【オンライン開催】IIJmio meeting 28 視聴参加
10月10日(土)、IIJmio meeting 28がオンライン配信されました。
今回も新型コロナの影響によりオンラインのみと開催となりましたが、前回は
各スタッフさんのご自宅からの配信でしたが、今回はオフィスからの配信となって
いました。
但し、登壇者は全員別々の部屋から参加という形で感染症対策もしっかり行われている
という印象です。(^^
まず、冒頭に堂前さんから冒頭に堂前さんから『IIJmio Updates』という前回開催の
5月から今回までの新サービスや新端末の紹介がありました。
・【SideShare】IIJmio meeting 28 IIJmio Updates 2020.05-2020.09
https://www.slideshare.net/IIJ_techlog/iijmio-meeting-28-iijmio-updates-202005202009-238818993/
ここではIIJmioモバイル従量制プランというSMS対応SIMで1GB 480円(税別)/月~から
使用出来るという新プランの紹介があり、毎月の通信量の変動の大きい方に適した
プランだなと感じました。
但し、タイプA(au回線)のみで既存契約からの移行は不可というシステム上の制限が
多い点は少し気になりました。
そして5G対応に関する話があり、IIJmioさんは今後対応を考えてはいるものの開始予定
は未定という状況の様です。
これには、契約管理などのシステム(BSS)や業務フローの立て付けが課題となる他、
現状の5Gサービスは、高速通信が売りな所、MVNOでは大手キャリアとの接続点(POI)
によって平日お昼時や朝夕等、混雑すると5Gならではの速度は出ず、5G契約に別の設備
を使って速度を確保するとコスト高になり、ユーザー側のメリットが現状では見いだせ
ない状況との事でした。
続いて、永野さんより、『端末トーク2020 ~スマホだけじゃないIIJmio』のお話が
ありました。
・【SideShare】IIJmio meeting 28 端末トーク2020 ~スマホだけじゃないIIJmio
https://www.slideshare.net/IIJ_techlog/iijmio-meeting-28-2020-iijmio-238825105/
ここでは、最近新たに取り扱いを開始した端末の紹介や、米国によるファーウェイに対して
課した制裁に関する事、さらに、スマホ以外ににもノートPCや宅内Wi-Fiルータ等取扱い
製品の増やした事のお話がありました。
新型コロナの影響により自宅に居る時間がが増え固定デバイスの需要が伸びた事が、
スマホ以外の機器を取り扱うきっかけになった様です。
なお、主要なSIMフリースマホに関してはカメラ画質を比較しやすいように、
カメラ撮影集が公開されています。
・【SideShare】IIJmio meeting 28 端末トーク2020 ~スマホだけじゃないIIJmio
(カメラ追加資料)
https://www.slideshare.net/IIJ_techlog/iijmio-meeting-28-2020-iijmio-238817784/1
同じシチュエーションで撮影した写真を比較出来る事はあまりないので、機種選びの
参考になるのではと思いました。(^^
次に佐々木さんより『MVNOの音声通話料金が安くなるって本当?指定設備卸の適正性
検証とは何か』というお話がありました。
・【SideShare】MVNOの音声通話料金が安くなるって本当?指定設備卸の適正性検証
とは何か
https://www.slideshare.net/IIJ_techlog/iijmio-meeting-28-mvno/
ここでは、普通にスマホから音声通話を使用した場合と、「みおふぉんダイアル」と
いうアプリを使用してプレフィックス付加した場合の電話を繋げる仕組みや、お金の
流れに関するお話があり、その説明の為に「卸」と「接続」違いに関する解説が
ありました。
ここでポイントとなるのは接続と卸の「代替性」になります。
代替性があれば卸の提供条件は厳しく規律しないで問題ないという事になるので、
大手キャリア側に有利な提供条件にする事が出来ます。
ドコモの卸通話料金は30秒14円で変わりない一方、音声接続料は年々見直され
安くなっている為、「みおふぉんダイアル」の様なプレフィックス付加して通話
という、接続の仕組みで行った方が原価が安くなります。
一見代替性がある様に思えますが、総務省の接続料の算定等に関する研究会では、
専用アプリを使う必要がある事が利用者にとって不便であるとされ、「代替性」
を現時点で否定しています。
そこで、NTTドコモがプレフィックス自動付与機能を提案し、KDDI、ソフトバンク
も相次いで自動付与機能の提供の方針を表明しており、この機能提供により
「代替性」認められるかどうかが今後の注目点と言えるでしょう。
ただ、プレフィックス通話には現状VoLTE音質にはならない点や転送電話に使えない
といった点も違いがある為、卸料金の引き下げの実現にも期待したい所では
あります。(^^ゞ
最後に大内さんより『5G SAについて』のお話がありました。
・【SideShare】IIJmio meeting 28 5G SAについて
https://www.slideshare.net/IIJ_techlog/iijmio-meeting-28-5g-sa/
このお話の際には機材トラブルの影響からか、大内さんの音声が聞き取りにくい
という状況があり一旦中断となりました。
しかしながらその後は概ね安定して聞く事が出来るようになり良かったです。
技術的な内容なので難しい部分も多い印象ではありましたが5G NSAと比べて5G SA
ではどこが違うのかという点が比較的分かりやすく纏まっていて良かったです。
低遅延や多接続を実現するには5G SAが必要な事もハッキリと分かりましたし、
