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こんにちは。しまだあやです。
食事をしながらの登場、失礼いたします。
突然ですが、
あなたは人生最後の日に、何を食べたいですか??
子どもの頃、おうちでよく食べた料理を思い浮かべた人。
部活や受験、就活など、頑張ったシーンでのお供を思い浮かべた人。
大切な誰かとの、思い出と共にある食事を思い浮かべた人。
純粋に、大好きな食べ物を思い浮かべた人。
いろいろだと思います。
なぜ、こんな話をしているかというと。
今回「マイネ王調査団」にこんな調査依頼が届いたからなんです。
定食、いいよね。私も大好きです。それに、生まれた場所を思い出す食事は、最後を迎える日に、ものすごく大切な役割を担いそう。
ということで!
早速「一番人気なもの」を調べてみましょう。日本に暮らす人々、約2.8万人を対象に調査されたデータがありましたよ。どん。
やはりお米系、人気だな〜。依頼者さんが答えた「生魚」や「白ごはん」の要素も、それぞれしっかりランクイン。
……と、これで依頼自体はクリアしてしまったわけですが、ここで記事を終えては、私の役目がございません。
たとえば1位の「寿司」ですが、同じ寿司でも「なぜ寿司なのか」や寿司にまつわる思い出は、それぞれにエピソードがあるはず。私としては、 そういう部分も聞いてみたい。
また、ご依頼内容に「変わったものを含めて」とありますが、ちょうど今、私がいる大阪では「大阪・関西万博」が開催中。まちの風景も、より国際的になりました。電車に乗れば、いろんな言語でのおしゃべりが聞こえたり、英語表記のメニューを置くレストランが増えたり。コンビニにハラールフレンドリー※のコーナーができたり。
※ハラールフレンドリー:イスラム教徒の食事文化に配慮したものやサービス
せっかくの機会なので、海を越えて来てくださったみなさんに、聞いてみたいと思います。
それでは1人目。
ヨルダンから来た、アンマール君です。
このあとのダーナの言葉が、本当に素敵だった。何度も翻訳アプリで確かめながら伝えてくれたので、以下、彼女の言葉のまま、記させてください。
海外から日本に来ているみんなの回答、当たり前なんだけど、本当に彩り豊か。他にも素敵なエピソードがいっぱいだったので、紹介しますね。
お弁当制度だった小学校時代、お母さんがよく、ピタパンにクリームチーズだけをロールした、シンプルなサンドイッチを持たせてくれた。けれど、学校までの道のりで、教科書に挟まって、だいたいぺしゃんこに。ある日クラスメイトに「ラナの弁当、いっつもモノサシみたい〜!」とからかわれて、気持ちのやりどころがなく、思わずお母さんに「もうサンドイッチなんていらない!」って言っちゃった。「ほんとは、おいしくて大好きだったんだけど」とのこと。
タイ料理屋さんに勤める、イサーン地方出身のシェフ。恥ずかしそうに笑い、顔を手で覆いながら、ちっちゃな声で「ソムタム……(照)」と言っていた。ソムタムは、イサーン地方のサラダ。青パパイヤの千切りに、ナムプラー、砂糖、ライム、唐辛子が和えられたもの。照れてた理由はおそらく、日本でいう「きゅうりのぬか漬け」的な、伝統的かつ家庭的な一品だからかも?
彼女はムスリマ(イスラム教徒)、お酒を飲まない。家族以外の異性と食事することも基本的にない。でも「女子飲み会」なるものはあるようで、女性たちで集まり、紅茶を飲みながらおしゃべりする時間が日常にある。最後の晩餐でも、そんな過ごし方をしたいそう。素敵!
