日本のミリ波5G展開、いまだ道遥か
ミリ波利用はほぼゼロ、日本の5G再興に求められる「選択と集中」
堀越 功 日経クロステック
2023.02.15
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/021401221/
>>日本で5G(第5世代移動通信システム)の商用サービスが始まってから早くも3年が過ぎようとしている。
>>日本の5Gの出遅れが指摘される中、特にミリ波帯(国内では28GHz帯)を使った5G展開の難しさが浮かび上がっている。ミリ波帯で処理されるトラフィック量がほぼゼロであり、ほとんど使われていない実態が明らかになったからだ。
>>ミリ波帯のような高い周波数帯は、遮蔽物によって電波を遮られやすく、エリア展開が難しいという点だ。米国など諸外国でもミリ波帯の活用は、スタジアムや医療関連施設など、スポット的な活用が主なユースケースだ。
>>もう1つの理由として、日本におけるミリ波帯対応の5Gスマホが、ハイエンド機種など一部に限られる点も挙げられる。特に日本で大きなシェアを持つ米Apple(アップル)の「iPhone」は、国内販売されるモデルはミリ波帯非対応である。
ミリ波帯対応端末が利用者に浸透しなければ、いくらネットワークを展開したところでミリ波帯の活用も増えない。結局、現在の日本では、携帯電話事業者が積極的にミリ波帯を展開するモチベーションを得られないサイクルに陥っている。
>>ミリ波帯の展開に苦労しているのは、国内の携帯電話事業者ばかりではない。韓国政府は2022年12月、ミリ波帯の展開をほとんど進めていないとして、韓国の大手通信事業者である韓国KTと韓国LG U+(LGユープラス)のミリ波帯免許の取り消しを決めた。
上記の有料記事の公開部分より
5G先進国と言われる韓国でもこんな状態ですから、日本の5G展開はまだまだ先のことになりそうですね。
有料部分では
電波の割り当て条件
についても触れられているようです。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1477289.html
>ミリ波の人口カバー率については、4キャリアとも0.0%
>ミリ波で扱う通信量も0.2%とごくわずかなもの
一方、その中で楽天モバイルの屋内・屋外基地局数は、2022年第2四半期で28GHz帯(ミリ波)では7198局となっており「他社の2倍以上」あるとアピール。ただトラフィック的にはほとんど使われておらず、月間総トラフィックのうち、ミリ波が占めるのはわずか0.01%。
楽天の赤字は「誰もいないところに風呂敷を広げ過ぎている」のもあるのかもしれません。
なんとなく絵に描いた餅で終わりそうですね。
別の方の投稿でも、自分は指摘しましたけどね・・・・・
ミリ波は工場とか特定地域で、必要なところだけ集中的に展開したらいいのに。
電波が短いので、一般の人が利用できるとは思えない。
もっと柔軟に、駅やショッピングセンターなど人が集まる場所を狙って設置すればいいのに…
駅近の、偶然にもミリ波エリア内のマンションにでも引っ越さない限り、自分には全く要らない規格であります。
2030年頃を目指しているらしいけど、実現しても意味がなさそう。
20年前にFOMA(ドコモの3G)ができたときも「2.1GHzとか周波数高すぎてダメ」とか散々言われたのに、今はそんなこと言わないですからねえ。
基地局・デバイス・使い方のそれぞれが熟成されてくれば自然と使うようになります。
だって”電波は有限な資産”ですもん。
シャノン限界を超えることが不可能なら、使えるものは使わざるを得ないのです。
目の前にアンテナが見えているのになかなか「5G」表示にならないし、なったかと思ったらすぐに4Gに切り替わってしまう感じでした。
電波が弱いのか直進性が強すぎるためなのかわかりませんが、これだと使い物にならないと感じました。
必要に迫られれば加速度的に変化は起きると思いますが。
このイノベーションを起こした人が次の億万長者ですかね。
![20230112_124629_1024.jpg](https://img.king.mineo.jp/system/content_comment_images/images/000/001/205/786/M_image.jpg?1676452095)
ドコモ基地局内のこんなところに、ミリ波のアンテナが設置してありました。下に若干の民家があるものの、ここは山の中なので、何のためにここにミリ波のアンテナを付けたのか・・
ミステリーです(笑
このような郊外の基地局に設置されたミリ波のアンテナは妙に下の方に設置してあったり、何か変なところにくっついているのをよく見かけますね。
セカンドハウスがミリ波エリアだから興味はあるが。
ここにミリ波付けてどうするんだろう・・