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こんにちは、はじめまして。
8月よりmineoの技術系業務の担当となりました、山△@運営事務局です。
ハンドルネームは、シンプルに好きなものから名前を頂戴しました。山、いいですよね。先日アルプス(槍ヶ岳 表銀座縦走)に初挑戦しました。休日は電波も届かない大自然におりますが、平日は、目まぐるしく変化する携帯電話業界に対してアンテナバリ3で取り組んでいきますので、よろしくお願いします!
さて、ブログデビューとなる今回は、SIMロック解除スマートフォンにおけるプラン選びの注意点についてお伝えします。
昨今、キャリアで購入したスマートフォンのSIMロック解除は、簡単に手続きできるようになりました。
そのため、端末はそのままで、mineoへの乗り換えをご検討いただいている方も多いかと思います。
ただし、乗り換えの際にご留意いただきたいことがあります。
それは、端末と契約プランの組み合わせによっては、今まで電波が繋がっていた場所で圏外になるといった事象が起こるかもしれないのです!
これはなぜかというと・・・
契約したプランのキャリアが使用している電波と、端末が受信できる電波にミスマッチが起きているからです。
一体どういうことなのか、解説していきます。
スマートフォンや携帯電話などは電波を使って通信をしています。
その電波は『周波数帯(バンドと言います。)』で区分けされており、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルは、利用できるバンドを国からそれぞれ割り当てられています。
そして、SIMカードを端末に挿すことで、契約したキャリアのバンドを利用して通信ができるようになります。
上の表は、キャリアごとのLTE回線でのバンド一覧です(出典:総務省)。
各社で割り当てられているバンドが異なっていますね。共用しているバンドもありますが、占用しているバンドもあることが分かります。
例えば、バンド8の電波のみ繋がる場所があるとすれば、そこではソフトバンクの回線だけが通信と通話ができる、ということです。
ちなみに、格安SIMを提供しているMVNO事業者は、上表にある各キャリアの通信回線を借り受けて、サービスを提供しています。
mineoであれば、Aプランならau、DプランならNTTドコモ、Sプランならソフトバンクの回線を利用しています。
各端末が利用できるバンドは、生産時点で決められています。
端末のSIMロック解除をしても、あくまで他事業者のSIMカードが利用可能となるだけで、利用できるバンドは変わらないのです。
また、各キャリアで同じ名前で販売されているスマートフォンであっても、内部設計は別モノで、使えるバンドがそれぞれ異なる機種もあるので、注意が必要です。
例として、ドコモとauそれぞれで販売している、『Galaxy S21 5G』の対応バンド(LTE回線)を一部抜粋して比較してみました。
ドコモ版Galaxy S21 5G(参照元) :1/3/19/21/28/42
au版Galaxy S21 5G(参照元) :1/3/18/28/42
同じように見える端末であっても、対応しているバンドが異なることが分かります。
ただ、この差は機種によって異なり、iPhone等のように対応バンドに差異がないものもあります。
キャリア端末の対応バンドの詳細は、各キャリアのHPでチェックしてみてください。
説明が長くなりましたが、上記の例でまとめると・・・
ドコモ版Galaxy S21 5Gに、au回線を契約したSIMカードを挿すと、au回線のバンドに一部対応していないため、電波が繋がりにくくなることがある、ということです。
ドコモ版が受信できるauの電波は、バンド1/3/28/42となり、バンド18には対応していません。
バンドが4種類も対応しているなら、問題なく使えるのでは?と思うかもしれませんが、実は、バンド18を掴めないことが大きなデメリットなんです!
バンド18は、プラチナバンド(700~900MHz)と呼ばれる周波数帯で、他のバンドよりも遠くまで電波が届きやすいという特徴があります。そしてこの特徴を利用し、人口密度の低いエリアではプラチナバンドの基地局1つで広範囲をカバーしていることもあるので、プラチナバンドが受信できないと、圏外になってしまうことが起きうるのです。
まとめとして、スマートフォンが通信できる例を図示すると以下のようになります。
3つの要素を全て満たさないと、通信ができないんです。
ですので、キャリアで購入したSIMロック解除端末を使ってmineoをご利用される際は、以下2点にご留意ください!
①端末がどのキャリアのバンドに対応しているのか確認する。(特にプラチナバンドは必須!
②対応しているキャリア回線のプランを選択する。
基本的には元のキャリア回線と同一のプランを選択するのが安心です!
キャリアで販売している端末に限らず、SIMフリーのスマートフォンも対応バンドが決められています。
比較的キャリアスマホよりも対応バンドは広めに設定されていますが、全てのバンドに対応しているとは限りません。
mineoで販売しているSIMフリー端末については、それぞれ選択可能なプランをWebページに掲載しています。
新端末の購入をお考えの方は、ぜひ事前にご確認ください。
ちなみに、先日ラインアップに追加された『Xperia10 III Lite』は、ソフトバンク回線のプラチナバンドである、バンド8に対応していないため、全国で安心してお使いいただくことをお勧めしづらいと考え、Sプランは対応プランから外しています。ご注意ください。
今回はキャリアで購入したスマートフォンでmineoを利用する際の注意点を中心にご説明しました。
端末のSIMロック解除を行いつつ、端末自体が利用できるバンド・キャリア回線を確認してからプランを選択することがポイントです。
また、SIMフリースマートフォンも対応バンドが決まっていますので、こちらも事前確認を!
