが、「2キャリア A/D 対応」Ubigi-Docomo, Ubigi-AUでネットワーク接続時の 国内混雑時(ウィークデー12:30頃)の接続パフォーマンスは ↑ のようでした。 昼時混雑時にも安定しているので使い易いですね。
kc_iOS9.2.1
kc_iOS9.2.1さん・投稿者
Gマスター

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余談になりますが~ eSIMflyに登場する「SIMオペレータ」の Multi-Byte-Info について~

 大分前のことになりますが、イタリア出張の際に MBブランド「Multi-Byte-Info」SIMカードを利用したことが有りました。結構パワフルに利用出来た記憶があります。既に MBブランドは見かけなくなり「Multi-Byte-Info」という響きが懐かしかったです。
 MBブランドは当時、SIMオペレータとして欧州圏/中東圏のカバーに「ISOC-IL (イスラエル)」を利用していました。 2018.04.23【海外SIM探訪】@イタリア編 (その2) DTAC "Sim Go! Inter" を使う https://king.mineo.jp/reports/34273
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