分かり、さらに接続要求時に加入者識別ID(ISMI)を暗号化する事により4Gや5G NSA
に比べてセキュリティー面が強化されている事も分かりました。(^^
また、IIJさんがローカル5Gでの展開を見据えた5G SAを利用した製品評価や動作検証
を行っており、MVNOサービスとしての5Gよりもローカル5Gでの導入が先行しそうな
状況だということがよく分かりました。
フリートークのコーナーは、中断の影響により全ての質問の回答が出来ない
状況となりましたが、後の懇親会の時間までに終わらせる必要がある状況
でしたのでやむを得ない状況だったと言えるでしょう。
その後、今回はオンライン初の懇親会が開催され、私はMicrosoft Teamsを初めて
使用しました。(^^ゞ
ユーザー側の使い勝手としてはZOOMとそれ程変わりなく、スムーズにコミュニケー
ションが取れたので良かったです。(^^
私が参加した部屋は人数が少なく、中継視聴では出来ないお話も出来て直接お話
するのと遜色なく楽しいものになり非常に良かったです。(^^
次回の開催はオンラインの方向で来年以降に開催予定との事でした。
詳細な日程は未定とのことで、てくろぐでの発表を楽しみに待ちたいと思います。(^^
ただ、聞きたいパートまで待っていたら爆睡してしまい、見逃しました。
通話に関して、今現在「楽天でんわ」を使って電話をしています。
ですが、過去に大手キャリアやUQ mobileやmineoもある、
「〜分まで通話無料」のやり方の方が安心なんですよね。
通話しなければ損ですけど、その損は許せるんですよね。なぜか。
通話のためだけに日本通信にMNPするのもあれなんで、
早く打開してほしいですね。
私の場合、以前は「楽天でんわ」を使用していたのですが、「mineoでんわ」
の従量課金タイプのものが登場してからはそちらを使用するように
しています。
確かにそれなりに通話の多い方だと「~分まで通話無料」の方が安心
でしょうね。
さらにプレフィックス付加の為にアプリが必要な状況は不便ですし思わぬ
高額料金が発生する一因にもなりますから、なるべく早く解消する様に
なればと思います。(^^
どうして半額にできるのか理解できなかったのですが、プレフィックスを付けると言われた途端、「固定電話の『公専公接続』を携帯でやるか!」と思ったのを思い出します。
懇親会は、お疲れ様でした。
|固定電話の『公専公接続』
確かにそうですね。企業が支店網(社内/内線網)を持っているようなときには、内線利用の『専公接続』もありましたね。
「音質を重視したのでキャリアのVoLTEで通話したいお」って人には……キャリアのプレフィックスを付けて通話かなww
あんちゃん、5Gは使いたいけど、エリアが狭いのがつらいにゃ…
でも、ポインコのエサ代でドコモに課金してるけど、そろそろ5Gギガホに乗り換えたいというか…w
IIJさんのスライドはいつも勉強になるね!あんちゃん、IIJ大好き♡
大内さんのお話の部分で、⬆の辺りでえ?そうなんだ!と思ったのですが、これの意味する所って、5G SAで実現される低遅延とは、4Gでは利用されていなかった高周波数帯域に於いて広い周波数幅を使ってデータを流すことによって実現されるものであって、5G SAといっても4Gの時と同じ周波数帯で繋がっている限りに於いては従前の4Gと同じ遅延が発生するという認識で合ってるんですかね?
だからband3/18で5Gやると言われても、5Gのメリットの3つのうち2つ(高速、低遅延)はムリです。
※高収容も激遅になるから意味ないと思うけどw
「楽天でんわ」に関してはMVNOが通話サービスを始める少し前のタイミング
となる2013年12月にサービスを始めていましたね。(^^
あの頃に、4Gスマホを使用されている方は7GB上限で音声通話は30秒20円の
従量課金が主流で半額の通話料金で電話が出来るというのはインパクトが
ありました。(^^
あと、試験的に月額無料で3分0円というプランを提供していましたが試験
提供だけでそのまま終わりましたね。(^^;
・【楽天コミュニケーションズ】楽天でんわ「3分0円プラン」提供終了の
お知らせ
https://comm.rakuten.co.jp/oshirase/20141224.html
5Gの高速化や大幅な低遅延化に関しては新しい帯域を使わないと高速な4G
と大差ない気がします。(^^;
>ひみつ77さん
そのあたりがどうなるのかは今の所は不明ですね。
mineoさんの場合、携帯宛と固定宛でプレフィックス番号を変えているので
もし自動選択の方が主流になった場合にどうなるのか気になる
所です。(^^;
>あんちゃんさん
MVNO初の5G対応を謳って目立とうとしたのが目的だと思います。(^^;
>jorcicaさん
確かに周波数帯域が広くなる事による低遅延化は4G周波数帯の転用となる
DSSでは私も殆ど変わらない気がします。
ただ、コアネットワークが5G SAで新しくなる事や、利用者からサーバまでの
距離を短くすることによる低遅延化効果はあるのではと思いました。
しかし、スマホ利用に於いて実感できる場面はあまり多くなさそうな気は
しますね。(^^ゞ
>既存周波数を5Gに転用した際の通信品質については「レイテンシの短縮も見込めるので、au 5Gエクスペリエンスも含めて体験が向上する」(松田氏)とのこと。
>ドコモは4G周波数の転用には慎重で、5G向けの新周波数を中心にエリア展開していく方針。4G周波数を5G向けに利用しても通信速度は4Gと大差ないため、「なんちゃって5G」などと揶揄(やゆ)されることもあるが、高橋氏は「5Gエリアに行くと、急に高画質化される。体験として非常に分かりやすい。ネットワークの低遅延化にも結びついている」と主張。
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2010/16/news176.html
この発言からは、ドコモが揶揄するところの所謂「なんちゃって5G」だとしても、低遅延化はある程度実現できると取れますが、実際のところどうなんでしょうかね。