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非常に古い真空管ラジオをbluetoothスマホスピーカーにしてみた

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こんにちは。

梅雨時ですが、みなさんいかがお過ごしですか。日本列島は台風、火山噴火、地震と大忙しですね。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。個人的にはサッカーも日本戦が始まる前ですし、中途半端に暇な時はあれこれと妄想してはいやいや待てよ、と自問自答の繰り返し。

で、春先からやろうとしていたことを実行に移してみました。

ことの発端は さと さんの掲示板
https://king.mineo.jp/my/sato/reports/29504
古いMDコンポをbluetoothスマホスピーカーにしてみた

にコメントをしたことと、みえろん さんの掲示板
https://king.mineo.jp/my/692048159122f4ee/reports/31134
ご長寿家電、ありますか?

に載せた我が家の真空管ラジオ、松下電器産業昭和32年製のEA-700、この二つから着想を得たネタで「二番煎じ」ですが、このラジオにはPU入力(要するに外部入力)があるではないか、これを現代風にbluetoothで使えたらいいんじゃね?ってことで、

まずはaliexpressからUSBのbluetoothレシーバーを約200円で購入、この機器の詳細はさと さんの掲示板に譲りますが、簡単に言えばUSB(DC5V)を電源としてbluetoothで音声を受信し、3.5mmステレオミニプラグに音声をアナログ出力するものです。これを内蔵しちゃえって話ですが、ラジオはモノラルなので抵抗を介してLch / Rchをミキシングしてモノラル変換して低周波増幅段に入れます。

DC5Vを得るのに真空管のヒーター回路(AC6.3V)をシリコンダイオード整流してみたら丁度よく1Vほど電圧ドロップしてくれましたのでそれをそのままUSBに流してみることにしました。で、それをPU入力に切り替えた時だけONになるようにロータリースイッチ回路を分析してうまく入れ込みます。うん、動作します。

これでPUに切り替えるとbluetoothがONになってiPhoneが繋がるようになりました。音源としてPodCastを流してみるとまるでラジオ放送そのものを聞いているような音質です(笑)。なんとも言えないいい音なんですよね。iTunesも「昭和の音」になります。

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ちなみにこのラジオは「次の60年(大還暦)」に備えて抵抗やコンデンサーの類は全て新品に交換していますし、もともとHi-Fiラジオと称するマジックアイ付き5球スーパーなのですが、より高音質化を狙って低周波増幅段を6AR5から6AQ5に換装・改造しています。ここにbluetoothという武器が加わりましたので、しばらく活躍していただくことになると思います。真空管にbluetoothというのがちょっとだけ面白いかな、ということで。わかる人にしかわからんネタです。


公式・パナソニック家電100年
https://www.youtube.com/watch?v=eihuDC8V4Qg
1分過ぎに出てくるTVの下にあるラジオがこれに近いんだけど、ちょっと違う気もするんだよなぁ。


27 件のコメント
1 - 27 / 27
むかーし昔に真空管を使って色々な物を作りました。
今の半導体は電源電圧5V・12Vなら触っても大丈夫ですが真空管の回路には200V以上の電圧が掛かっています。
ミニチュア管は端子が全て下に隠れていますがダルマ管は上にプレート端子が出ているのでで何度か感電しました。
楽しそうですね。
ヒーター回路からUSBに流すとか、PU入力時だけONに切替えとか、凄いですね。

>iTunesも「昭和の音」
ってどんな音なんだろう~
電人
電人さん・投稿者
Gマスター
にゃごにゃご さん
頭にプレート端子がついているST管なんて807くらいしか知りませんが、他にありますか?(って807を知ってる40代の私もギリギリの世代ですが)

さと さん
AMラジオ自体がとてもいい音なのです。スマホで聞くradikoもステレオだし悪くない音ですが、深みというか奥行きが全く違うんですよね。これに関しては木製のキャビネットであり、スピーカー自体がでかいことも当然影響はありますけれども。
電人さん 今日は。

807はオーディオアンプで使いました、アルミシャーシに剥き出しで載せていたのでヒーターが暗闇で綺麗でした。
このスレの楽しさがわかる人はマイネ王にどれくらい居るでしょう?
私はワクワクしながら読みました😃💕

