【SIM道楽】ワイヤレス充電って本当に便利~? Qi・チャージャー初体験レポ
iPhone15の登場で Lightningやら USB-Cやらと充電ケーブルのタイプの話題もひとしきり。当方としては出遅れていた Qi (ワイヤレス)チャージを iPhone SE3を使って初体験してみました。
ネット情報やYoutubeを覗いてみると、投稿はたくさんあるものの、USB充電器(アダプター)、Qiチャージャー(ワイヤレス充電器)、そしてスマホ本体のワイヤレス充電仕様(規格)等、上手く組み合わせないと期待するような充電パフォーマンスが得られない場合があるらしい~いうことが分かりました。チョット面倒~かも(汗)
Qiチャージャーは何が良いのか、初心者にはよく~分らんということで、まずは Amazonベストセラー第1位で価格お手頃~の「Anker PowerWave 10 Pad ワイヤレス充電器 Qi認証 iPhone 14シリーズ / 13シリーズ Galaxy AirPods 各種対応 最大10W出力」というのをお試し覚悟の散財ゲットしてみました~(笑)
ワイヤレス充電器の仕様としては…
・入力 : 5V=2A, または 9V=2A
・出力 : 5W, 7.5W, 10W
となっています。
当方の利用したいスマホ本体は iPhone SE3ということなので、AppleのQiチャージ規格説明を見ると…
① iPhoneでサポートされているワイヤレス充電規格「Qi(チー)」出力する仕様は、5Wと7.5W、10W、15Wの4つのパターンとのことです。
② iPhone 8以降、iPhone12モデル迄は 最大入力 7.5W対応
③ iPhone 13以降は 最大入力 15W対応。ただし「MagSafe(Apple純正充電器)」またはMFi認証を取得したサードパーティー製充電器を利用した場合にのみ、最大入力15Wでの充電が可能
④ iPhone 13以降で「MagSafe(Apple純正充電器)」またはMFi認証を取得したサードパーティー製充電器を利用しない場合には、 最大入力 10Wで充電可能
ということでした。Apple製品優先ですね~(笑)
今回ゲットした「Anker PowerWave 10 Pad ワイヤレス充電器」はMFi認証を取得していないこと、そして iPhone SE3 (iPhone 13以降)ということなので可能な規格は、最大入力 10Wということになります。一応何とか 購入した Qiチャージャーの最大出力規格=10Wには合致していることが分りました。
次は 手持ちのUSB充電器(AC->DC/USB)の規格確認です。
①旧・iPhone付属 USB充電器
・出力 : 5V=1A (5W)
②旧・iPad付属 USB充電器
・出力 : 5.2V=2.4A (12.4W)
③Xiaomi(Mi 11 Lite 5G)付属 USB充電器
・出力 : 5V=3A (15W)
・出力 : 9V=3A (27W)
・出力 : 12V=2.25A (27W)
・出力 : 20V=1.35A (27W)
・出力 : 11V=3A (33W Max)
④ノーブランド USB充電器
・出力 : PD 5V=3A (15W)
・出力 : PD 9V=2.22A (20W)
・出力 : PD 12V=1.67A (20W)
・出力 : 3.6~6V=3A (10~18W)
・出力 : 6~9V=2A (12~18W)
・出力 : 9~12V=1.5A (13.5~18W)
この↑の規格を見る限り、iPhone SE3に対して 10W出力を提供できそうなのは②、③、④です。①の旧・iPhone付属のコンパクトな四角の充電器では 5W充電までしかできないのでQi充電には力不足ということになります。
実際に①~④を使って iPhone SE3に Qiチャージしてみました。
①旧・iPhone付属 USB充電器・出力 : 5V=1A (5W)の規格対して、実測結果は、初期出力 : 5.04Vで1.15A=5.8W で充電開始
②旧・iPad付属 USB充電器・出力 : 5.2V=2.4A (12.4W)の規格対して、実測結果は、初期出力 : 5.14Vで1.04A=5.38W で充電開始
③Xiaomi(Mi 11 Lite 5G)付属 USB充電器・出力 : 9V=3A (27W)の規格対して、実測結果は、初期出力 : 9.07Vで1.03A=9.39W で充電開始
④ノーブランド USB充電器・出力 : PD 9V=2.22A (20W)の規格対して、実測結果は、初期出力 : 9.06Vで1.06A=9.58W で充電開始
<<< 結果まとめ >>>
①の場合は、初期出力 : 実測 5.04Vで1.15A=5.8W
②の場合は、初期出力 : 実測 5.14Vで1.04A=5.38W
③の場合は、初期出力 : 実測 9.07Vで1.03A=9.39W
④の場合は、初期出力 : 実測 9.06Vで1.06A=9.58W
と言う結果になりました。どうやら 旧iPhoneや、旧iPadの付属品だったUSB充電器ではQiチャージャーとの組合わせで 10Wでの高速充電が出来ないことが分りました。
