2016年新春版！ mineoで使いたくなるSIMフリースマホまとめ

mineo（マイネオ）のA/Dプラン別！ オススメのハイ／ミドル／ロー端末とその理由

SIMフリースマートフォンの充実ぶりは目を見張るばかり。最近では、3大キャリアの新製品よりも次々登場するSIMフリースマートフォンのニュースのほうが、機種や価格の驚きがあって面白いという状況だ。

そこで、現時点で注目のSIMフリースマートフォンのなかから、ハイ／ミドル／ローと、mineo（マイネオ）のauネットワークを使ったAプラン、ドコモネットワークを使ったDプランのそれぞれに向いたスマートフォンを選んでみた。なお、SIMフリーであれば、A/Dプラン共通して使える機種も徐々に出てきており、「SIMフリー」スマホのほとんどがなぜmineoの動作確認端末一覧に載ってないの？で言及されているように、少し注意すれば問題なく使えるものも増えてきている。

そして今回選んだAプラン向きのSIMフリー機はDプランでも問題なく使える。そう、マルチキャリア対応なのだ！

※テザリングに関しては、mineo動作確認端末一覧にあるものを記載しています。（2016/1/18　21:00追記）

ハイエンドクラス～Aプラン向け

iPhone 6s/6s Plus

誰がなんと言おうと国内で正規に流通しているSIMフリースマートフォンの最高峰はiPhoneに間違いない。価格も非常に高価で、SIMフリー版で約10万円から。ただし、今後は3大キャリアが販売するiPhoneも半年経過するなどすればSIMフリー化できるため、iPhone 6s/6s Plus以降の機種なら3大キャリア版を買ってもSIMフリー版と同様の活用ができるはずだ。

価格は最も安価なストレージが16GBのiPhone 6sで税込10万円弱からと高価だが、利用を終えた後にiPhoneは比較的高く売却できることまで考えれば、圧倒的に高いとも言えなくなる。とはいえ、iPhone 6まではSIMフリー版は特に高く売却できたが、今後は3大キャリア版でもSIMフリー化できるため、SIMフリー版だからといって驚くような高値で売り抜けることは難しいかもしれない。

ちなみに、iPhoneはauネットワークでも3Gの音声通話ができる貴重なSIMフリー機。なお、iPhone 6s/6s PlusはDプランでも音声、データともに問題なく使える。ただ、iOSのバージョンによって対応が変わることもあるので、念のため動作確認端末一覧をチェックしたい。

ハイエンドクラス～Dプラン向け

Nexus 5X

Androidスマートフォンとしてはもっと価格の高いものもあるが、国内で正規に流通していることと、最新バージョンのAndroidが使えるという点を考慮し、ハイエンド代表として登場してもらった。

ドコモやワイモバイルからも「Nexus 5X」は販売されているが、こちらは各キャリア仕様となっており、SIMロックもされている（半年後に解除可能）。SIMフリー版は、国内ではGoogleストアからオンラインで購入可能。価格はストレージが16GBで5万7510円、32GBが6万1938円。

Nexus 5Xに搭載されるOSは現在のところAndroid 6.0。現時点で販売されているスマートフォンは5.0～5.1が多いことを考えれば、最新のOSを体験できるメリットがある。スペックはプロセッサーに1.8 GHz駆動6コアのSnapdragon 808、ディスプレーは5.2インチ、解像度は1920×1080ドットとなる。充電はmicroUSBではなく、急速充電をサポートするUSB Type-Cであるところがポイント。表裏関係なく差せますよ！

会員登録

テザリング　
・iPhone 6s/6s Plus　Aプラン　×　　Dプラン　○
・Nexus 5X　Dプラン　○

（この続き残り4機種の紹介は、マイネ王登録メンバー限定！メンバー登録は無料です。メンバー登録の方法はこちら）

ミドルクラス～Aプラン向け

arrows M02

最近登場した話題のスマートフォンが富士通のarrows M02。国内ブランド、防水・防塵、高耐久、おサイフケータイ対応と、国内大手通信事業者が販売するスマートフォンの機能をほぼ満たし、その上価格も3万円台と手頃なため、非常に人気を集めている。

そして、最大の特徴がauネットワークでも音声通話ができること。auネットワークでの音声通話は3G方式でなくLTEに音声データを乗せるVoLTE方式に限られるが、SIMフリー機ながらauネットワークの音声通話ができる貴重な機種だ。

家電量販店で単体購入できるだけでなく、格安SIMサービスからセット端末としても販売されており、その場合は家電量販店で単体購入するよりも安いことや、単体売りにはない特別カラーを揃えていることがポイント。ちなみにmineoは「ピンク」の限定色を扱っている。

スペックはプロッサーに1.2 GHz駆動で4コアのSnapdragon 410（MSM8916）、ディスプレーは5.0インチ有機ELで解像度は1280×720ドットとなる。なお、arrows M02はドコモネットワークのDプランでも利用可能。その場合の音声通話は3GとVoLTEのどちらにも対応する。