お使いの真空管ラジオは典型的な5球スーパーの構成ですね。マジックアイがあるので少し高級?
bluetoothオーディオにするには電源トランスがあってよかったですね。もう少し後の時期の真空管ラジオはトランスレスが多くて、少し面倒です。無線で絶縁されるので、接続機器には影響は無いですが。
ごめんなさい。
真空管は良くわからないですm(__)m
電人
電人さん・投稿者
Gマスター
にゃごにゃご さん
807のアンプですか、三極接続でしょうか。専ら無線機の終段管のイメージがあります。

えでぃ さん
そうです、このラジオは典型的な構成です(6BE6-6BD6-6AV6-6AR5-6X4にマジックアイが6ZE1がオリジナル)が、敢えて言うなればIFが6BD6なところがMT管の中でも少し古い。

このラジオは6BD6を6BA6に代え、6AR5を6AQ5に変えてます。

そうですねえ、トランスレスのラジオはそもそも木製ではなくプラスチック筐体が多いのであまり好きでは無いです(笑)
電人さん
40代とお若いのに(私との相対比較(^^;)、807とかとても詳しいですね。
私は若いころアマチュア無線をやってまして、送信機もICやトランジスタが使われていましたが、終段だけはS2001とかSJS6でしたね。さすがにST管の807は見かけませんでした。
電人
電人さん・投稿者
Gマスター
S2001とはこれまた(笑)松下の送信管ですね、、、6146のお仲間です。もう一つは6JS6ですね?(笑)

あ、6146のトップもプレート電極でしたっけ?

807は実家にあったんです。オヤジがJA7ナントカでしたからね、そんなわけで球は身の回りにゴロゴロありました。
電人
電人さん・投稿者
Gマスター
抵抗やコンデンサは真空管アンプがまだオーディオの世界では幅を利かせているのでそれなりにあるのですが、コイルをはじめ、ラジオ用の部品は入手困難です。このラジオは抵抗コンデンサの交換で鳴るようになりましたが、一番困ったのは「糸掛ダイヤルの糸」でした。初めはタコ糸でやってみたのですがやはりスムーズに回りません。スプリングも無くて、書けなくなったボールペンのバネで代用しています(笑)
電人さん
ご出身は東北ですか。それは置いといて…
5球スーパーもレストアが大変だったみたいですね。TRIO(現JVCケンウッド)のコイルやアルプス電気のバリコンは今では手に入らないでしょうね。
あ、5球スーパー関連商品、ヤフオクでは色々売ってますね(^-^)
電人
電人さん・投稿者
Gマスター
東北在住です。私自身はJG7ナントカで、つい先日息子がJP7ナントカになりました(笑)
コイルやバリコンを単体で買うより不動のジャンクとか買った方が安くて早いかもしれませんね。
MT管もそうですがST管も球のシールドケースなんかも入手困難ですね。
昭和から変わらない番組(ラジオ体操やひるのいこい)は真空管ラジオの音が合います(笑)
電人 さん 今日は。
もう7エリアのコールサインはPですか、アマチュア無線から離れて大分経つので
最近の事情はさっぱり分かりません。
昔使っていたのはJA9ナントカでした。
電人さん
にゃごにゃごさん

話が逸れて申し訳ありません>電人さん
最新のアマチュア局のコールサイン付与状況については下記が参考になります。
https://www.hamlife.jp/2018/06/16/ja-callsign-fuyojyoukyou20180616/
昔はコールサインは再割り当ては無かったのですが、いつだったからか電話番号同様に再割り当てが始まり、最初は再割り当ての無かったJAまで再割り当てされるようになり、コールサインではOMかYMか分からなくなってしまいました。
ちなみに私は再割り当てではないJH2ナントカで、未だに5年ごとに無線局免許の更新を続けています(実質はQRT状態です💦)。従事者免許は永久ライセンスなので楽ですね(一応1アマ持ってます)。

真空管の話題に戻して…
6BM8は3極管と5極管が一つになっていて、単球でプリメインアンプが作れたので重宝していましたね。#なんか無性に真空管をいじってみたくなった(^^♪
えでぃ さん、今晩は。

一時は100本以上の真空管在庫(未使用品も何本か)が有りましたが、引っ越し
騒ぎに紛れて行方不明になりました。
トランジスタで最初に使ったのはゲルマニウムで小型の飯盒みたいな形でした
懐かしいですね。
にゃごにゃごさん
私も一時はST管含め、真空管を洗濯かごいっぱい持っていましたが、捨ててしまいました。
ゲルマニウムトランジスタは2SB54/56が最初ですが、筒形でしたよ。飯盒型はさすがに知りません。シリコントランジスタは鍔の付いた2SC372ですね(^^)

