【台風19号】42年ぶり台風に命名か
こんにちは。
https://www.sankei.com/affairs/news/191016/afr1910160003-n1.html
今般、東日本の広範囲に被害を出した台風19号について、気象庁は命名の検討に入ったようです。命名されれば「令和元年◯◯台風」となり、42年ぶりの命名台風となります。
気象庁は平成16年以降、災害に命名する際の基準を「損壊家屋1千棟以上、浸水1万棟以上」と設定しており、昨年には「相当の人的被害」という基準も追加しているそうです。命名の理由としては復旧・復興活動のため、経験や貴重な教訓を後世への伝承、などがあります。
気象庁がこれまで命名した気象・地震・火山現象は下記のとおりで、
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/meishou/meishou_ichiran.html
そのうち台風に関しては、
洞爺丸台風 昭和29年
狩野川台風 昭和33年
宮古島台風 昭和34年
伊勢湾台風 昭和34年
第2室戸台風 昭和36年
第2宮古島台風 昭和41年
第3宮古島台風 昭和43年
沖永良部台風 昭和52年
があり、平成時代には命名台風がありませんでした。
私個人としては単に19号というと「平成3年19号」を今でも想起します。主に東北地方では「リンゴ台風」の別名で呼ばれます(死者62名、収穫前のリンゴが大量に落果、甚大な農業被害が出た)、しかしこれは通称であり、損壊家屋数や、浸水被害が命名基準に満たなかったため正式名称はありません。
また昭和9年に約3000人の死者・行方不明者を出した室戸台風があり、これも気象庁が正式命名したものではありませんが、あまりにも甚大な被害で有名なので昭和36年のは第2室戸台風として正式に命名されています。
ちなみに正式に命名された台風の第一号は狩野川台風であり、洞爺丸台風は狩野川台風命名時に同時にさかのぼって命名されております。
かつては地名・河川名など(洞爺丸だけは沈没した青函連絡船という特異な例)、地名が重なった場合第2、第3など、そして西暦を使用した時期もありましたが、今は和暦年+地名などで命名されます。
さて、今回の令和元年19号、どう命名するか、その印象が「後世に伝承」されるので割と重要だったりします。例えば「十勝沖地震」と聞くと「北海道かなぁ」と思う方も多いでしょうが、実被害が集中したのは青森県でした。
よって狩野川台風に倣った「〇〇川台風」とか一か所に絞った命名は難しいでしょう。ご存じのように、阿武隈川、千曲川、久慈川、那珂川など一級河川だけでも相当の個所で堤防の決壊があり非常に広範囲です。
伊勢湾台風のように上陸地点をとった「伊豆半島台風」だと被害状況を考えるとやはり違う気がします。かといって「東日本大震災」のように「東日本台風」というと何かボヤケます。どう命名するか興味深いところです。
被害者の皆さんにはお見舞いを申し上げます。
大阪ですと、やはり昨年の台風22号が最も爪痕を残した台風の1つですよね。
関空連絡橋にタンカーが激突した画は あまりにも強烈でしたので...。
ご指摘の台風は平成30年の21号ではなかろうかと思います。関空被害のインパクトは大でした。
昨年は7月にいわゆる西日本豪雨(正式には平成30年7月豪雨)がありました。これは台風7号によるものでしたので、今回も台風への命名ではなく令和元年東日本豪雨といった「豪雨」への命名となる可能性もあるかもですね。
先日の15号も多大なる被害がありましたが(特に千葉県)、一定の水準には至っていないため命名はされないとは思いますけれども、もし19号が命名に至ると15号への注目度が軽視されてしまいかねず、難しいところであります。
どちらかというと15号は風、19号は雨でしたね。水も風も避けようがないので困ったもんですね(暑い、寒いは冷暖房で凌げますが)。
ことは2度と忘れてはなりません。令和元年19台風より、名前を付けた
方が今後、それ以上の台風が来た時に対策がとりやすいので名前はつけ
た方がいいです。
>> ご指摘の台風は平成30年の21号ではなかろうかと思います。関空被害のインパクトは大でした。
あ、台風21号でしたか。
関空連絡橋の被害が印象的すぎて、号数の記憶が曖昧でした...(>_<)
いずれにしても、今回は北陸新幹線10編成が水没している映像がインパクトが強いですね...σ(^_^;)
平成3年のりんご台風は名称になってなくても覚えています。
名称に地名が入ると風評被害につながる懸念もあります。被害のあった地域をいれると"関東甲信越"では福島県が入らず、難しいですね。
個人的には俗称はラグビー台風となりそうです。
>国際名称「ハギビス」があるのに?
はい、例えば、
洞爺丸台風は昭和29年台風15号で国際名マリー/Marie
~中略~
沖永良部台風は昭和52年台風9号で国際名ベイブ/Babe
とこれらにも国際名はございます。
あくまでも「気象庁が命名するもの」です。国際名で語り継がれているものはジェーン台風(昭和25年台風28号、国際名ジェーン/Jane)でしょうか。
>名称に地名が入ると風評被害につながる懸念もあります。
それは過去の宮古島にしても伊勢湾にしても、その被害を語り継ぐことはあっても「風評被害」はないように思いますが、、、どうでしょうね。
>被害のあった地域をいれると"関東甲信越"では福島県が入らず
宮城県にも丸森町をはじめ甚大な被害が出ていますね。
>個人的には俗称はラグビー台風
釜石で泥を掬ってくれたカナダチームには賞賛の声がありました。
>あ、台風21号でしたか。
>関空連絡橋の被害が印象的すぎて、号数の記憶が曖昧でした...(>_<)
という具合に「台風何号」だけではよくわからなくなるわけです。
なので、さすがに今回は名前を付けましょう、という動きのようですね。
なお「リンゴ台風」「関空台風」などと「勝手に」呼ぶのは構わないですがあくまでも俗称です。命名によって例えば復興予算などを付けやすくする効果もあるようです(地震ではよくある)。
日本名を付けるとしても、「○○○台風ハギビス」のように国際名を含めてほしいものです。
千葉県を中心に暴風による大規模停電などの被害が出た台風15号は
「令和元年房総半島台風」
関東甲信や東北で河川の氾濫が相次いだ台風19号は
「令和元年東日本台風」
と命名されました。