【SIM道楽】RLink(デスクトップ)と分離型RLink(Android)の「紐付け連携」体験レポ
遅れに遅れていた三年越しの~R-Link(デスクトップ版)。やっとのことで去る8月2日にβ版としてのリリースがされました。ということで、早速、現在利用中の楽天UnLimit"最強プラン"と連携して利用体験してみることにしました。
当方は R-Unlimit SIMは iPhone に挿して「データ通信利用」、R-Linkアプリは Android(Xiaomi Mi11 Lite5G)上で利用することで「SMSと音声通話」を別デバイスで利用する「R-Link分離型」という使い方での利用を現在まで継続しています。
<<補足>>
Androidスマホと iPhoneで R-Linkを利用した場合の違いについては…… iPhoneとAndroidでの利用を比べると、R-Linkを利用する場合に iPhoneでは「SMSの送受信」や「音声通話の発着信」において使用条件や環境による制約や有料課金が発生するということです。
なので、当方としては R-Linkによる「SMSと音声通話」部分をR-Unlimit SIMから分離して別デバイスの Androidスマホで行えるようにしています。
R-Link(デスクトップ)にRLink(Android)分離型を「紐付け連携」するためのステップ
*** 事前準備編-1 : 使用した機材 ***
①Androidスマホ (Xiaomi Mi11 Lite5G)
・Android 13
・SIM1=povo2.0
・SIM2=Ubigi(ドコモ回線)
・R-Linkアプリ(Android版)=V2.13
②iPhone SE
・iOS 16.5.1(C)
・SIM1= R-Unlimit (SIMカード) / 回線開通済み
・SIM2= どれでも可
・R-Linkアプリ 不要
③Windows 搭載のPC (Lenovo-YOGA)
*** 事前準備編-2 : R-Link分離型作成 ***
以下①~⑦は Android、iPhoneを使ってRLink分離型を作る手順です
①iPhone にR-Unlimit SIM(電話番号=070-1234-5678)挿入する
②Android Xiaomiに R-Link V2.13(apk)をインストール
③Android XiaomiのR-Link V2.13を起動する
④Android Xiaomiで 電話番号が要求されるので(070-1234-5678)を入力する => 認証コードが発行される
⑤iPhone 側に認証コード(SMS)が届く
⑥Android Xiaomiに ↑ ⑤に届いた認証コードを入力する
⑦Android Xiaomiで R-Link V2.13の利用可能(ログイン完了)になる
この状態⑦まで完了することで Android、iPhoneでそれぞれ以下のことが可能になりました。
・Android Xiaomi のR-Link(V2.13) では SMS送受信、音声通話の無料送受信が可能
・iPhone R-Unlimit SIM(電話番号=070-1234-56784)を使うことで・データ通信が可能、・SMS発信(標準アプリ・有料)が可能、・音声通話発信(標準アプリ・有料)が可能、・ただし、SMS、音声通話 ともに 標準アプリへの着信は不可 となりました( Android機( R-Link)に着信する)
*** R-Link(デスクトップ)導入・連携編 ***
今回8月2日、R-Link(デスクトップ)がリリースされましたので、(SIMとR-Linkアプリは別デバイスに搭載している) R-Link分離型を有効に保ったまま、PCからも「SMSと音声通話」の利用を可能にすべくトライしてみました。
以下⑧&⑨は、R-Link(Android)分離型を保ったまま PC用 R-Link(デスクトップ)を追加(「紐付け連携」)する手順になります。
基本的に楽天モバイル・ウェブサイト https://service.link.link/desktop/?scid=su_15872 に示されている「Rakuten Link デスクトップ版のはじめかた」と同様手順ですが、唯一注意が必要なのは、PCに表示された QRコードを読み取るスマホとしては、R-Unlimit SIMを搭載しない⑦のAndroidスマホ (Xiaomi Mi11 Lite5G)の R-Link分離型アプリからの読み込みを実行するということになります。
⑧ PCに R-LinkD(デスクトップ) アプリのインストール
⑨ PCで R-LinkD(デスクトップ) アプリを起動してQRコードをXiaomiのR-Link(V2.13)で読み込む => PC<->Xiaomiの「紐付け連携」を完了する
この状態まで完了することで PC, Android、モバイルWiFiデバイスの各々で以下のことが可能になりました。
[a]・{PC}では R-Link(デスクトップ) から「SMS送受信、音声通話の無料送受信」が可能
[b]・{Androidスマホ(Xiaomi)}では R-Link(V2.13) から「SMS送受信、音声通話の無料送受信」が可能
[c]・{iPhone}では R-Unlimit最強プランSIMの「データ通信」が可能
