【SIM道楽】お知らせメール「新登場:Ubigiは出張でもあなたをサポートします」はマルチ・IMSI
こんなタイトルで今日メールが飛び込んできた…!! Ubigi-eSIMについてはこれまで何度も海外出張の際に利用して来ているので、このキャッチの敢えて「新登場~」の言葉の意味は何なのかということで興味を持ってしまいました。
メールのリンクを辿っていくと、内容はどうやら、
・ローミングコストの削減
・セキュリティーを強化
・生産性を向上
↑ 画のような見出しとなっています。海外利用SIMサービスでこの3項目を特徴として謳うのは…つい先日、マイネ王掲示板でも投稿した「Webbing マルチ・IMSI ( ↓ URL)」の特徴とよく似ているように思います。 2025.07.21【SIM道楽】EIOTCLUB・3キャリア対応・プリペイドに見る「マルチ・IMSI」って何? https://king.mineo.jp/reports/314646
そこで ChatGPTに聞いてみました。
【 Q 】: Ubigi for Business の仕組みは?
【 A-1 】: 【Ubigi for Businessの仕組み・構成】について
● eSIMとマルチIMSI技術
UbigiはマルチIMSI(Multi-IMSI)SIM技術を使っています。1つのeSIMに複数のIMSI(通信事業者識別情報)を搭載。地域に応じて最適な通信キャリアに自動切り替え。通常のローミングよりコスト効率・接続安定性が高い。
● グローバル接続
190か国以上でのローカルキャリア接続が可能。各国の主要MNO(NTT、AT&T、Orangeなど)と提携。
● 専用管理ポータル(管理ダッシュボード)
Ubigi for Businessには企業向けポータルがあり、以下が可能:
・デバイスの接続状況の監視
・データプランの割り当てや変更
・請求や使用状況のトラッキング
・eSIMプロファイルの即時アクティベート・切替
● セキュリティ対策
IMSIの動的切替により追跡リスクの低減。通信はVPNやAPNを通じてセキュアに管理可能。eUICC規格に準拠したeSIM技術で、リモートでのプロファイル配信も可能。
【 A-2 】 : 【メリット】
● 各国でローカル接続 → 通信品質・スピードが安定
● ローミング料金より安い(マルチIMSIが理由)
● 一括管理でスケーラブルに展開可能
● eSIMで物流不要・即時開通
これらから見て、やっぱりね~ マルチ・IMSIという仕組みの中でのサービスの特長そのままのように見えますね~ ということで、更に再確認の意味で次の質問をしてみました。
【 Q 】: Ubigi businessはマルチローミング方式ですか、それともマルチIMSI方式ですか?
【 A 】: Ubigi for Business は「マルチIMSI」です
● 仕組みの概要: UbigiのSIMカードまたはeSIMには複数のIMSI(加入者識別番号)が格納されており、地域や接続状況に応じて、最適なIMSIを自動的に切り替えることで、各国のローカルキャリアに近い形で通信が可能になります。
● これは、通常の「ローミング方式(=単一IMSIで他国MNOに接続)」とは異なり、複数IMSIを使い分ける仕組みです。
おおお、なるほどーこれまた やはり「ローミング(=単一IMSIで他国MNOに接続)」とは異なることがハッキリ説明されてます。
さらに【 補足情報 】として、Ubigiの親会社 Transatel(NTTグループ) に関しては…
● 欧州・アジア・米国などの通信事業者と直接契約しており、独自にIMSIを保持・配信しています。
● eSIMの遠隔プロビジョニングにも対応し、法人顧客がリモートでIMSI切替を管理できます。
● Ubigi vs 競合比較:マルチIMSI/eSIM IoT通信事業者としては下表( ↓ )のような各社が挙げられます。
やはり先日の Webbingと同様、マルチIMSIの主要なサービス提供社として登場しているということでした。
話は飛びますが~以前、「Ubigi 2GB/月 x 12ヶ月プラン」を利用した際に、何とも不思議な現象が見られました。それは iPhoneを使って Ubigi ( SIM提供元PLMN=901-37) にもかかわらず、国内でドコモネットワーク( 440-10)に接続する際に
・「ローミング設定=オフ」「オン」どちらでも難なくネットワークに接続出来た
・「PayPayのキャッシュレス決済」でエラーとならなかった
