【SIM道楽】iPhone SE2で +44(英国)電話番号付き eSIMを使ってみた
https://www.esim.net/
国内で、電話番号付きの eSIMとして利用出来るサービスは、現時点で 楽天モバイルの Un-Limit Vと SIM2Fly(タイのAIS社) だけです。
Un-Limit Vは Rakuten-Linkと併せて国内通話無料、SMS(国内+66ヵ国)無料ということで、RCS通信の利点を大きく生かしたシステム導入により、他の国産MNOを遥かに凌ぐ、オサイフに優しいメリットを提供してくれています。
今回は 以前に Rakuten-miniの eSIMトライ体験レポとして既に紹介したことのある eSIM.net社の +44(英国)電話番号が付与されている プリペイド・eSIM (PAYG=Pay As You GO) グローバル・サービスを iPhone SE(2020)で実際に試用してみたので その体験をシェアします。
参考 :
【SIM道楽】楽天miniに5月新発売 eSIM.NET-eSIM(Docomo+SB)回線を追加
https://king.mineo.jp/reports/75409
eSIM.netは 日本国内では NTT Docomo回線と、SoftBank回線のどちらともローミング接続可能、手動切替で簡単に希望回線を選択して接続できます。↑ 画
また、eSIMプラン購入と同時に+44(英国)の通常使用の電話番号が提供されるので、SMS認証(2段階認証)にも利用できるので便利です。
提供される電話番号の性格については ↑ 参照して下さい。
さらに斬新なことに、eSIM.net eSIMサービスには既に 5Gサービスも利用可能な国が 16ヵ国含まれていて、さらに現在も増加中ということのようです。(残念ながら当方は 5G対応 eSIM機を所持していないのと、日本国内は 5Gローミングに未対応なので ここでは未確認です…(>_<; )
外国では ローミングでも 5G対応が進んできている様子は流石ですね。
eSIM.net(PAYG)の 5G対応国は以下の通りです。
5G now live in : (More to follow very shortly...)
・ Austria,
・ Bahrain,
・ China,
・ Finland,
・ Germany,
・ Hong Kong,
・ Kuwait,
・ Monaco,
・ Poland,
・ Saudi Arabia,
・ South Korea,
・ Switzerland,
・ Taiwan,
・ Thailand,
・ Turkey
・ UAE
さて、
ここから本題です。
まず 今回eSIM電話を使用した設定条件を下記します。
【A】回線として Docomoローミング利用のケース
【A】-① iPhone SE(2020)の SIM構成は;
-----------------------------------------
物理SIMスロット :
・ y.u.mobile sim +81-XXX 【オン】
・ 音声通話・物理SIM
・ ドコモ回線
eSIMスロット :
・ eSIM.net eSIM +44-XXX 【オン】
・ 音声通話・eSIM
・ ドコモ回線・ローミング (選択)
【A】-② iPhone SE(2020)の 通信指定構成は;
-----------------------------------------
デフォルトの音声通話 :
・ y.u.mobile
モバイルデータ通信
・ yu.mobile
上記どちらにも選択しませんが、eSIM.net eSIMは【オン】です。
このようにセットしました。
そして 【A】の結果です。
eSIM.netの SMS/音声着信テスト結果(Docomoローミング);
-----------------------------------------
y.u.mobile SIMで 音声通話(発信・受信)、モバイルデータ通信が可能な環境下のまま、eSIM.net eSIMの電話番号+44-XXX宛てに 他のスマホから送信した場合には、
- SMS着信可能 : Docomo回線経由 ○
- 音声通話着信可能 : Docomo回線経由 ○
つづいて、
【B】回線として SoftBankローミング利用のケース
【B】-① iPhone SE(2020)の SIM構成としては;
-----------------------------------------
物理SIMスロット :
・ y.u.mobile sim +81-XXX 【オン】
・ 音声通話・物理SIM
・ ドコモ回線
eSIMスロット :
・ eSIM.net eSIM +44-XXX 【オン】
・ 音声通話・eSIM
・ SoftBank回線・ローミング (選択)
【B】-② iPhone SE(2020)の 通信指定構成としては;
-----------------------------------------
デフォルトの音声通話 :
・ y.u.mobile
モバイルデータ通信
・ yu.mobile
上記どちらにも選択しませんが、eSIM.net eSIMは【オン】です
このようにセットしました。
そして【B】の結果です。
eSIM.netの SMS, 音声の着信テスト結果(SoftBankローミング);;
-----------------------------------------
y.u.mobile SIMで 音声通話(発信・受信)、モバイルデータ通信が可能な環境下にしたまま、eSIM.net eSIMの電話番号+44-XXX宛てに 他のスマホから送信した場合には、
- SMS着信可能 : SoftBank回線経由 ○
- 音声通話着信可能 : SoftBank回線経由 ○
…以上のような 結果でした。
eSIM.net eSIMの電話番号+44-XXX宛てに他のスマホから送信した場合には、Docomoローミング回線/SoftBankローミング回線に拘わらず、SMS/音声とも正しく着信することを確認しました。