iPhoneは充電初期は高速でも、充電が進むにつれて低速でゆっくり充電するように調整していく仕様になっているので、上記の数値がずっと継続するわけではありませんが、初期出力=9.5W前後でスタートする③と④のUSB充電器と「Anker PowerWave 10 Pad ワイヤレス充電器」の組み合わせでは、充電量12%から開始して 100%に達するまでに約1時間40分が掛かりました。私の生活スピード感の中では全く問題なく使えるガジェットです。当分の間はこれで遊んでみます。
ということで、Qiチャージャーを使ったiPhoneのワイヤレス充電の初体験レポ。遅ればせながらまた一歩、世界の技術進歩(大袈裟?(笑))を体験することが出来ました。
以上、Qiチャージ(ワイヤレス充電)の初体験レポでした。
追記 : 2023.10.07
*************************************
手帳タイプのカバーを付けたままだと充電が上手く行かないことがある~という巷の噂だったので、ダメ元で手帳タイプのカバーを外さずに充電してみたら…オオオ、何と何と~USB充電器は出力 9Vを保ったまま、シッカリと途切れることなくワイヤレス充電を継続してくれています。9V充電は効果的かも。
このケースが異例なのかどうか分りませんが、やっぱ…出来ることは何事も自分の環境で実際に確認してみることが大切ですね~ (笑)
*************************************
Qi・チャージャー初体験で使った「Anker PowerWave 10 Pad ワイヤレス充電器 Qi認証 iPhone 14シリーズ / 13シリーズ Galaxy AirPods 各種対応 最大10W出力」ワイヤレス充電器と、実際の出力測定に使った「電圧(V)、電流(A)、電力(W)」USBチェッカーは ↑のようなガジェットです。
前に550円で買って5W充電をiPhone8、SE2で試してみたのですが、結構熱くなったので、ちゃんとしたアクセサリーだったら、ほとんど熱くならないのかな?と思って、それからほとんど使っていません。
自分には、有線接続の充電が合っているようです。時間のあるときは、500mAとかで超ゆっくり充電したりします。
ワイヤレス充電器のケーブルをマグネットコネクタにしているので、ちょっとマグネット式にしている他の機器を充電する時にはさっと差し替えてます!
私は古い10WのQiチャージャーを何台か持っていますが、給電はUSB PDではなく、QCです。
自宅で充電するときはQiよりもケーブルの方が速いのでほぼ使わなくなりました。
唯一、100均で買ったスマホ・タブレットスタンドにQiチャージャーを貼り付けて、Fire HD 8 Plusを動画視聴中に充電できるようにしています。
あと、Qiチャージャー付スマホホルダーを車載しています。これはカーナビアプリを使うときに出番があります。車にもQi充電できるポケットが標準装備されていますが、画面を見ることができないので使っていません。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07WGPPZQK/
iPhone 15は以下の1つ前(Watchの充電が高速でないもの)を使ってます。
https://www.amazon.co.jp//dp/B0B1LL4B6J/
iPhone 12は以下の前のバージョンのを使ってます。(7.5W)
https://www.amazon.co.jp/dp/B08Z4FXX7R/
Qiを使い始めたのは2013年リリースのNexus4からなので、もうかれこれ10年になりますでしょうか😅
確かにケーブル充電と比較すると充電に時間は掛かりますが、夜寝る前にセットしておけば起床時には満充電という感じで特に問題は無いですね🙄
最近はiPhoneメインなので、MagSafeのお世話になってます。
MagSafeの一番大きなメリットは、端末の置き位置を自動的にベストポジションに設定してくれるので、朝起きたら位置がずれていて充電出来ていなかったという事が無くなります😅
2つ目のメリットは、スマホの固定が簡単にできるので、車載時のスマホホルダーの代わりになる事でしょうか🤔
最近の🚙はQi充電機能を搭載していますが、場所的に充電中は表示内容を確認出来ません😰
MagSafeを使ってエアコン吹き出し口辺りにセットすれば充電しながら、表示内容も確認出来ますし😅
iPhoneでなくてもMagSafeは利用可能です😅
「なんちゃってMagSafeアダプターw」を使えば、MagSafeバッテリーも利用可能です。
最近のスマホはIP68とかクリアしてますので、このMagSafeバッテリーをビニール袋に入れれば⛈️雨中での充電はもちろんの事、ジップロックとかもっと防水性の高い袋に入れれば水中充電も可能です(笑)
な、な、なんとGoogle純正のPixel8用MagSafeケースまで出てきちゃいましたよ🤣
https://store.google.com/jp/product/mous_protective_magnetic_case_pixel_8_pro?hl=ja
Qiチャージ初心者なもので、お陰様で他にもいろいろな使い方バラエティーがあることが分りました。
