3GとLTEとで音声通話・SMSの対応の違いについて、みなさんは、知ってますよね？

【3G（W-CDMA）では】
バンドが合っていれば、データ通信、音声通話、SMSが可能
【4G LTEでは】
バンドが合っていればデータ通信は可能だが、音声通話、SMSに関しては、バンドが合っていてもできるとは限らない。キャリアごとに個別に対応が必要（Androidの場合）

以上のこと、そんなの知ってるよ！という方も多いかと思います。
ところが、これを解っていない人、意外と多いような感じがします。もちろん、一般の多くの人は解っていないと思いますが、マイネ王でグランドマスター級の人や、Q&Aで頻繁に活動していて多くのベストアンサー獲得数保持者の方の中にも、意外とけっこう、解っていない人がいらっしゃるように見受けられます。

実際のところ、LTEのバンド19に対応していてもドコモのVoLTEには対応していない端末、バンド18に対応していてもauのVoLTEには対応していない端末、バンド8に対応していてもソフトバンクのVoLTEには対応していない端末というのはあります。解っている人には当たり前に思えることですが、ところがどっこいそれを解ってなくて、4Gでも3Gと同じようにバンドが合っていればVoLTEで通話、SMSができるものだと思い込んでいる人が一部にいて、その人がけっこうQ&Aで回答したり掲示板で他人にアドバイスしたりしています。

その人たちはそう思い込んでいるので、「LTEのバンドXXに対応しているので○○プランで使えます」ということを、VoLTE対応状況に関係なく言ってしまいます。
それを鵜呑みにして端末を買ったりすると、「使えると言われたから買ったのに、通話とSMSができない」ということが起こり得るわけです。

また、解っている人でも、そのようなことを言ってしまう場合があります。その場合はその人の中での「使える」の基準が、タブレットやルーターならともかく、スマホでも「データ通信ができる」ことが「使える」の基準になってしまっている場合です。
その人にとって「使える」であっても、相手にとっての使える端末の基準を満たしているとは限りません。むしろそもそも、スマホといえど略さずに言えばスマート「フォン」であり、電話機能が本分であることはガラケーと変わりはありません。

マイネ王住民も多くの日本人同様同調性圧力が強い反面、判断基準を「お上」に依存する傾向の強い民族なので本来なら運営事務局が技適に関する規約同様「使える」の基準を明確化してガイドラインを示せば良いのでしょうが、誤解を招くような回答やアドバイスをしてしまうユーザーには地道な説明が必要と思われます。一度や二度説明しても解ってくれない人もタマにいらっしゃいますが。

特に、3Gがカットされる予定のahamoを使いたいというユーザーへの助言の際には注意が必要です。