彼女の故郷・台中発祥といわれているタピオカミルクティー。くらげさんはメイド喫茶で働いているんだけど、その休憩中にも、いっつも飲んでるんだって。ソウルフードだね。
彼女の実家には、果物の木がいっぱい。家族みんなで、いろんなフルーツを大切に育ててた。日本にはない種類もたくさんあって、毎朝もぎたてのフルーツを食べるのが、健やかな毎日を送るためのルーティンだった。
幼少期、鶏肉が料理に出たときに「皮の部分っておいしいなあ」と思っていた。日本への移住後、居酒屋メニューの「鳥皮」に感動。「僕の好きな部分を集めてくれてる串があるだと!?」みたいな。「居酒屋が好き。知らない人とたまたま居合わせて飲む感じも好き。最後の晩餐、そういうのでもいいな。知らないからこそ、いろいろ喋れたりもするやん?」
いろんな人に最後の晩餐を聞く中で、もうひとつ、印象に残っている回答があります。
インドで生まれ育ち、大阪の飲食店で働いている、シド。
私が出張に使った飛行機で、たまたまお隣の席に。彼は、家族の用事で故郷に帰るところ。道中、フレンドリーに話しかけてくれた彼に、同じ質問をしてみたわけです。すると「どうしてそんなことを聞くの? 死のことを考えないよ」と。
そして「もし、それでも答えるなら、“何も食べない” かな。死を迎えるときは、食を受け入れられないから。食の欲求が生まれないと思う」と、言っていました。
それがインドの考え方なのか、シド個人の考え方なのかは、ちゃんと聞けてない。でも、そうだよなー、と思った。「最後の晩餐」は、日本じゃトークテーマとしてよくあるけれど、人や考え方によっては捉え方が違う。海を越えれば、文化も違う。その人がどんなことを大切にして生きているかを知れる、尊い問いかけ。
依頼者さんからの調査内容、「最後の晩餐で一番人気なものは何か?」。結果は、日本国内であれば、1位は「寿司」でした。
でも、海外のみんなにもお話を聞いていると、どの国の人であってもランキングでは表しきれない、大事な物語が詰まっていることを、改めて感じました。依頼者さんのおかげで触れられた世界がたくさん。投稿してくださって、ありがとうございます!
ちなみに。
私が選ぶ最後の晩餐は………、
ナポリタンです!
8年前、私の大事な友人がはじめて作ってくれた料理。ただ、写真みたいに具材は入っておらず、ケチャップとパスタだけの、具なしナポリタン。これがすごくおいしくて。その後も、具なしなりに工夫したり。みんなでナポリタンパーティーしたり。それまで、食事という行為に、どうしても肩の力が入ってしまっていた私に、食事の自由と安心を与えた一品で……いや、長くなりそうなんで(笑)、ナポリタンについては、またゆっくり、どこかで書きます。
……というところで!
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
最後に改めて、みなさんにこの質問をして、記事を結びますね。
人生最後の日に、
あなたは何を食べたいですか?
>> 弥哉 さん
こんにちは!実は、まさに、弥哉さんがおっしゃるとおりで。最初は定番ネタとして、私もみなさんへ聞き始めたんです。でも、自分自身が思った以上に、一人ひとりのエピソードに大切なものが詰まっていて。結果、ちょっと深めの記事になりました。
弥哉さんにとって、「高級チョコ」の思い出も、駄菓子屋さんで売っているような「子供の時に食べた1個何十円の安いチョコ」の思い出も、大切なエピソードがありそうです◎ コメントありがとうございました!
>> 空美fuk さん
Emiさんこんにちは、読んでくださってありがとうございます。なるほど〜! これは、私が記事でお伺いした人々のエピソードにはなかった、新しい視点だ……! (私の家族に、蕎麦アレルギーの人がいます。彼女はどんなふうに考えているんだろう。聞いてみよう)
きっと技術が発達して、カニやエビと、全く同じ味・食感の食べ物が、世の中に再現される日ももう近いはずですから(もうあるのかも…?)、どうかEmiさんには、元気に生き続けながら、NeoカニやNeoエビを堪能いただきたい…!笑
私は迷わずコレです‼️
業務スーパーで売っている「韓国のじゃがいも麺=カムチャミョン」🍜✨
このインスタントラーメン、本当に辛くて美味しいんです🥵💓
じゃがいも麺だから、シコシコの食感が最高なんですよ〜🎶
そしてその上に‼️
同じく業務スーパーの「焼肉屋さんのキムチ」🔥をどっさりON✨
これがもう……最後の晩餐レベルの美味しさです😂❤️
辛さと旨みの共演で「人生、悔いなし!」ってなります🤣💯
#業スー最強 #カムちゃんみょん愛 #最後の晩餐に迷いなし
>> やまぐちけんじ さん
読んでくださって、ありがとうございます。やまぐちさんの「最後の晩餐」、いいなあ。 新緑が活き活きとした季節の、山裾の風景が浮かびました。(かわいい鳥も飛んでいました)>> ちんみ3 さん
うわーーーわかる!!わかります!!! 私も業スーの감자면、だいすき! 家にいっぱい、ストックあります!笑しかも、キムチどっさりONも、激しく同意です。コチュジャンとか、追加で混ぜたりしちゃいます。いいですよねえ…!