基本的には「オフィス机上置き」の利用なので、充電中にも手軽に入信チェックや受話の時に充電ケーブルの取り外しを気にすることなく、スマホを手に取れるというのが便利ポイントという実感です。
モバイル・ワイヤレス・チャージャーにも興味あるのですが、現時点の廉価版では 5Wや7.5W対応のデバイスが主流のようで、10W以上でワイヤレス充電が可能なものって、それなりのブランドと価格帯になってくるようですね。当面はコード付きでお試し、遊び継続してみようと思います。
余談ですが…、
私は「なんちゃってスマートウォッチ」を常用しているのですが、このスマッチの充電と言うのがなんとも鬱陶しい~(汗)
1回(2時間くらい)充電しさえすれば悠に2週間は持続して使えるものの、その2週間に1回の充電に専用ケーブルを用意してマグネット式の充電ピン(タッチ・タイプ)付をセットするわけですが、マグネット式充電ピン(タッチ・タイプ)が超軽量なので(細いとはいえ)充電ケーブルの腰の強さに負けてしまい、結果として注意していないと「外れる~」という始末。。。
さりとて、お気に入りとはいえ、超廉価な「なんちゃってスマートウォッチ」ゆえに ワイヤレス充電なんかに対応すべくもなく~
そのうちAliExpress辺りで「スマッチ&ワイヤレス充電器」の登場を期待しているところです~(笑)
2022.01.05【SIM道楽】新春初投稿♪ 超初心者が思い切って着信通知を 全てSmartウォッチに切り替えてみた -体験レポ-
https://king.mineo.jp/reports/157222
2022.02.16【SIM道楽】思った以上に楽しめる 初心者スマート・ウォッチ -第2弾- 血圧24時間・連続測定体験
https://king.mineo.jp/reports/163975
追記 : 2023.10.07
手帳タイプのカバー付けたままだと充電が上手く行かないことがある~という巷の噂だったので、ダメ元で手帳タイプのカバーを外さずに充電してみたら…何と何と~USB充電器は出力 9Vを保ったまま、シッカリと途切れることなくワイヤレス充電を継続してくれています。
このケースが異例なのかどうか分りませんが、やっぱ…出来ることは何事も自分の環境で実際に確認してみることが大切ですね~ (笑)
Ali Expressで買った20W(入力側電力で定義している?)Qi充電器で、カバーを付けたiPhone 13を充電したところ、iPhone 13の温度が高くなって80%で充電が止まってしまいました。一旦iPhone 13を充電器から外して温度が下がってから再充電したら100%まで充電できました。
この製品だけなのか分かりませんが、Qi充電は電力変換効率が悪いのでバッテリーの温度が上がって寿命を縮めそうです。
550円のは、ちゃんと充電できている時は、LEDが青に光るようになってました。
充電していると、充電台のほうから温かくなっている感じです。
赤LED表示のiPhoneを載せていないときは、約2.5秒に1回、5mAくらい断続的に流れているようです。
>> えでぃ@🔋100% さん
>iPhone 13の温度が高くなって80%で>充電が止まってしまいました
おおお、そうでしたか。残念でしたね! 私の iPhone SE3の場合は全く温度が上がることなく、順調に100%まで完了しました。
やはり、充電器、チャージャー、そしてiPhoneモデルの組合わせで微妙に利用可否が異なるのでしょう。
iPhone13以降は充電効率を上げるための位置固定用に磁石が内蔵されているので、Magsafeタイプのチャージャーで固定した状況下でチャージしない場合には電磁的ロスが大きかったりするのかも。。。
>> アッカリ〜ン@_@….,….,…😅 さん
>ちゃんと充電できている時は、>LEDが青に光るようになってました。
なるほど、そうでしたか。
私の場合も順調に充電されているとLEDは「青点灯」となり、充電が途切れると「青点滅」に変わります。
>iPhoneを載せていないときは、
>約2.5秒に1回、5mAくらい断続的に
>流れているよう
私の場合、iPhoneを載せないときにはLEDは「消灯」して、掛かっている電圧も 5Vに下がり、電流も 0.002Aで 約0.1Wとなっているので、おそらくほぼチェッカー(表示)による電力消費分だけになっているものと思います。
おおお、そうでしたか。少しでもお役に立てたようなら幸いです。
上手く利用するには USB充電器と QIチャージャーの組み合わせの選択がカギのようです。
価格もお手頃価格なので、使い始めるととても便利です。お試しがてらお楽しみ下さい。
最近のコメントもあったので。画像はiPhone4時代のQi充電器。当時ケースにコイルが埋め込んであり、ドックコネクタに挿して取り付けるものがありました。今でもiPhoneSE第二世代の現役です。非接触充電は、家でスマートフォンを置くだけですむのに、なぜか使っている人が少ない。家の中でも携帯している?ごついケースを使っている?これでも2、3mm厚のケースは問題なく充電できます。
>> ミチロフ@エース→ベテラン さん
コメント、ありがとうございます。自分はつい昨年から使い始めたもので、今調べてみたら iPhone 7迄は未搭載で、iPhone 8からQiワイヤレスチャージが搭載されていたのですね。全然気が付きませんでした…(汗)