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えでぃ さん、又々今晩は。
こんな形の平べったいトランジスタで一番上がエミッタ中央がベース下がコレクタだった様な記憶が有ります、性能はとても低く使いにくい物でした。
にゃごにゃごさん
これはやっぱり見たことありません。ソニーが東通工の頃ですか?
にゃごにゃごさんの方が私より若干先輩のようですが、単に私がこの世界に足を突っ込むのが遅かっただけかもしれません(^^;
電人
電人さん・投稿者
Gマスター
6BM8のような複合管は単球ラジオにも使えますね、並三の回路で整流をダイオードで。
2SB56とか2SC372とか、これまた古いトラが出てきましたね(笑)

私は世代的にはもう少し後の2SC945とか2SC1815の時代がリアルタイムでした。1815も生産中止になりました。この手のものは自作も難しい時代になりました。
にゃごにゃごさん
電人さん
結婚以来、自宅で電子工作をすることが無くなりました。
会社でも半田ごてを持つ機会が少なくなりました。スイッチング用のトランジスタを選ぶにも、型番が思い浮かばない…2SC1815はもう無いのか💦
ラジオ少年だった頃が懐かしい(;´∀`)
えでぃ さん、今晩は。

今はもう電子工作をする事は殆ど有りませんが液晶モニタ等の修理はたまにします。
未だにE12やE24系列は忘れていませんし2SC372やFETの未使用品が取ってあります。(まあ使う事は無いでしょうが)
電人
電人さん・投稿者
Gマスター

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例えば球のラジオでは電源部の平滑回路の定番は20μF-2kΩ-20μFですが、これはE24の現代部品に置き換えると22μ-2.2k-22μになりますし、その平滑回路に使う画像のようなブロックケミコンはそもそも「無い」ですね。
あ、自作には2SA1015/2SC1815はセカンドソースで入手するのが安くていいですね。
にゃごにゃごさん
電人さん
抵抗の系列もそうですが、トランジスタやTTLの型番は使わなくなった今でも忘れていないですね。
ブロックコンデンサは最近すっかり目にしなくなりました。

2SC1815のセカンドソース探しました。仕事で少量使うのですか、RSコンポーネンツで探したら、KSC1815YTAが200個購入で@10円でしたが、そんな数は要らないので似たようなスペックで探すと、2N3904TAが10個購入で@30円でした。
これとコンプリの2N3906TAは200個購入で@3.14円という価格設定(^^;
電人
電人さん・投稿者
Gマスター

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CMOSの4000番台はあやふやですが74シリーズは04や32なんかはピン番含めて頭に入ってますね(笑)
ブロックケミコンは中身を捨てて400V耐圧のラジアル型に入れ替えて「修理」しました(笑)見た目にはオリジナルを保っています。
電人さん
ブロックケミコンの「修理」はすごい(@_@)

Nutubeと言うデバイスを知っていますか?興味はあるけど、個人では触る機会はないし、仕事でも試す理由がみつからない(-_-;)
https://korgnutube.com/jp/
電人
電人さん・投稿者
Gマスター
ノリタケの真空管(管と言っていいのか?)ですね、もちろん知ってました(個人的に使う機会はないと思いますが)12V程度から動作するらしいですね。ギターアンプなんかもまだまだ球の世界の様なのでそっち方面では伸びるデバイスかな、と思っています。
電人
電人さん・投稿者
Gマスター
>ブロックケミコンの「修理」はすごい(@_@)

ブロックケミコンはアルミケースのカシメをこじ開け、中身を除去します。

で、20μ350V+20μ350V+10μ350V+1μ350V+20μ50Vがオリジナルでしたので、22μ400V+22μ400V+10μ400V+1μ400V+22μ50Vの現行品に置き換え、GNDラインを共通にして空中はんだ付けしてケースに入る高さに組み上げて、シリコンで固定して再びアルミケースを被せました。

よーく見てもわかんないですよ(笑)。

とはいえ、それがさらに木製ケースの中に入るのでほとんど意味の無い自己満足な世界ですが、外観オリジナルってのは割と重要です(雰囲気問題)。
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