中国人濡れ衣？交通事故②

2022.04.07に、「中国人の知人の濡れ衣？交通事故」を皆様に相談したイエコーです。その節は、皆様にたくさんお知恵をお借りできて、本当に助かりました。ありがとうございました。
https://king.mineo.jp/reports/174197

さて、遅くなりましたが、その後のお話をさせていただきます。



■経緯
今年2022年4月、左折待ちをしていた知人のW氏。交差点にもかかわらず、前にいた車からいきなりおばさんが下りてきました。そこでW氏は車をぶつけたと因縁をつけられたそうです。日本語がわからないW氏は、ぶつかってもいないのに、警察に「交通事故を起こした」と事故認定されてしまいました。

私は通訳をしている知人として巻き込まれたこの一件。

W氏の主張及び現場写真は首尾一貫していました。

一方、警察の話は矛盾だらけで、突っ込んでもトンチンカンな回答しか返ってきません。突っ込むほどに警察もかたくなになって埒が明かず、ほとほと困り果てて皆様に相談しました。



■事故の幕引き
後日、相手の保険会社から電話があり、今回はぶつかっていないので、修理は一切不要とのことで幕引きとなりました。

警察はぶつかったと事故認定したのに、保険会社はぶつかっていないと判断。聞いたこともない奇妙な話でした。こんなこともあるのですね。W氏は「当たり前だ！」と怒ってましたが、私としてはこの事故の通訳が終わり、ホッとしているところです。



■W氏のいつもとは違う一面
W氏の主張及び現場写真は首尾一貫してたので、疑ってはなかったのですが、今回W氏のいつもとは違う一面を見て驚いています。

中国人は面子にこだわると言いますが、まさに今回がそれ。日頃温厚で人格者だと思っていたW氏のあの怒るさまに、気持ちは本当によくわかるのだけど、少々ドン引きしてしまいました。

現在W氏は、再び温厚なW氏に戻り、引き続きよくしてもらっています。



■警察ってかなりいい加減？
一方、警察の雑な対応には本当に驚きます。きっと事実とは違う事故報告書がたくさんあるのでしょうね。

私事ですが、以前、車でバイクにオカマほられたことがあります。事故直後は相手も非を認めていました。ところが翌日になると、「バイクは車より小さいのだから、オカマほられた車が悪い」という謎の主張を始めたため、保険特約で弁護士に一任。それから1年半ごね続けたらしいのですが、やっと修理代を払ってくれることになりました。

そこで弁護士に聞いた話ですが、事故報告書は、時間と場所とバイクと車がぶつかったことしか書かれていなかったとのこと。状況は一切書かれてなかったようです。それで相手に非を認めさせる弁護士ってスゴイ。

今回のW氏の件といい、警察ってやっぱり、かなりいい加減なのでしょうか？


■保険会社はしっかりしてるみたい
W氏の件の場合、相手の保険会社が、「事故はなかったし傷もなかったので修理不要」と判断してくれました。私の場合は保険会社が弁護士特約を使うように勧めてくれ、泣き寝入りせずに済みました。

警察の事故報告書にもよるそうなのですが、警察がいい加減な対応をしていたとしても、保険会社は本当に頼りになります。私も勉強になりました。W氏も任意保険に加入したようです。お知恵を貸してくださった皆様、ありがとうございました。