これは eSIM.net eSIMを {デフォルトの音声通話 }、{モバイルデータ通信} の何れにも選択する必要なく、eSIM.netを「オン」にしておくだけでバックで着信してくれます。
(注) eSIM.net eSIMの電話番号+44-XXXからの SMS発信、音声発信、については当方としては 当面の利用用途を予定していないので確認対象にしませんでした。
因みに、eSIM.netの電話番号+44-XXXを 国内利用した場合の PAYG(Pay As You GO)料金は、
[SMS料金]
・ +44-XXX宛ての SMS 受信 : Docomo回線経由 無料
・ +44-XXX宛ての SMS 受信 : SoftBank回線経由 無料
・ +44-XXXから、+81-XXXへ SMS 発信 : Docomo回線経由 $0.2061/通
・ +44-XXXから、+81-XXXへの SMS 発信 : SoftBank回線経由 $0.1585/通
[Call料金]
・ +44-XXX宛ての 音声通話 受信 : Docomo回線経由 $0.0582/分
・ +44-XXX宛ての 音声通話 受信 : SoftBank回線経由 $0.0582/分
・ +44-XXXから、+81-XXXへ音声通話 発信 : Docomo回線経由 $0.7206/分
・ +44-XXXから、+81-XXXへ音声通話 発信 : SoftBank回線経由 $0.1789/分
[モバイルDATA通信料金]
・ eSIM.net eSIMデータ通信 : Docomo回線経由 $0.0218/MB
・ eSIM.net eSIMデータ通信 : SoftBank回線経由 $0.0172/MB
これら、SMS/音声通話/データ通信の PAYG料金は、ウェブサイトに表示されている 「PAYG eSIM service Rate Calculator(料金単価計算機)」で入手することが出来ます。料金単価は以下の入力値によって計算され、提示されることになります。
・ eSIM.net PAYG利用している滞在国名
・ 滞在国で利用するローミング・ネットワーク名
・ SMS/通話相手先国名
以上、電話番号を付与され、SMS, 音声通話の可能な eSIM.net の提供する eSIMサービスの体験レポでした。
おまけ :
先ほど気が付いたのですが、この電話番号付き eSIM.net … どうやら 着信転送機能やら、着信お知らせ機能など、いくつかの付随したサービスも設定出来るらしい。。。
何もしていないですけど、追々楽しめそうな雰囲気です♬
日本だとかけるときにお金決まると思うんですけど(固定発→携帯着とか使い方次第でお金変わると思います)
海外は網ごとに課金されて架電と受電は分担して払ってる的な理解でよろしいでしょうか
109円で約2433円。カード会社の手数料も考えるとpovo使えちゃう。
>> 神足 さん
>通貨は'ゆーえすどる'…はい、 US$ です。
>海外の携帯電話は着信にもお金かかるんですね…
はい、日本の+81番号ケイタイを海外で使ったときに受信料金が発生するのと同じで、+44(英国)番号ケイタイを日本で使うときには受信料金が発生します。特に不思議なことではありません。
>このSIMをドコモで使うと…povo使えちゃう
あははは、それを言っちゃあオシマイです(笑)
povoや mineoのような国内定期/定額サービスと Global PAYG(無定期、従量課金、使わなければ課金なし)サービスを並べて料金単純比較してもあまり意味ないです(汗)。 俗に言う "Don't compare Apple to Orange!! ということ。
契約不要で、初期チャージ $10.00 だけで この電話番号付きサービスが eSIM利用できるということ、海外を含め、用途のあるユーザーにとっては結構な競争力アリかと思っています。 海外で +44の電話番号はとてもパワフルです。
おまけ -その2-
eSIM.netは イタリアの最大手の携帯電話会社の TIM (Telecom Italia Mobile)が SIM提供元となっています。その理由かと思われますが、イタリア国内での利用は出来ません。(他の欧州諸国では問題なく利用できます)
>> kc_iOS9.2.1 さん
海外SIMにすごく興味がありますパケット単価の部分は悪意もなく単なる興味本位で計算しただけです
自分が持っているFOMAのSIMは、このeSIMより超高いです(およそ73MBで8000円です)
海外のSIMも日本で使えるし、いつかは使ってみたいです
プリペイド型は割高感否めないですが、国内でもつかいみち次第では大いにアリだなと思います
iPhoneをほかのデバイスと一緒に並べるな比較するなですよね
おまけ -その3-
全く洗練されてないけれど~一応 アプリは提供されています。
すぐウェブに飛んだりするので使い勝手はイマイチ(汗)
>> 神足 さん
>海外SIMにすごく興味があります…今は海外SIM活用の機会は全く閉ざされていますが、↑ 表は Rakuten-miniで確認した 国内利用できる eSIM一覧とパラメータです (2/01現在)。
iPhone SE(2020)なら全部利用できるので COVID-19 が終息した暁には実地検証してみるのも面白いかと思います。
>> kc_iOS9.2.1 さん
すみません。その表は以前の投稿の際に拝見しました。あと、Androidしか使わないので物理SIMしか契約できないです。
root化した端末もメイン機で使っているので物理SIMにしたいです。
文鎮化してもSIMさえあればサブ機で通信できるので。
(脱獄と入獄を繰り返すと高確率で失敗して初期化してしまう関係上SIMだけは初期化したくないです)
なので物理SIMを中心に遊びます
https://esimdb.com
>> kc_iOS9.2.1 さん
DENT SIM で検索したら以前に投稿されたことがあったんですね。
1年有効だとDENTがよさげです。物理SIMは売ってないんですか?
