歯医者復活戦・DAY4（最終日）

続き物の最終回です。
続き物の３話目Death😰
第一話はコチラ
https://king.mineo.jp/reports/221610
第二話はコチラ
https://king.mineo.jp/reports/223341
第三話はコチラ
https://king.mineo.jp/reports/224707
相当面白おかしく話を盛ってるので、フィクションだと思ってください。

やっと親知らずが抜けた。
何日経っても痛みと違和感MAXなんだけど、まだコレで終わりじゃない。
最終的に歯石除去とかやる予定なれど、それ以前にちょっとした問題発生。オリヴィア・ハッセー。ナニ言ってるんだ。歯痛のせいで思考回路のネジが一本どこかへぶっ飛んだらしい。
今回の親知らずと全然違う部位で、虫歯が見つかったの😰
「まだ初期の段階なんで、ちょっと削ってしまえば一発で終わると思うんですけどね～」
ちょっと、ってなんだよ。医者からしたら簡単で些細なことかもしれないけど、こっちからすると人生の一大事なんだ！
（後になって、よくよく説明を改めて聞いたら『レントゲンの画だけで治療日数を確定できるものではないし、少し削ってみないとわからない』というのが事実だそうです。先生ごめんちゃい。その頃は冷静に物事を考えられる状況じゃなかったの😰）

歯医者に行くとよく耳にする、キィーンって鳴るあの音が苦手だ。ドナルド・キーンの著書はおうちのどこかに所蔵しているけど、本案件については彼は無関係。
仕事とはいえ、歯医者さんは毎日あの音を聞いていて何とも思わないんだろうか…
「じゃあ、河嶋さん…今から少しずつ削っていきますね。今からやることは治療であって格闘技の試合じゃありません…抜歯の時みたいに僕の腕をタップしてもダメですよ。大人しくしてて下さいね」
もう覚悟は出来ている。幼稚園か小学校低学年の頃に歯医者さんで泣き喚いたことがあったけど、あれから○○年。わたしも立派なオトナだ。もう騒ぐもんか…

その誓いは、１０秒後くらいにウソであることが白日の下に晒される…いや、少しだけ言い訳をすると…ウソを吐くつもりは全くなかった。悪いことして捕まるヤツじゃないけど『そんなつもりはなかったんですが、やってしまったことは間違いありません』な感じ。

耳元で工具箱を弄るようなガチャガチャ音（金属製の箱かトレイの中で、重たそうな金属の何かを引っ掻き回す音）がしたと思ったら、急に電動ドライバーのような機械音が響き渡る。
そう。あの甲高い音はドリルの音ではなく、高圧で歯に水を吹き付ける音でしかなかったんだ。いい歳のおばさんになってからは親知らずの抜歯と歯石除去しかしてなかったからすっかり忘れていた…

ゴリゴリゴリ
『あががががががががが😨😰😱🦷😨😰😱🦷😭😭😭』

「大人しくしてて下さいって言いましたよね？？隣のブースで待ってる子どもさん、まだ幼稚園児なのにじっと我慢して痛みに耐えて涙の一つも零さないのに……」
萎縮して何も言えなくなる幼稚園児と違って、いい歳したオトナはちゃんと自己主張できるんだ！何をどう言いくるめようとしたところで……
ていうか、そもそも幼稚園児とアラフィフのおばさんを比較するってどうなんだ。いかりやお前それはないだろう😰

数日後。
歯石の除去も無事に終わり、最後のお見送り。

「もう泣かなくてもいいように、これからは定期検診に来て下さいね。放っておけば、それだけ酷くなって治療も大変になるんですから」
『ぐすん😰😰（歯石除去でもグズってた）』



「先生……？」
『どうかしたの？？？』
「私、歯科治療であれだけ大騒ぎする患者さんって見たことないですぅ」
『ああ……ああいう人は偶にいるからいちいち気にしないほうがいいかも…ただ、暴れられて手許が狂ったりするとややこしいことになるから、そこだけは気を付けて』
「は～い」

こんな感じで、要注意人物としてマークされてるんだ。きっと。
　（👆相当な思い込みと被害妄想が入っています👆）
（了）