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iPhoneの乗り物酔い防止機能って本当に効くの? とにかく酔いやすい姉で検証しました
就職しないまま大人になってしまったライター。プリンとじゃがいもが好き。(X:@shugou17)
こんにちは。iPhone歴12年のライター、シュゴウです。
iPhoneはアップデートするたびに新機能がリリースされますが、2024年9月にリリースされた「iOS18」では、ある現象を予防する新機能が導入され話題になったのをご存じでしょうか?
その新機能とは……
そう、なんと「乗り物酔いを防止する」という、にわかには信じがたい機能がリリースされたのです。
しかもこの機能、驚くことに「乗車中にiPhoneを操作することで乗り物酔いを防止できる」とのこと。普通は乗車中にスマホを操作すると、ただ車に乗っているよりも格段に酔いやすくなるのに……?
ということで、今回はiPhoneの乗り物酔い防止機能である「車両モーションキュー」は実際に効果があるのかを、
「速攻で乗り物酔いする」でおなじみ、シュゴウの姉で検証します。
車両モーションキュー設定方法
車両モーションキューは「iOS18」から実装された機能なので、それ以前のiOSバージョンの方はバージョンアップが必要になります。
「車両モーションキュー」を利用したい場合、設定アプリの「アクセシビリティ」→「動作」をタップし、
「車両モーションキューを表示」から「オン」を選択すればOK。「自動」を選択した場合は、車両の動きに連動して自動的に車両モーションキューのオン・オフが切り替わります。
車両モーションキューをオンにすると、画面の端に黒いドットが出現。
乗り物酔いは、体が感じる揺れや遠心力と、自分が見ている視覚情報の不一致によって引き起こされるらしいのですが、このドットが車両の揺れや遠心力を可視化することで、体感と視覚のズレを解消し乗り物酔いを軽減してくれる仕組みのようです。
試しにスマホを左右に振ってみると、ドットも左右にユラユラと揺れ動きました。なるほど理屈は理解できましたが、こんなただの点が画面に表示されただけで、本当に乗り物酔いを防止できるのでしょうか?
早速検証していきます。


<検証① 車両モーションキュー:オフ>
- 乗車しながら「車両モーションキュー:オフ」の状態のスマホを30分操作
- 30分耐えられない場合はリタイアまでのタイムを計測
- 検証終了後、気持ち悪さレベルを0~10で評価
~休憩タイム~
時間を空けて、体の酔い具合をリセットする
<検証② 車両モーションキュー:オン>
①の検証を「車両モーションキュー:オン」の状態で行う
以上の検証①②をシュゴウおよび姉で実施。「ギブアップまでのタイム」や「気持ち悪さレベル」を測定し、車両モーションキューの効果を比較検証します。
検証中の30分間を走るコースは、近所の沼地を周回することにしました。
この沼地は形がいびつなので、沼地沿いの道路もクネクネと曲がりくねっています。
さらに、一部の道路は舗装されていないオフロード状態。山道のようなアップダウンも激しいガタガタ道が続くので、乗り物酔い検証にはもってこいのコースとなっています。
果たして、車両モーションキューはこの過酷なコースで効果を発揮できるでしょうか……!?
検証① 車両モーションキュー:オフ
検証①では、乗車しながら「車両モーションキュー:オフ」のスマホを操作し続け、30分耐えられるか検証。その後、気持ち悪さレベルを評価します。
「車に乗りながらスマホを操作する」わけですから、普通に車に乗っている状態よりもかなり酔いやすくなることが予想されますが、どうなるでしょうか……!?
今回は「車両モーションキュー:オフ」での検証なので……
乗車しながら普段と変わらない状態のスマホを操作します。














ということで、姉の「車両モーションキュー:オフ」での乗車スマホ耐久時間は20分10秒という結果に。30分耐え抜くことはできませんでした。








次は筆者シュゴウが、乗車しながら「車両モーションキュー:オフ」のスマホを操作し続け、30分耐えられるか検証します。











ということで、17分42秒で緊急リタイアとなりました。まさかの「酔いやすい人代表の姉」よりも早くリタイアする結果に。





気を取り直して、いよいよ車両モーションキューを利用した検証に移ります!
「車両モーションキュー:オン」の状態で乗車しながらスマホを操作し続け、30分耐えられるか検証。その後、検証①と同じように、気持ち悪さレベルを0~10で評価します。
ちなみに検証①が終わったあとにはリフレッシュタイムを設け、乗り物酔いをリセットしてから検証②を実施しています。
まずは姉から検証開始!





