「最後の晩餐」がテーマですが、業スーにいくと、「これおいしそう!」「これ混ぜてみようかな」って、創作意欲というか、生きる力が湧いてきますよね。あー、おなかすいてきました!笑
ちんみ3さん、読んでくださり、ありがとうございました!
かたちは俵形。
中身は母の母(おばあちゃん)が漬けた梅干しなら最高!
もう、かなわないけどね😢
おにぎり......(θ‿θ)
白飯🍚、みそ汁、玉子焼き、豚の生姜焼きとかですね。高級じゃなく、定番落ち着きます。
自分にとって最後の食事が何になるかは分からないけれど、かつて棺桶に片足を突っ込みかけたのち、病室で食べた豆腐の味と身体に染みていく感覚が忘れられないです。
冒頭の画像と しまだあや さんの名から、和食系の麺だと思っていたらナポリタン🍝だったか⋯
(ノ∀`)アチャー ヤラレタヨ
あのメーカー名が頭に浮かんでいました(*ノω・*)テヘ
考えさせられました。
今、思い付いたのが白米と煮魚(鯛の煮付け)かなぁ。
今の時点の私は、豚骨風味の春雨スープです!
冬瓜と小エビのあんかけ
(小エビは日清CUP NOODLEに入ってる位の大きさ)
この2つを食べたい。
щ(ノζ 尸  ̄ ξ)Ш
欲を言えば、もっと多くの国の人の「最後の晩餐」を知りたかったです。
ところで、私が最後に食べたいのは、曾祖母(ひいおばあちゃん)が作ってくれたオムライスです。
明治生まれの田舎のおばあちゃんなので、本式ではなく、白いご飯を山のように形づくったところに指で少し塩を振りかけて、フライパンで作った薄焼きの卵をのせ、ケチャップをかけるという簡易式(?)です。
当時、家では冷凍チキンライスを買っていなかったですし、ミックスベジタブルを使ってチキンライスを作るとケチャップでベチャベチャしてしまうのと、卵がトロトロなのも当時は得意ではなかったので、曾祖母式のオムライスが好きでした。
やっぱ米食いたいな
それも魚沼産のとびきり上等のやつ
おかずは銀ダラの西京焼とか
あと奈良漬けとかあったら言うことないな
気持ちを切り替えて、最後の晩餐を楽しむとしたら…
昔を思い出し、母の作った茶碗蒸し
育った福岡の明太子とラーメンとゴボ天
値段を気にせず伊勢海老を刺身で
純米大吟醸のお酒と一緒に
最後にバランタインの長期熟成モノをロックで1杯、2杯、3杯… 意識をなくすまで!
>> しまだあや さん
なんと、まさかのご本人からコメントがいただけるとは…文脈から、きっと素敵なことを言ってるんだろうなとは思っていましたが…やっぱり心温まるコメントでした♪!教えてくれてありがとうございます。死ぬ前に胃もたれしたくないとか考えてしまいました。
死ぬまでにしたい事をやり残しが無いようにこれからの人生をほそぼそと行きたいなと考えさせられました。
>> Nao61 さん
こんにちは、記事を読んでくださり、そしてコメントやご意見も、ありがとうございます!Nao61さんのひいおばあ様のオムライス、このスタイルのものを初めて聞きました。とても素敵です、鮮やかでおいしそうな一皿が、目の前に浮かびました。
そして、もっと多くの国の人の「最後の晩餐」を、とのこと。もうすぐ万博が終わり、海外スタッフのみなさんが帰っていってしまいますが、可能な限り、お会いしたときには聞いてみますね。そして、また何か記事が発信できるよう、がんばります!
