マスクが新型コロナの重症化を防ぐ? / 94%の確率で感染者をかぎ分けられる空港犬
【マスクが新型コロナの重症化を防ぐ、という仮説】
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200920-00197964/
…一般論として、動物に最初に曝露させるウイルス量が多いほど、その動物は重症化しやすくなることが知られています。
新型コロナでも、ハムスターに曝露させるウイルス量が多いほど、そのハムスターは重症化しやすいということが、東京大学医科学研究所の河岡先生らのグループから報告されています。
…マスクの種類によって効果は異なりますが、多くのマスクは飛沫を濾過することができるため、ウイルスを含む飛沫の量を減らすことでウイルスそのものの曝露量も減らすことができるかもしれません。
ちなみに、マスクの種類による飛沫の濾過効果の違いを見た研究では、ほとんどのマスクは医療従事者が用いるサージカルマスクやN95マスクとそれほど遜色のない濾過効果があると考えられます(ただしバンダナやネックゲイターは何も着けていないのとほぼ同じくらいの効果しかない)。
…新型コロナウイルスを感染させたハムスターと、感染していないハムスターを直接接触できない同じ環境に入れて、感染が成立するかどうかを検証したものですが、どちらもマスクを使用していなければ15匹中10匹(66.7%)で感染が成立したのに対し、感染していないハムスターがマスクを着けていたら12匹中4匹(33.3%)、感染したハムスターがマスクを着けていたら12匹中2匹(12.7%)に感染が成立したということで、マスクに新型コロナウイルスの伝播の予防効果が示されたものです。
…さらにこの研究では、通常ハムスターが新型コロナウイルスに感染すると重症化することが多いのに対し、マスクを着けて感染したハムスターは、軽症であったことも報告されており、予防効果だけでなく重症化阻止効果もある可能性が示唆されています。
…「無症状の人も含めてマスクを着用する」という考え方をユニバーサルマスク(Universal Masking)と言いますが、このユニバーサルマスクの考え方が浸透することで、新型コロナの重症度が下がっているのではないか、とGandhi氏は主張しています。
CDCは7月中旬時点で感染者全体のうち無症候性 感染者の占める割合は40%と見積もっていますが、ユニバーサルマスクによってこの比率が80%以上になると言うのです。
…確かに、新型コロナの流行初期には、無症候性 感染者の割合は15%程度と見積もられていました。
ダイアモンド・プリンセス号で発生した大規模なクラスターでも無症候性 感染者の割合は18%と推測されています。
…一方、別のクルーズ船で発生した最近のアウトブレイクイベントの報告では、船内で最初の新型コロナ患者が報告された後、すべての乗客にサージカルマスクが配布され、すべてのスタッフにN95 マスクが提供されています。最終的に乗客乗員217人のうち128人が感染しましたが、船内の感染者の大多数(81%)は無症状のままだったとのことです。
…アメリカの食品加工工場で最近発生したアウトブレイクでは、すべての労働者に毎日マスクが配布され、マスクの着用が義務付けられていましたが、500人以上の感染者のうち無症候性 感染者の割合はなんと95%で、軽症~中等症の症状が出たのは5%に過ぎませんでした。
…世界的にも新型コロナによる致死率は低下傾向にありますが、もしかしたらその一部はユニバーサルマスクによる恩恵があるのかもしれません。
しかし、この仮説はまだ科学的に証明されたものではありません。
マスクをつけているから自分は安心、と思わず基本的な感染対策もおろそかにしないようにしましょう。
ご自身の感染予防のためにはマスク着用だけでなく、3密を避けること、手洗いをこまめに行うことが重要です。
→日本で軽症者が多く致死率が低いこととの整合性もあり、信憑性がありそうです。
【コロナ感染の有無かぎ分ける空港犬 PCR検査より早い】
https://www.asahi.com/articles/ASN9S324KN9RUHBI03B.html
…北欧フィンランドのヘルシンキ空港は23日までに、新型コロナウイルスに感染した渡航者を見つける実験的な試みとして、特別な訓練を受けた犬を配置した。検体の採取が簡便で、通常のPCR検査より結果が出るのが早く、新たな検査方法になるか注目されている。
…空港の運営会社によると、渡航者は布のようなもので皮膚を拭き取り、用意されたカップに入れる。カップは離れた場所にいる犬のもとに運ばれ、犬が感染の有無をかぎ分ける。陽性と判定された人は、空港内に用意された窓口に行くよう指示されるという。
…ヘルシンキ大の予備的な実験では、訓練を受けた犬は高確率で、新型コロナウイルスの感染者をかぎ当てることができた。症状が出る前の感染者もかぎ分けられるという。ドイツの研究チームは今年7月、新型コロナの感染者かどうかを94%の確率で正しくかぎ分けられたとする研究結果を発表していた。
…犬の優れた嗅覚(きゅうかく)はこれまでも、病気の発見に役立つのではないかと注目されてきた。がんの患者やマラリアの感染者をかぎ分けられるという研究結果の報告もある。
→色々考えるものですね。
犬が感染者を嗅ぎ分けれるとは...!
それはそれで毎日お疲れ様でした💦
ただ、この4連休人出がどっと増え、来月からはGotoトラベルに東京も加わるので、蜜対策や飛沫対策と言った感染予防は今後も手抜かりなくやっていく必要がある事はまちがいないですね。
しかし高い確率で嗅ぎ分けられる犬が存在するとは、犬の潜在能力は凄いですね。
また、動物愛護団体が黙っているでしょうかね?
https://www.anicom.co.jp/release/2020/200731.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200924/k10012633061000.html
…当面は自治体や企業など法人単位でネット上で検査の申し込みを受け付け、検査キットで採取した唾液を検査施設に送り、企業などに結果が通知されるということです。
…検査には医師が関わらないため、陰性の証明書は発行しないとしています。
…24日から検査の受け付けを始めていて、ことし11月には1日当たり1万人の検査ができる体制を整えたいとしています。
…孫社長は24日の会見で「無症状の人が感染を広げるリスクを解消するため、いつでも、誰でも、何回でも、安く、検査を受けられることが重要だ」と述べ、将来的には個人を対象にした検査も受け付けるようにしたいという考えを示しました。
→現在自主検査すると4万円近くかかりますので、これで精度に問題が無いなら安くて良いですね。