検証開始から30分後…
そしてついに……
「車両モーションキュー:オフ」の検証①では「20分10秒」でリタイアしていた姉でしたが、今回の検証では、気持ち悪さを感じながらも30分の検証を耐え抜くことに成功!










ということで、姉が「車両モーションキュー:オフ」→「車両モーションキュー:オン」を使い比べてみたら……
- 気持ち悪さレベル:「8」→「6.5」
- スマホ操作耐久時間:「20分」→「30分」
という結果に!
酔いやすい姉が、かなり過酷なコースをスマホ操作しながら30分耐え抜いたというのはかなり衝撃的な結果でしたが、その一方で完全には乗り物酔いを防げはしなかった様子。
検証①では、酔いやすい姉よりも先にダウンしてしまった私ですが、果たして車両モーションキューの効果やいかに……!?












検証開始から30分後…
そしてついに……
「車両モーションキュー:オフ」の検証①では「17分42秒」で緊急リタイアしていた私シュゴウでしたが、今回の検証では、ほぼ気持ち悪さを感じることなく30分の検証を耐え抜くことに成功!








ということで、私シュゴウが「車両モーションキュー:オフ」→「車両モーションキュー:オン」を使い比べてみたら……
- 気持ち悪さレベル:「10」→「2」
- スマホ操作耐久時間:「17分」→「30分」
という驚きの結果に。
検証①ではかなりグロッキーな状態になりリタイアしましたが、「車両モーションキュー:オン」の検証では、元気なまま検証を終えることができました。
今回の検証では、2人とも「車両モーションキュー」の効果を実感できました。特に私はかなりの効果を実感できたものの、姉の方は、効果を認めつつも「普段使いはいいかな~」程度に収まっていた様子。
けっこう個人差があり、酔いやすい人ほど効きやすいとも限らないみたいなので、みなさんも己の身で実際に試してみることをおすすめします。
ちなみに検証後、姉にはお礼としてでっかいモンブランを渡しました。
以上、シュゴウがお送りしました。
編集:ノオト