尚、追記事項として、[c]の{iPhone}に挿入されている「R-Unlimit最強プランSIM」は抜き取って保管したり、他のデバイスに差し替えたりして使用しても、[a]と [b]の挙動に影響を与えることは有りませんでした。
これより以下、実際に「 R-Link(デスクトップ)+R-Link分離型」を利用してみて気が付いた点を「特記事項」として書きします。
"特記事項 #1"
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R-Link(デスクトップ), R-Link(Android)のSMS送受信、音声通話発着信のいずれのケースでも相手先では正常な着信表示を確認しました
"特記事項 #2"
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R-Link(デスクトップ)利用の際に、PCと Androidスマホは同一の WiFiネットワークに接続している必要がありますが、同一ルーター管理下であれば、異なるSSID(または2.4GHz/5GHz)であってもR-Link(デスクトップ)は問題なく稼働していることを確認しました。
"特記事項 #3"
------------------
⑦完了後、iPhone内に挿入されている R-UnLimit SIMは、iPhoneから取り出して、他のスマホに挿したり、他のポケットWiFiに挿してデーター通信用SIMとして流用することが出来ることを確認しました。
"特記事項 #4"
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⑨完了後、AndroidのR-Linkをログアウトすると、PC用 R-Link(デスクトップ)もログアウトされることを確認しました。
"特記事項 #5"
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R-Link(デスクトップ)の利用条件としては、
・Windows-10以上
・iOS版R-Link V2.14.1以降
・Android版R-Link V2.16以降
と記載されていますが、当方の場合には
・Windows-8.1
・iOS版 R-Link V2.14.1
・Android版 R-Link V2.13
を使用しましたが、正常に稼働しました。
"特記事項 #6"
------------------
R-Link(デスクトップ)から「R-Link未使用の相手先」に 音声通話発信を行うと、同じWiFiに接続しているにも拘わらず、しばしば…
「PCと楽天モバイル端末が同じWiFiネットワークに接続されていることを確認してください」
という、↓ 画のようなメッセージが表示されます。
これはエラーメッセージではなく、「同WiFiネットワークの接続確認中」ということなので、暫くそのまま待つことで接続されます。ダメな場合には↓の"特記事項 #7"に示すような エラーメッセージに変わります。
"特記事項 #7"
------------------
R-Link(デスクトップ)から「R-Link未使用の相手先」に 音声通話発信、SMS発信、を行うと、同じWiFiに接続しているにも拘わらず、しばしば…
「このユーザーには連絡できません…PCと楽天モバイル端末が同じWiFiネットワークに接続されていないため"xxxx-xxxx"に連絡できませんでした。Rakuten Linkをご利用出ないユーザーに連絡するときは同じWiFiに接続して下さい」
という、↓ 画のようなエラーメッセージが表示されます。
同じWiFiに接続していることは確認済みなので、このエラーメッセージが表示されたなら、私の場合、一旦PCのWiFi接続を「オフ/オンを一度(or繰返し)」することで接続確認が完了するようで、SMS発信、音声通話発信を行うことができました。
個人的な感覚ですが、現行 R-Link(デスクトップβ版)では「同じWiFiネットワークへの接続確認~」プロトコルでの不安定性が残されているように思います。RCSによる拡張性は楽しみな領域なので、早期な更新版リリースを期待したいところです。
【 最後に 】
実際にR-Link(デスクトップ)からの発信結果。
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音声通話発信テスト
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・音声通話・着信相手先では正常に電話番号表示されました。
・050IP電話宛て、090携帯電話宛て、いずれも問題なく発信することが出来ました。
SMS発信
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・SMS・受信相手先では正常に電話番号表示されました。
・国内・携帯電話宛て、海外電話宛て(+63)、いずれも問題なく無料発信することが出来ました。
国内、海外の宛先に「無料送信」できました♫
以上、いつもながらのニッチな話題。興味ある楽天リンク・フェチ・ユーザー向け『 RLink(デスクトップ)とRLink(Android)分離型の「紐付け連携」体験レポ 』でした。
