【SIM道楽】楽天G株主優待SIMで Link_Office (最新版)のSIM分離利用は可能でした

　楽天G株主優待SIMの利用も二年目に入り、自分のスマホ環境では使い切れない 30GB/月というデータ容量ですが、有り難く使わせてもらっています。個人的には非公開の電話番号による Link_Officeはほぼ使い道のないものと思っていましたが、発信者番号通知さえあれば、使い道もあろうかと「いつか来た道(笑)」楽天Linkの(SIM)分離利用を、楽天G株主優待SIMの Link_Officeでも再現すべくやってみました。結果、問題なく利用できることを確認しました。

　以下、楽天G株主優待SIMを使った「Link-Office分離利用」について、Androidと iPhoneを使って行った二つのケースでの検証結果をシェアします。

【CASE-1】Androidスマホ編 : 使用スマホの構成…
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(A) 音声通話スマホの構成
・Xiaomi Mi 11 Lite 5G
・SIM1= povo2.0 (有効)
・SIM2= Rakuten(プリぺイド/MNO版(注*1) (有効)
・Link_Office (最新版=V2.21)
(注) *1 : Calendar World 楽天プリペイドSIM 3GB/12ヶ月, 海外1GB/月, SMS受信可能(MNO版-法人仕様)

(B) 株主優待SIM認証用のスマホ構成
・Xiaomi POCO f6 pro
・SIM1= povo2.0 (有効)
・SIM2= 楽天G株主優待SIM (有効)

↑この状態から…株主優待電話番号のSIM認証します
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① (A)機の Link_Officeを起動すると株主優待SIMの電話番号の入力が求められる
② (A)機の Link_Officeに(B)機の株主優待SIMの電話番号を入力する
③ 認証番号のSMSが(B)機の株主優待SIM(標準SMSアプリ)に届く
④ 届いた認証番号を(A)機に戻って入力する
⑤ (A)機の Link_Officeが認証されて優待電話番号の利用が可能になる
⑥ (B)機のSIM2= 楽天G株主優待SIMは、(B)機から外して 任意のデバイスで独立利用が可能

つづいて、(A)Android機の Link_Office発信者表示について…
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(A)機(Android)の Link_Officeから通話発信する際に…発信者番号表示させるには
⑦ (A)機の SIM2を「通話のデフォルト」に設定(必須) <=【重要】
⑧ (A)機の SIM1 or SIM2を「データ通信デフォルト設定」
➈ WiFi＝については「オン または オフ」 (どちらでも可)

結果、⑦の『SIM2を「通話のデフォルト」』に設定することで、受信者側で 発信者番号が受信者側に正しく表示されるようになりますが、『SIM2を「通話のデフォルト」』の設定をしない場合には、受信者側で 発信者番号が全て「非通知設定」として表示されました。ここまでの結果を表にまとめると、以下 (↓ )のようになります。

【CASE-2】iPhoneスマホ編 : 使用スマホの構成…
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(A) 音声通話スマホの構成
・iPhone SE3
・SIM1= povo2.0(eSIM) (有効)
・SIM2= Rakuten(プリぺイド/MNO版(注*1) (有効)
・Link_Office (最新版=V2.19.0)
(注) *1 : Calendar World 楽天プリペイドSIM 3GB/12ヶ月, 海外1GB, SMS受信可能(MNO版-法人仕様)

(B) 株主優待SIM認証スマホの構成
・Xiaomi POCO f6 pro
・SIM1= povo2.0 (有効)
・SIM2= 楽天G株主優待SIM (有効)

↑この状態から…携帯電話番号をSIM認証します
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⑩ (A)機の Link_Officeを起動すると株主優待SIMの電話番号の入力が求められる
⑪ (A)機の Link_Officeに(B)機の株主優待SIMの電話番号を入力する
⑫ 認証番号のSMSが(B)機の株主優待SIM(標準SMSアプリ)に届く
⑬ 届いた認証番号を(A)機に戻って入力する
⑭ (A)機の Link_Officeが認証されて優待電話番号の利用が可能になる
⑮ (B)機のSIM2= 楽天G株主優待SIMは、(B)機から外して 任意のデバイスで独立利用が可能

つづいて、(A) iPhone機の Link_Office発信者表示について…
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(A)機(iPhone)の Link_Officeから通話発信する際に…発信者番号表示させるには
⑯ (A)機の SIM2を「データ通信デフォルト」に設定(必須)
⑰ (A)機の SIM1 or SIM2を「通話のデフォルト設定」
⑱ WiFi＝については「オン または オフ」 (どちらでも可)

【 結果 】⑯の『SIM2を「データ通信デフォルト」』を設定することで、受信者側で 発信者番号が受信者側に正しく表示されるようになりますが、『SIM2を「データ通信デフォルト」』の設定をしない場合には、受信者側で 発信者番号が全て「非通知設定」として表示されました。ここまでの結果を表にまとめると、以下 (↓ )のようになります。

最終的に…
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(A)機の Link_Officeは、楽天G株主優待SIMが無くても、Rakuten(プリぺイド/MNO版(注*1)で代替することで、Link-Officeによる無料通話が可能となります。

その一方で、
(B)機の 楽天G株主優待SIMは、⑥ ( or ⑮)ステップ以降、取り出して任意のデバイスに搭載することで「通話/SMS利用」と「データ通信利用」のいずれも可能となっていることを確認しました。

　また、SIM1、SIM2ともに機内モードにした場合でも、WiFi=オンにしてあれば Link-Officeから通話発信することが可能ですが、Android機発信、iPhone機発信ともに受信相手先では「非表示設定」と表示されます。

今回、Link_Officeと優待SIMとの分離利用を可能にするために「楽天G株主優待SIM」の「ダミー」として「Rakuten(プリぺイド/MNO版(注*1 法人仕様)」を利用したことで、分離利用が可能になりましたが、「Rakuten(プリぺイド/MNO版(注*1)」の代わりに「楽天モバイル･最強プランSIM(個人向け)」を「ダミー」として使った場合には、ステップ②( or ⑪)の認証のための電話番号入力が出来ず、利用は不可でした。
　これは、Link_Officeを利用できるのは「法人向け 楽天SIM…」と制限されていることによると考えられます。

　このように、分離利用を可能にするには不可欠な「ダミー」SIM(eSIM)ですが、他のSIM/eSIMが利用できる方法は無いものか、今後の検証課題となります。


　以上、今回は、二期目を迎えた「楽天G株主優待SIM」ネタですが、「30GB/月/無料」のより効果的な使い方を求めての SIM道楽 でした。
　ここまでお付き合い頂けたのであれば幸いです。