日本郵便 ヤマト運輸を提訴 配達委託見直しで120億円請求
日本郵便がヤマト運輸からの一方的な配達委託見直しに対して配達委託見直しで120億円請求をしました
日本郵便が悪いような書き方が多いですが実際の経緯は下記のとおりです
ヤマト運輸には
1)宅急便
2)宅急便コンパクト
3)ネコポス
4)クロネコDM便
というサービスがあり
日本郵便には
1)ゆうパック
2)ゆうパケットプラス
3)ゆうパケット
4)ゆうメール
というサービスがあります
利用している人はご存じだと思いますが
ヤマト運輸のネコポスは 原則翌日配達ですが
日本郵便のゆうパケットは 3日~1週間程度かかります
(陸便・船便のため)
このうち小さな荷物の
ネコポス を クロネコゆうパケットに
クロネコDM便 を クロネコゆうメール
に変え
ヤマト運輸の営業所が引き受け
日本郵便の郵便局が配達を行う
というサービスを昨年10月から始めました
(東京都内を除く)
この件について配達が遅いとヤマト運輸が日本郵便に
言っているのですが遅くなるのは当たり前なのです
なぜ昨年ヤマト運輸はこのようなことを日本郵便に
打診したのかというと「ネコポス」や「クロネコDM便」など
小さな荷物は「クロネコメイト」という個人事業主の人が
配達していましたが
「消費税のインボイス制度」が昨年10月から始まると インボイスに登録していない個人事業主にかかる消費税は ヤマト運輸側が被らないといけない税制が出来ました
クロネコメイトの消費税はかなりの額となるためそれをコストと考えた上層部が
日本郵便はインボイス登録事業者なのでそこに委託すれば
その消費税に負担が減るからとクロネコメイトを一斉に解雇した言うのが本音です
こんなところにも財務省の消費税税制の影響がでています
提訴した件についていろいろな情報がネットニュースやテレビで流れていますがヤマト運輸及び日本郵便の公式情報は下記ホームページです
【参考文献】
■一部報道について(ヤマト運輸公式)2024.12.18
https://www.yamato-hd.co.jp/important/info_241218_1.html
■「持続可能な物流サービスの推進に向けた基本合意」の進捗状況およびヤマト運輸に対する損害賠償等請求訴訟の提起について(日本郵便公式)2024.12.23
https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2024/00_honsha/1223_01.html
追伸
ヤマト運輸の「ネコポス」は
メルカリでは「らくらくメルカリ便」
Yahoo!オークション、Yahoo!フリマでは「おてがる便(ヤマト運輸)」
日本郵便の「ゆうパケット」は
メルカリでは「ゆうゆうメルカリ便」
Yahoo!オークション、Yahoo!フリマでは「おてがる便(日本郵便)」
という名前になっています
【参考文献】
■らくらくメルカリ便(メルカリ公式)
https://jp-news.mercari.com/more/rakuraku-mercari/
■ゆうゆうメルカリ便(メルカリ公式)
https://jp-news.mercari.com/more/yuyu-mercari/
■おてがる配送(Yahoo!オークション、Yahoo!フリマ公式)
https://auctions.yahoo.co.jp/guide/deliver/
Yahoo!ニュースより分かりやすかった。
お互いに大きな企業です。
十分な準備の上委託を始めたが、実際は遅かったとなると早く配送してほしいとなりますね。
問題は話し合いを十分にせずに提訴した事が非常に問題。
提訴するとなると喧嘩同然なので、信頼関係は築けない事となります。
日本郵政の体質を疑うニュースでした。
勿論、ヤマト運輸の体質についても必ず良いとは言えません。
これはある意味喧嘩ですから、日本郵政は業務委託をやりたくないと言うアピールにも感じます。
翌日配達であった商品が3日もかかれば、利用者には大問題ですね。
経緯や問題点を具体的に解説されていて勉強になりました。
「客(=荷物)目線かどうか」
ですよ。
社長メッセージ
https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/corp/corporate/message.html
>多様なステークホルダーの声に真摯に耳を傾け
株主しか向いていないような物言いに見える。
世間の一般的な評価として、ヤマトへの信頼の高さを感じます(佐川とか、他社比で)。つまりそれを失ったらもう、ヤマトじゃなくてもいい、と世間(=客=荷物)が離れていくのではなかろうか。
日本郵便での配達には日数が掛かることは最初からわかっていたこと、ヤマトは今期の赤字額を少しでも減らしたいだけのように思える。
インボイスに登録してたら、また登録を促して登録した人だけを雇えばいいかな。
ま、もともと税込みで払ってたんだから
登録してない人は代わりに払うから消費税分差し引いた分を支払えばいい。
そもそも面倒な消費税やインボイスなんてやり出した政府が悪い!
>> 電人 さん
> 「客(=荷物)目線かどうか」客目線だったら土日配達もして欲しいとなりますわね😒
> 日本郵便での配達には日数が掛かることは最初からわかっていたこと
日本郵便は働き改革を盾に土日の扱い限定的にしてるようですが、果たして契約がその点どうなっているかでしょうな😒
インボイス制度について気になること。
インボイス登録していない人に依頼する場合、代わりに消費税を納めるわけではありません。仕入れ時にかかった消費税を控除できるかできないか、の違いですよね。
違っていたら教えてください🙂
なぜ契約時点で当たり前事項の配送条件の確認を行なっていないのか。
初歩的な確認事項をおざなりにして、クロネコ側はインボイス関連消費税削減のみに目が眩んでいたのか。
まあ欲得だけで進めてきた双方共に非は有るか。
いくらなんでも、これではヤマト虫が良すぎるでしょう。
働き方改革は、人を多く雇って業務をこなしていくというものだと思う。
働き方改革といってみんなが土日休んだら
大変だよな。
休みだから電気や水がこないとかになったら生活出来ない。
>> よっちいぃ さん
だから、そもそも日本郵便にその辺を丸投げする策をとった経営陣のミスでは?って話で。客から文句が来た(遅い!)から変えます、ってのはそもそもそのスタート時点のミス。現経営陣が責任取るべき話。
当たり前のことですが。
客目線は事業を実行する部隊が客目線で働くかんじですね。
>> 電人 さん
結局どっちもどっちなような気がします😒対するヤマトの要請は、そりゃ怒られるだろうなという感じ。あまりに露骨すぎる気がしています。
飛脚ゆうパケット便
かな…。