まだ利用実績も数日間しか経っていないので、誤解や記載内容間違いもあるかもしれません。参考にされる場合には各自の「自己責任」ということでお願いします。
「紐付け連携」後の R-Link(デスクトップ版)の利用に際し、紐付け相手が「Androidスマホ」だった場合と「iPhone(iOSデバイス)」だった場合による機能の差異です。
R-Link(デスクトップ版)をPCにインストールして利用開始するときに、 QRコードを「対応するスマホの R-Link」アプリの「QRコードを読み取る」機能を使って読み取ることの意味は…
「R-Link(デスクトップ版)」と「対応するスマホの R-Link」を「紐付け連携」する(一心同体)ことです。なので、「対応するスマホの R-Link」をログオフすると、「R-Link(デスクトップ版)」も強制ログオフされます。再開するには、また最初からQRコードを使って「対応するスマホの R-Link」を「紐付け連携」し直す必要が発生します。
基礎編 : Rakuten Link アプリのログイン挙動
・iPhone版 R-Link のログイン要件 => SIM認証 (ログイン時に「楽天Un-Limit SIM/eSIM」がスマホ内に存在している必要があります)
・Android版 R-Linkのログイン要件 => SMS認証 (ログイン時に発行されるSMSコードを受信/入力することでログイン認証します)
私はこれまでV2.1.13を使っていましたが「アプリを更新する」が出て使えなくなっていました。また、最新のV2.16は電話番号の書き換えができません。
V2.13を使うのがミソですね。APKがAPKPureになく少し心配でしたが、他のサイトからダウンロードしてインストールしたところ、分離運用が復活しました。
ありがとうございます。感謝感激雨あられです(^o^)
>> えでぃ@🔋100% さん
>V2.13を使うのがミソですね…はい、まさにそう言うことなのです。このポイントが末永く塞がれないことを切に祈るばかりです~(笑)
楽天リンク仕様に関していえば、iPhone版よりAndroid版の方が、使い勝手、利用価値、とも圧倒的にに優れていると思うので、iPhoneメイン・ユーザーの当方としても Android版を使わない手はないわけで、いきおい「分離型」利用に活路を見出しているわけです。
さらに、無料通話、無料SMS(国内外)については他キャリアの追随できない「最強」ポイントの一つだと思うわけです。
>> kc_iOS9.2.1 さん
しかもこの分離運用だと、Wi-Fiでもモバイルデータ通信(もちろん楽天モバイル以外の回線)でも非通知にならないメリットがあります。楽天モバイルSIMの入ったスマホでRakuten Linkを使うときは「通話を楽天モバイルSIMに指定」しないと非通知になってしまいます。
>> えでぃ@🔋100% さん
>Wi-Fiでもモバイルデータ通信(もちろん>楽天モバイル以外の回線)でも非通知に
>ならないメリットがあります
そそそ、そうなのです。
以前、『【SIM道楽】楽天Link発信が番号非通知となるデュアルSIM/WiFi組合せ検証@Android編』←このスレで紹介したのですが、WiFi環境やSIM構成にとらわれず、番号着信表示されるというメリットがあります。
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/226286/comments/4284319/reply#comment_section
>> kc_iOS9.2.1 さん
私のテストでは、デュアルSIMで一つが楽天モバイルSIMのとき、最新のV2.16だと「通話を楽天モバイルSIMに設定」したときだけが非通知にならず(通信手段は問わず)、他は全て非通知になりました。端末の機種やOSバージョンの違いまでは検証していないので間違っているかもしれませんが。
>> えでぃ@🔋100% さん
>最新のV2.16だと「通話を楽天>モバイルSIMに設定」したときだけが
>非通知にならず(通信手段は問わず)、
>他は全て非通知になりました。
バージョンを更新に際し、ユーザーに関連する仕様変更がある内容であってもそれを明示しないところが楽天の悪評を買うところですね。
【 PMにて複数質問を頂いたのでシェアします 】
[ Q ] : PC R-Link(デスクトップβ版)を使って音声通話発信、SMS発信しようとして表示( ↑ 画参照)されるエラーの対処法。
[A-1] : まず、PCとスマホが「同一WiFi環境」に居ることを確認する ネットワーク管理ルーターが同じであれば、異なるSSIDであっても、2.4GHz/5GHzが異なっていても「同一WiFi環境」として稼働する
[A-2] : ②PCとスマホが「同一WiFi環境」であることが確認済みにもかかわらず、エラー表示される場合には ==> PC または スマホのWiFi接続を「オフ/オン」してみた後、再度の発信操作を実行することで発信が可能になる場合が多い。
>> kc_iOS9.2.1 さん
個人的な感覚ですが、現行 R-Link(デスクトップβ版)では「同じWiFiネットワークへの接続確認~」プロトコルに未だ不安定性が残っているように感じています。デスクトップPCが wifi ではなく、同一wifiルーターから
有線接続された場合では、やはり動きませんか!?