(mineoでは回線プランと端末をセットで購入される場合、お勧めできないプランの回線は購入できないようになっているので安心ですよ!)
今後ともmineo、マイネ王をよろしくお願いします。
SIMロックやSIMフリーにばかり気を取られると後に後悔する事になりますね。
以前から言ってきましたが、MVNO各社が団結して
メーカーや総務省に働きかけていただきたいと思います。
これから5Gに対応した端末を選ぶときにも、ミリ波でも各キャリアで周波数帯域(バンド)の特性が散見されるので、注意しておかないと、快適に使用できない事になりますね。
参考にします
ありがとうございます
ありがとう
でも「ご」とか「お」が、ちょっとウザい。
もう少しサラッとよいのでは。
ありがとうございます🙇
simロックもご勘弁ですが、キャリアモデルの無駄なアプリの多さも勘弁して欲しいですよね。しかも削除出来なかったりするアプリも多いし。simフリーモデルはキャリアモデルよりすっきりしておりおすすめです。
キャリア回線に拘らなくてもいいかなって思い始めていますが初めてのメールアドレスがなくなってしまうのが淋しいかな
山△です。(”やま”と読みます。)
多くのコメントありがとうございます。
今後も有益な情報を発信できるよう頑張ります!
いくつかコメントもいただきましたが、iPhoneはどのキャリアで購入しても対応バンドは共通なので安心です。
Androidスマホでの乗換え時は、要チェックです!
>> 山△@運営事務局 さん
>電波は『周波数帯(バンド)』で区分けされておりふわぁ…
これが、マイネ王の皆さんの会話の中で時々見かける、国に割り当てられてるバンドってやつなんですね?😲
ホント…SIMフリー機種や「SIMロック解除」さえしとけば、なんとかなるって思ったスマホ素人なんでww😅💦
同じ名前の「Galaxy S21」ですら、ドコモ版とau版で、掴む電波が違うんですね…??(+_+)😫
>iPhoneはどのキャリアで購入しても対応バンドは共通なので安心です。
Androidも、iPhone等のように…対応バンドに差が出ないようにして欲しいですね…(*´Д`)
なんで出来ないんだろ?🤔
国が「SIMロック」を禁止しても、コレやってたら意味ないんじゃないですか?😓
(まるで、SIMロックに替わる…「周波数帯ロック」?)😅
電波が届きやすい「プラチナバンド」ってのも、やっと意味が分かりましたw
「楽天」が繋がり難いのも、納得ですw😂
(700~900MHz✨が全く貰えてないんですね?😓)
これでほんのちょっとは、スマホに詳しい皆さんの会話が理解できる足掛かりになったかも?🤣
すごく参考になりました!
ありがとうございました~♪(^^)/🙏✨✨
これは考えたことなかったなぁー。
バンドに関しては知らない方も周りで多く、確認してからがいいよ。と伝えても、都市伝説?な反応をされます(。ŏ_ŏ)
>先日ラインアップに追加された『Xperia10 III Lite』は〜Sプランは対応プランから外しています。
これは親切ですね(。•ㅅ•。)
読みやすい文章&わかりやすい内容で為になりました。
ありがとうございました♪
でも改めて一覧表で見ると、ととてもわかりやすかったです。
ありがとうございます。
Kanon好きです。
SIMロック解除されたスマートフォンでも注意点がある事をお伝えされているのは大変良い事だと思います。(^^)
内容も分かりやすくて良かったです。
これからもよろしくお願いします。
今まで意識したことなかったです。
今まで意識していませんでしたので、大変参考になりました。
ありがとうございました。
電波ってそういう仕組みになっているのかー。
ありがとうございました。
勉強になりました。(^^)/
>> 山△@運営事務局 さん
やまさん、わかりにくい周波数帯・バンドと端末の対応可否について、短く分かりやすくまとめていただき、ありがとうございます!iPhoneは6s、6s plus以降であれば、どのキャリア・SIMフリーモデルでも同じです。
iPhoneであれば、フィールドテストモードを使うことで、現在使っているバンド・周波数がわかります。
以下、iOS15.1の場合(iOS14以前より手間が少なくなりました)
1.「電話アプリ」で「*3001#12345#*」と入力し、緑色の発信ボタンをタップ
※「連絡先アプリ」からではなく、「電話アプリ」で「直接入力」してください
2.Dashboard画面が開く。必要ならスクショ
band info = バンド(表示例.3)
radio Access = アクセス技術(表示例.LTE)
EARFCN DL = 現在通信で使用している周波数
Android端末の場合も電話アプリで
「*#*#4636#*#*」と入力すると色々とできるようですが、設定を変更できてしまうようなので、試してません…
>> ぴこ さん
全く知りませんでした。情報ありがとうございます。