物理SIMだとSIM代+配達代が入るから割高になってしまいそうですが。
次に買うのは今年発売?のPixelを狙っているので(メイン機のOSバージョンアップがそろそろ終わるから)
その際利用します。日本じゃなく渡航先で使うべきなんでしょうけどねw
>> rose2020 さん
たった今、見ました比較サイト便利でいいですね。とても参考になります。
昨年の Counterpoint Tech Mkt Research社による eSIMサービス各ブランドのの総合評価ランキングは ↑のような結果でした。
また、世界各国の eSIMサービスを支える eSIM・プロビジョニング&管理ベンダーの総合評価ランキングは ↑のような各社名が挙げられています。
当方が試用してみた eSIMサービス・ブランドと eSIM・プロビジョニング&管理ベンダーの関係は ↑ のようになっています。
>> kc_iOS9.2.1 さん
見た限りではさっぱりわからないです。eSimなんかどこでも一緒じゃんってくらいの素人です。
今後eSIMを使うなら楽天MNO以外の黄色または灰色から使ってみたいですね。何かの話のネタになりそうです。
お小遣いがいっぱいあれば……ですが。
少し前のイギリスの電話番号国番号44の電話番号がすごいとおっしゃっていますが050IP電話とか楽天linkとくらべて維持費が安いとか何かすごいメリットがあるのでしょうか。
カケホーダイがついているとか通話料に消費税が発生しないor低税率などがあるという理解でいいでしょうか。
先に申し上げましたが、次期PixelもeSimと物理SIMの組み合わせで来ると思うので、後学の為にご教示いただければと思います。
>> 神足 さん
>見た限りではさっぱりわからないです…>eSimなんかどこでも一緒じゃんっ…
あははは、まぁね~eSIM未体験ということであればそうでしょうね。使い始めて興味を持てるようであれば、そのうち役に立つかもしれませんね。
>イギリスの電話番号国番号44の電話番号が…
海外で電話を常用する機会があればスグに分かるのですが、+81宛の電話番号ほど嫌われ者はありません(笑) 海外の電話から+81宛に電話をかけたときの通話料金のなんと高い!! こと(汗) いつも嫌味半分、+81電話番号の料金後進国と揶揄されます(笑)。なので同僚は、誰も+81番号宛に掛けたがらないのです(汗)。
やはり相手先としてお気楽に(廉価に)電話を掛けられる宛先番号としては +1(米国)番号と +44(英国)番号がダントツに優先されます。
日本人は自分が掛ける時の通話料金の多寡ばかり大いに気にしますが、相手から+81宛てに掛ける(返信する)ときの料金が 不条理なほどに高額なコストになっていることも理解すべきです。。。私のビジネスカードには +81, +1, +44 の3つの電話番号を用意し、スマホで通常受信できるようにしているので、米国や東南アジアの相手からは専ら+1番宛てに、欧州や中東の相手からは+44番宛に着信します(笑)
>次期PixelもeSimと物理SIMの組み合わせ…
これからですね。
eSIMパワーをお楽しみください。
やっぱ自分で使ってみて試行錯誤してみて、少しでも興味が湧いて来たら アレコレ使い込んでみることで面白くなると思います。
>> kc_iOS9.2.1 さん
とても勉強なりましたどうもありがとうございます