>> jayaiH3@長期休みは?正月待つ さん
>デスクトップPCが wifi ではなく、>同一wifiルーターから有線接続
>された場合…
実際に実験して確認してみました。
結果 : 「PCを同一wifiルーターから有線接続した場合」⇒ 電話もSMSもPC R-Link(デスクトップ版)から問題なく発信出来ました。
やはりキー条件は「PCとスマホを同じ管理ルーター下で利用」ということになりそうです。(2023.8.08 現在)
jayaiH3のお問合せのお陰で、また一つ前進です♫
追加情報 : 朗報です !!
[ Q ] : PC R-Link(デスクトップβ版)を使って音声通話発信、SMS発信しようとして表示されるエラーの対処法 (前述コメの [A-1], [A-2]に続く)
[ A-3 ] 課題となっていた「不安定なエラー表示」は、どうやらスマホ側の「ウェイクアップ状態」に関連しているように感じたので、スマホの「自動スリープ」に切替わる時間設定を、これまでの「1分間」から、試みとして「10分間」に設定変更してみました。そうしたところ、何と何と~音声通話/SMS発信時のエラー表示は激減~♫ ♬
「接続確認~」プロトコルの不安定性と見えていたものは、「自動スリープ」や「自動画面ロック」、または「バッテリーセーバー」等の省エネ設定に影響されるようです。各ユーザーは自分の使い方に合わせた設定にすることが必要かも。。。
povo2.0さんのアプリから「おともだち紹介プログラム」のコードをシェアしたら、タイミングがよかったのか、6GBもらえました。なので、iPhoneに入れてた楽モバ・プリペイドをPixel7に移して、Rakuten Link の分離利用(最強SIMは、モバイル・ルーター運用)をやってみました。
iPhoneだと発信はできても、着信不可だったのが、Androidだと着信も可能なんですね。SIMの入ってないスマホでLinkの発着信が可能になりました。
なお、この環境だと、通話とSMSの優先をRakuten(Prepaid)に指定しないと、Wi-Fiオンオフに限らず非通知発信となります。表の結果と同じでしょうか?
モバイル・ルーターはワイモバイルのA102ZTなんですが、お知らせ着信可能なので、SMSの受信が可能かなと思ったけど、無理でしたねw 認証コードは、別のAndroidスマホで受けました。
表題の楽天LINK デスクトップ版ですが、こちらも問題なく再認証できました。iPhoneだと通知をタップしないと発信出来ませんが、Androidは便利っすね。
>> たかやす@juantonto さん
Rakuten Link の分離利用、成功おめでとうございます。この場合は「通話とSMSの優先Rakuten(Prepaid)に指定」は不可能ですよね?
分離運用の場合は、データ通信手段が何であっても電話番号通知になります(Rakuten Link 2.13を使用)。
>> えでぃ@🔋100% さん
そう。プリペイドはSMSできても通話とLinkはなし。でも設定上、povo2.0(eSIM)へ指定しておくと非通知なんですよ。Pixel7独自の動きかもですね。
>> たかやす@juantonto さん
ちょっとわからないのですが、分離運用をしているのがPixel 7で、povoとどこかのプリペイドか入っているのですか?Linkは2.13ですか?私もPixel 7(SIMはIIJmio タイプA+mineo Dプランシングル)とLink 2.13で通話はIIJmioに指定した分離運用で、問題なく番号通知されました。
>> えでぃ@🔋100% さん
Pixel7にpovo2.0 eSIM と Rakuten Prepaid です。Linkは今日インストールしたから最新。当方、旧バージョン使うの嫌いなので、すぐにアプデします。Pixel7も最新のセキュリティアップデートを施してますね。あ、無効化してるけど、Ubigi eSIMも入ってます。
>> たかやす@juantonto さん
Linkの最新バージョンは楽天モバイルSIMを通話デフォルトにしないと非通知になりますね。>> えでぃ@🔋100% さん
通話非対応なSIMなのに🤣mineo Sプランでも、SMSなしシングルなのに、デフォにしないと挙動のおかしなアプリがありました。
>> たかやす@juantonto さん
>通話とSMSの優先をRakuten(Prepaid)に>指定しないと、Wi-Fiオンオフに限らず
>非通知発信となります
はい、その通りです。Pixel7特有と言うことではないと思います。R-Linkのバージョンが最新(v2.13より新しいバージョン)の場合には「楽天SIMを[デフォルト音声回線]=有効」にしておかないと、WiFi=オン/オフに関係なく着信先で「非通知発信」と表示されます。R-Linkのバージョンが 2.13 でない場合には「着信通知」の表示コントロールがなかなか面倒なのです。↑表の通り
詳しくは、以下のスレが参考になるかと思います。
2023.03.11【SIM道楽】楽天Link発信が番号非通知となるデュアルSIM/WiFi組合せ検証@Android編 https://king.mineo.jp/reports/226286