ミドルクラス～Dプラン向け

NuAns NEO

最近登場のおすすめスマートフォンとして、Windows 10 Mobile搭載機種を紹介しないわけにはいかない。すでに複数の機種が市場投入されているが、そのなかでも、ミドルクラスのスペックながら上位機種に許されたContinuum対応を予定していることを明らかにしたNuAns NEOだ。スマートフォンアクセサリーを販売しているトリニティが投入する初のスマートフォンである。

スペックはSnapdragon 617を搭載するとしており、前述の通り、ディスプレーやキーボードなどを接続してWindowsパソコンのように振る舞うContinuum機能に対応を予定していることが特徴となる。

最大の魅力は本体のスタイリングで、スマートフォンアクセサリーメーカーらしく、スマホと一体化したデザインのジャケットやケースを多数取り揃えている。発表時点では木製の外装がアピールされたこともあって、その点で記憶している人も多いと思う。

肝心のWindows 10 Mobileは、スマートフォン用のOSとして使いやすいのかという点については、基本的なアプリがほぼ揃っていることや、ブラウザーがベースのサービスなら問題ないこともあり、自分が良く使うアプリがあるかどうか、代替アプリがあるかどうかで判断しても良いと思われる。

テザリング　
・arrows M02　Aプラン　○　　Dプラン　○

エントリークラス～Aプラン向け

該当なし

残念ながらauネットワーク向けのミドルクラス以下のSIMフリー機は存在しない。これまで述べてきたようにau向けのSIMフリー機自体が極めて少なく、エントリークラスの製品が存在しないからだ。

強いて言うならば、低価格で売られており、auネットワークで使えるauの中古端末が該当する。たとえば中古相場も現在のところ2万円も出せば2年ほど前のハイエンド機が狙える。ソニーならXperia Z1（SOL23）やZL2（SOL25）、サムスンならGalaxy S5（SCL23）やGalaxy Note 3（SCL22）あたりが該当する。

中古なので、バッテリーの劣化や本体の傷・汚れは心配だが、同価格の新品SIMフリーと比べても性能を考えれば悪くない（上で挙げたGalaxy S5とGalaxy Note 3はユーザーによるバッテリー交換可能）。状態の良いものを選べば十分使えそうだ。

エントリークラス～Dプラン向け

FREETEL Priori3 LTE

最近、特に充実してきているのがドコモネットワークで使えるエントリークラス端末。1万円台のスマートフォンと言えばパフォーマンス的にまったく期待できないとおもいきや、性能ランクは低くてもCPUとOSを最新で揃えておけば、意外にもサクサク動いて驚いてしまうほどだ。

なかでも低価格端末としては、この価格で十分な機能を持つFREETEL Priori3 LTEを挙げておく。税込で1万3824円で販売され、家電量販店でも購入可能。低価格機種ではLTE非対応の機種もあるが、これはLTE対応。詳細は未発表だがクアッドコアで1 GHz駆動のCPUを搭載し、少し解像度の粗い854×480ドットの4.5インチディスプレーを搭載する。

とりあえず使えれば問題ないと考え、非常に遅いことを覚悟して選ぶ端末かもしれないが、あまりに遅いということもなく普通に動く。複雑なWebサイトの閲覧をしたり、重いアプリの実行などを行なわなければ、問題ないと思う人もいるだろう。

Covia FLEAZ NEO

LTEに対応しないが、3Gで音声やデータ通信を賄ういうことでよければ「FLEAZ NEO」が税抜なら1万円切り、税込でも1万584円と非常に安価。もちろんこの価格でも通話やデータ通信ができる、れっきとしたスマートフォンだ。

ディスプレーはコンパクトな4インチで、解像度は800×480ドット。CPUは型番等は未発表だがクアッドコアで1 GHz駆動のCPUを搭載。そしてうれしい点はSIMカードスロットを2基搭載し、BluetoothによるBEACON機能の対応など、ロースペックながら最新の機能を盛り込んでいるところ。OSもAndroid 5.1だ。

ロースペック機を冒険のつもりで使ってみたら、意外にも使えてびっくりすることもある。エントリー利用から上級者のサブ利用まで、ぜひ挑戦してほしい。

テザリング　
・FREETEL Priori3 LTE　Dプラン　○

ASCII.jp側のコラボ記事

さて、ASCII.jp側では、mineoに最適!? いま使いたいSIMフリースマホの選び方まとめ2016年新春と題し、プランごとのSIMフリースマホの選び方、iPhone/iPadとの相性をあらためて確認している！

両方読むことで、「SIMフリー端末」について理解が深まること間違いなし！ぜひどちらも読んでいただき、SIMフリー端末マスターとなって、SIMフリー端末の利用を検討してほしい！

それでは、マイネ王側、ASCII.jp側の記事を読んでいただいたみなさん、感想やご意見があれば、コメントをよろしくお願いします！

バックナンバー

「ITガジェット」の記事一覧