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自分も乗り物酔いしやすい体質なので、今度必ず使ってみます!
私の場合、小さい頃は遠足などで、必ず酔うのでバスに乗るのがイヤでした。
歳を取ると、不思議と酔いにくくなりました。
それでも下手な運転のタクシーで長距離乗ると、酔うことがあります。
Androidのスマホにも、こんな便利なアプリを入れてほしいです。
スマホは、どんどん進化して、いろんなことが出来るようになったのは、素晴らしいことだと思います。
私が死ぬまで(十数年後かな?)に、どこまで便利になるのでしょうか。
色々診察して頂いた結果はやはり「半規管が弱い」で「これだけ弱いと大人になってもダメかもね」と言われました。
その通りの人生を歩み、通勤で酔うという毎日です。
その時に「感覚以外も臭いに敏感な人も酔いやすい」とお聞きしましたが、私もバスの臭いやガソリンの臭いが特に苦手で、ガソリンスタンドに行くとリバースとの闘いになります。
iPhoneユーザーでしたが、この機能は知りませんでした。
早速試してみたいと思います。
有益な記事をありがとうございました。
体を張った検証ありがとうございます‼️
本当に効果があるなら次は、3Dやタブレット酔い対策をお願いします。
乗り物酔いは大人になるまで何に乗っても経験したことがなくしあわせでした。
とある日クルーザーなる小船に乗って
主人の両親に結婚の初挨拶日に釣りに…海上に誘われました。
改まった会場より海上ーー🙀
とんでもないことになりました。
自身が人生初の撒き餌いをしてしまいました。
緊張のせいだよと慰めてもらったーー。が、以後、小舟はアウトになりました。
それに似た酔いがタブレット酔いですぅ😭
有益な記事ちょっと試してみますね。
個々の方々の三半規管との兼ね合いにもこの機能が対応出来る近未来を待ちたいですぅ。
エンジニアの皆様よろしくお願いします😉🐰🚩
お大事に🫡
けど、スマホとか見ようと思って下向くとやっぱ酔います🤢
よって、車乗ったら下向かない😂
または、三半規管を鍛えるしかない🥹
車両モーションキューなる機能が搭載されてるなんて知らなかった!から早速設定してみました✨️
こういう企画をどんどんやっていただきたいです。
体を張った面白い検証ありがとうございました。
さんふらわあの志布志行きで試してみたいと思います
Android用に「モーション キュー」のアプリがあるようですが、Googleでも同様の機能を実装するべく開発中らしいので、それに期待したいと思っています。
(^thank^)/♪🦉
とても興味深く見させていただきました。
身体をはった実験ありがとうございます❗️
でも私には関係ありません・・・。
常にハンドル握ってるので💦🚗~
文が長すぎます…
試してみます!
乗り物酔いする人と一緒で
もらい●ロしちゃいますよね
乗り物酔いを防止する機能は無縁なので使用したことはありませんが
多少は効果あるんですね!
船酔いには効果あるのでしょうか?ぜひとも実証実験を希望‼
iPhoneを所有している自分に酔っているのでは?😆
そして、二人の挑戦に拍手‼️
お疲れ様でした
よい検証をしてくださり感謝
面白かったです
参考になりました
いい機能ですが、緊急事以外は長時間見ないでもいいのではと思ってしまいました😆
家に有る海釣りの本に船酔い軽減として記されている。
三半規管が弱い人が酔いやすいと言うのは 揺れに対して細かく体が反応しないせいで その結果として胃酸が増える(この辺の事は諸説あり) だから乗り物酔いをするとムカムカしたりするので それを抑える事で軽減できる。
合ってるか そうで無いかはイマイチ自信なし。。😆
ーー✄ー-ー✄ーー✄ーー✄ー-ー✄ーー
姉の〝哀れなり〟が ツボ。。🤭
「乗り物酔いを防止する」機能があるとは知らなかったです。
スマホの技術進化は、とどまるところを知らないですね。
普段運転する方ですので、乗り物酔いはしたことがないですね。
ただ海で子船で釣りをした時に、船酔いをしたことがありますが。
機会があれば使ってみたいです。
実装したら比較してくださいね。
iPhoneだけでなく、Androidスマホも!
で、Androidだと機種(メーカー)ごとの検証も必要になると思いますね。
向かない様にしています。
ほぼ、運転する側なので
神経はピリピリしています。
なので酔いません。
公共交通機関では
スマホは見ますが
下になっていると
乗り物酔いと危ないです。
なので風景を観てます。
興味深い結果でおもしろかったです
結構効果出てますね!
こういう機能があるとは知りませんでした。効果ありそうなので、機会があれば使ってみようと思います。と書きつつ、いつも運転する側なので、いつになるやら。。。
自分はAndroidだからこの機能は使えないですね…
酔いやすさは人によりけり道路状況にも影響大だとは思いますが気持ち悪くなるのは、ほんと辛いですから💦
📒🖊️検証お疲れ様でした👍️
体を張ってわかりやすい記事をありがとうございました💕
昔のことを思い出したんですが、会社の慰安旅行で、デラックスバスを用意して、バスの中で麻雀ができるものです。
ただ、麻雀台が進行方向に対し斜めになっていて、する人も斜めに座ることになります。特にうるさ型の4人がマージャンをしてたんですが、みんな気持ち悪くなってました。
進行方向に対し、頭の中とそれが常に合っていればいいでしょうが、それが狂ってしまうと酔いやすいみたいですね。
それがスマホ画面で修正できるとは到底思えない。Appleもこんなことをしてると危ないな。