あわせて、ひとまず、いくつか本記事で掲載できなかったものがあるので、こちらでお伝えいたします。(国が被ってしまってはいますが…!)
●ハンガリー・Nさん「卵かけごはん」
お父さんがハンガリー人、お母さんが日本人のミックス。ハンガリーは卵を生で食べる文化がないので、スーパーでは売ってなかったけど、母がわざわざ取り寄せて、食べさせてくれていた。そのやさしさを思い出すから、最後は「卵かけごはん」を食べたい。
●ヨルダン・Gさん「ミートラザニア」
大好物! 牛肉はハラルの牛肉を使用する。日本に来たときは、ハラルの牛肉ミンチがあまり売ってないから、マッシャーは必須。ハラルフレンドリーな、オーストラリア産の塊のお肉をマッシュして、ミンチにして使うよ。
●イエメン・Yさん「サンブーサ」
サンブーサ。日本の春巻きにちょっと似てるけど、形は三角形。中身は牛ミンチとかポテトとかチーズとか、家によって違うけど、私は牛ミンチだけのものが好き。サンブーサは、普段は食べない。食べるのは、ラマダン明け(断食明け)だけ。ラマダン中に、みんなでこのサンブーサを作って、明けたら食べる。ラマダン明けの食べ物は、本当においしく感じるし、何より食に対してのありがたみや、自分の命の存在を深く受け取ることができる、特別なもの。
子供の頃の味が忘れられず、今でも食べています。
(依頼人様と殆ど同じですね。😅)
普段どおり、従容(しょうよう)として去りたいと思います。
(^thank^)/♪🦉
温かい御飯にうなぎです✨お漬物は奈良漬けかなあ?
あるいは、家で寝たきり同然になって、介護されながら、食べたいものも食べられず死んでいくんだよ?
ピンピンコロリ出来る人も、突然死するから、いつが最期かは分からないので、最後の晩餐が何になるかは分からないし、非現実的な夢は夢のままだろうねー
食べたい物は元気な時に食べておく方が、後悔しなくて良いと思うよ
病気になってから食べても美味くないし。
日本人の死因ベスト3は、ガン、心疾患、老衰で、約半数。
ガンの部位別で罹患率で多いのは、
大腸・肺・胃
大腸ガンになると、人工肛門をつけなければいけなくなる人もいたり、胃ガンになるとメシどころではないし。食いたい物が食えるかどうか
健康第一生活をしていても、好きで病気になる訳じゃないし、いつ病気になるか分からないから、食べたい物は今のうちに食べておきなよ。
親が胃ガンで血ヘドを吐いて苦しみ、ほぼ入院して闘病生活していた姿を子供の頃に観ていた身からすれば、強くオススメします。
もちろん、そんな親は既に死んでいますから
>> しまだあや さん
わざわざ返信いただき恐縮です!そして他の方の「最後の晩餐」も書いてくださりありがとうございました!
もう食べられないけど…😭
エビ🦐が好きなのでエビフライです
しまだあやさんの具なしナポリタンも
美味しそうです😋
ちなみに寿司は大好きですので初めてのネタも良いですね。
なので、やまほどあると思います。一品に決められずにすみません。
まあそれが最後だと解る事はないので無理でしょう。
病気や怪我で今夜が山だとかは食べる余裕もないし。最後の晩餐確定は死刑囚くらい?
どうせ死ぬのなら、飯の時間より家族と一緒にいることや家族になにかを残す方を優先しますね。
最後に何を食べたいかは自由ですが、死にゆくものが金や物を使わず、次の世代に金や物を残したいと思う私。
しにみずがあれば充分!
土へと帰る身、自然のままの水が最高のごちそう。
もしも可能なら母親の手料理
野菜炒めでも、卵焼きでも目玉焼きでも構わない
お味噌汁だけでも良い
これと決められません、その時の年齢や一緒に居る人に寄ります
とりあえず好きなのは粉モンかな❓
美味しいご飯と味噌汁とお漬物も良いけど…🤗
この先も変わらん
日本人のみのイメージだったので、
外国籍の方まで調べて頂き非常に興味深く見させて頂きました!
これからも楽しい投稿お願いいたします!