【SIM道楽】Ubigiの国内ネットワーク接続が ドコモと KDDIの ２キャリアに拡充

　これまで Ubigi (Transatel) SIMサービスは、Transatel社が ドコモ社の傘下になっていることから、国内接続ネットワークは Docomoのみとなっていましたが、いつの頃からかプラン更新にあわせて、 Docomoと KDDIの 2キャリアネットワークに接続していることを確認しました。

　Docomo回線と KDDI回線は ネットワークの手動設定で自由に選択が可能で、iPhone (iOS-18.7.1)、キャリアバンドル(Transatel 64.9)の選択画面では Docomo回線は「Ubigi」と表示され、KDDI回線は「KDDI(au)」と表示されます。
　また、ネットワーク手動選択後は、Docomo、KDDI(au)のいずれの場合でも回線のステータスバー上での表示としては「Ubigi」と表示されていました。(ただ、ネットワーク選択リスト上やステータスバー上辺りでの表示仕様は、iPhone, Android, 機種やOSリリースレベルによっても変わると思います…)

　今回の Ubigi と同様に、国内でマルチ･キャリア接続を提供していて接続品質の良好な EIOTCLUB ( D/A/S ３キャリア) SIMプランと併せて、eSIMの"DNA"を一覧にしてみました。( ↓ 画)

　どちらも「マルチ･IMSI」方式を採用しているので、MNO回線をそのまま利用していることから、ネットワーク接続の安定性は良好です。

　また偶然かどうか分りませんが、両SIMプランとも「Thales社」をeSIMプロビジョニング管理会社として利用している点も興味深いです。ネット調査してみると、どうやら Thales社は「マルチIMSI対応のeSIMプロビジョニング管理」を他社に先駆けて手掛けているようです。

　さらに、どちらのeSIMプランも年間(データ専用)プランを購入することで 2GB/月換算で 400円～550円ということで、月額料金的にも許容範囲でマルチ･キャリアが確保できる安心感は有難いです。

　以上、 2キャリア化した Ubigi の体験レポでした。一つのeSIMで複数 MNOネットワークへの接続を可能にするマルチIMSIは IOTの普及につれて多用される時期も近づいているのかも取れません。

　海外勢を中心とした eSIM機能拡充も日々着実に進化し続けているようなので、この先どんな展開が来るのか楽しみです。
　一方、常に後塵を拝する国産勢での次の期待としては 唯一、来春５月に予定されている 日本通信の「ネオ･キャリア」の登場でしょうか。。。マルチIMSIへのチャレンジなどあれば面白くなりそうなのですが……