・ 他SIMのAPN構成プロファイルを残したままでも、Ubigi接続の妨げにはならなかった。
等々の経験です。通常、SIMの提供元が外国(PLMN=海外)のSIMの場合に、国内のネットワーク接続には「ローミング設定=オン」の設定が必要となり、そして PayPayを含む多くの「キャッシュレス(QR)決済」ではアプリの起動エラーが発生し、その利用が制限されるという不都合がありました。しかし、Ubigiの国内プランでは、これら、いずれの不都合も発生しなかったわけです。( ↓ 画参照 )
<<参考投稿>> 2023.02.03【SIM道楽】国内用 Ubigi-eSIM年間プラン(2GB/月x12カ月=$38)を開始してみた https://king.mineo.jp/reports/221307
このことから、今になって改めて考えれば、少なくとも Ubigiの国内プランでは ドコモ回線への接続はローミングではなく、ローカルIMSIによるネットワークへの直接接続となっていたものと理解することで、全てが納得のいく現象だったように思います。
さてさて、今回「Ubigi for Business」の新登場のお知らせメールを受け取って、また、EIOTCLUBプリペイド・3キャリア対応・SIMサービスの年間プランを使い始めたことで、改めて『ローカル・IMSI」や「マルチ・IMSI」と言った仕組みを新たに体験するとともに、現状は未だビジネス領域中心のようですが、その展開が身近なところでも始まっていることを実感しています。
「接続の安定性」「セキュリティー向上」「遠隔操作による切替え」「緊急時の自動フォールバック」というキーワードから、当初は IOT関連(管理/自動制御)機器への展開が主だったかと想像しますが、今後は表題の「プライベートもビジネスも…」というように、徐々にその裾野を広げて行くであろうことは想像できます。
この辺り、国内でサービス提供社として名前が挙げられているのは 今のところ(私の拙い知識の及ぶ範囲では…) SORACOM社さん だけかと思いますが、SIM(モバイル)サービス・ビジネスを新たな領域まで拡張して行くことを目指すプロバイダーであれば、こういった新しい機能を持ったサービスへの展開も必要になってくることでしょう。
ということで、前回に続いて「IMSI」,「マルチ・IMSI」に関連するSIM道楽でした。
「そんなこと知らなくたってスマホは使えるよ~」というユーザーの意見も もちろん正論。
さりとて 遊び半分、興味半分、飽くなき探求心を楽しみつつ、ここまでSIM道楽にお付き合い頂けたなら有り難いです。






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【 Q 】「Ubigi eSIMを日本で使用する際に、ローミング設定をオンにする必要がありますか?」
【 A 】はい、Ubigi eSIMを日本で使用する場合、基本的に「ローミング設定はオンにする必要があります」。
● 理由:UbigiはマルチIMSIでも「ローミングとして扱われる」ことが多い
● Ubigi(Transatel)のSIMは、現地の通信事業者(例:NTTドコモ、KDDIなど)と直接MNO契約していない場合、
たとえ日本用IMSIが組み込まれていても、端末側では「ローミング接続」と認識されることが多く、ローミング設定をオンにしないとデータ通信ができないケースがあります。
● Ubigiが日本MNOのIMSIを使用しており、かつ完全ローカル接続扱いになっている場合は、ローミング不要な場合もありますが、ごく限定的です。
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【 Q 】「Ubigi for Businessの活用事例は?」
【 A 】活用分野
● 使用例
自動車 : テレマティクス、車内Wi-Fi(BMW、Jaguarなど)
● IoT機器 : センサー、カメラ、産業機械の接続
● モバイル業務端末 : グローバルな社員用ノートPC・スマホ接続
● トラベルWiFi グローバルWiFi端末のOEM・ホワイトラベル提供

因みに、過去に測定したウィークデー 12:30頃 の Ubigiのネットワーク(Docomo)の接続パフォーマンス ( Ubigi for Businessではありません~!!)
先日 7/11(金) 16:00頃の EIOTCLUB・プリペイド・3キャリアのネットワーク(Docomo/au/SoftBank)の接続パフォーマンス