スプリング・エフェメラル
スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)は、春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、後は地下で過ごす一連の草花の総称。「春植物」とも言い、直訳すると「春の儚いもの、春の短い命」という意味で「春の妖精」とも呼ばれているそうです。
日本産で代表的なものとして
・キンポウゲ科:キクザキイチゲ、ユキワリイチゲ、アズマイチゲ、イチリンソウ、ニリンソウなどのイチリンソウ属、フクジュソウ、セツブンソウ
・ケシ科:エゾエンゴサク、ヤマエンゴサク、ムラサキケマン
・ユリ科:カタクリ、ショウジョウバカマ、ヒロハノアマナ、バイモ属
等があるそうです。(上記はほぼwiki引用)
これは去年見かけたアズマイチゲhttps://king.mineo.jp/upimages/view/content_section_image/200825/fullsize
(去年の自スレ・怒涛の春その2の中の)この花を調べていてスプリング・エフェメラルという括りの植物達を知りました。
この花達は山の斜面や公園の木陰に咲いていることが多いようです。(植物園とかに見に行くのが手軽でしょうか)
春と言ったら「春告草」とも言われる梅や桜なんでしょうけど、同時期に日陰に密かに咲く花を見るのもいいものですね。
カタクリの群生、じっくりと見るのは初めてでした。
2月下旬のセツブンソウ。
雪割草について・・・キンポウゲ科ミスミソウ属の数種の総称が「雪割草」だそうで、寒さの残る早春から咲き始め、さまざまな花の色・形は冬枯れの地面に宝石を散らしたように見えるそうです。植物名の(本当の)「ユキワリソウ」というのはサクラソウ科の高山植物のことを言うそうです。
雪割草のマクロ
この上はアズマイチゲの群生。これは少し寄って見たところ。
42 件のコメント
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そうそう、高山植物ってこんな感じです…!
小さな植物なんでしょうね☆
mineo612さん こんばんは
分かりにくい書き方ですいません。
ミスミソウやスハマソウの別名が「雪割草」で森や公園に自生していたり、花屋でも売っていると思います。高山植物のユキワリソウは私も見たことないです。写真は雪割草です。
勝手に上げて参ります。これはキクザキイチゲという花。(他のイチゲ系の花と区別つきにくいです)
コシノコバイモというバイモ属の花。漢字では「越の小貝母」と書くそうです。
(キンポウゲ科の)バイカオウレン(梅花黄蓮)という花。ちょっと撮り時を逸しました。
ショウジョウバカマ(猩々袴)という花。白っぽいのや青っぽいのもありました。
カタクリ一輪。 バリアングル無し、アングルファインダー無し、カメラを置いてテキトーに向けてのノールック撮り(そんな撮り方はありません)
>>同時期に日陰に密かに咲く花…
>>山の斜面や公園の木陰のに咲いていることが多いようです
ちょっと目線を変えると、こんなにも可愛らしく癒やされる花々が自生しているんですね。
十六夜ノ月さん、綺麗な写真と丁寧な解説、ありがとうございました。
カタクリ コシノコバイモやら、本でしか見たことがない。
家の近にゃ 自生しちゅう く がないが。
写真の花が群生しちゅう所を
ゆーっくり散歩するがが 夢やき!
たつくりまわりたい‼️
🖐先生、写真ありがとうで
こじゃんと良かったで🥇🏆🎖👏👏
可愛いですねぇ😍
心惹かれます💕
素敵な画像、有難うございます🙇♀️
モコナナさん おはようございます。
桜もスプリングエフェメラルもパッと咲いてサッと散る儚いものですね。「世の中にたえて 桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」毎年春になるとこの歌の心境に陥ってしまいます。
四国 高知さん はじめまして ありがとうございます。以前の書き込みで色々な花を育てていると拝読しました。私は只の素人です、四国 高知さんの方が先生ですよ。
❤️ポメの紫苑❤️さん ありがとうございます。今日も休みなんでちょっくら見てきます。
添付はキバナノセツブンソウという花(セツブンソウより少し遅れて咲くようです)
こじゃんとえいでねえ
花屋の花と違ごうて、派手さはないけんど、決して地味じゃないきね
可憐な所が好きよ
わしみたいながやね^_^
春 芽だって🌱くれたら、
ありがとうゆうて、言うてしまうき🥰
山野草ファンが、
もっと増えたらえいねぇ
魅力がいっぱい伝わったらえいねぇ
四国 高知さん こんばんは
そうですね、山野草は 四国 高知さんのように可憐で控え目で素敵な花です。雪割草等は品種も豊富で彩り豊かなものが多いですよね。今はトレッキングやガーデニングが趣味の人も増えてますから、これから注目されると思います。(写真は白花カタクリ)
再び勝手に上げてくモード。ユキワリイチゲという花。他のイチゲとは花と葉の色に違いがあるようです。
ユキワリイチゲ一輪。
雪割草は種類が豊富と書きました。これから何枚か上げます。こんな淡いのもあれば
濃いのもあり
これなんかは大人っぽい感じか(オッサンが何言ってんだというツッコミなしで)
とにかく種類がたくさんです。
これはカイコバイモという花。10cm位の丈で、近くに詳しい方がいて教えてくれました。普通なら見過ごしてました。漢字だと「甲斐小貝母」で甲斐の国の小貝母。前に上げた「越の小貝母は越州の小貝母」。他にも土佐小貝母や美濃小貝母もあるそうです。
雪割草の色やら花びらやら、種類が多いがやね。じかに見たら 感動もんやろね!
事細かに書いてくれちゅうき、
参考になります。
自生しちゅう所が、ずーっと残っていったらえいねぇ。
また、楽しみにしちょきます。😊😊
写真を撮る方からすると、もうちょっと上向いてくれよって感じですが、カタクリとしては地中の虫たち春の訪れを告げているのでしょうか。ってなことを考えてました。
四国 高知さん こんばんは
ほんとにいくらでも見ていられますね。あと「春の妖精」というのも伊達ではないと思います。木陰とか目立たないとこに咲いてるので、来た時には見なかった花が帰り道にはあったり、数日前には咲いていた花は消え、別なものが咲いていたりなんてことが多々ありました。
紫のキクザキイチゲ
紫のアネモネ アネモネはスプリングエフェメラルには含まれないものの、キンポウゲ科イチリンソウ属の花で和名はハナイチゲ(花一華)、ボタンイチゲ(牡丹一華)だそうです。
見ていて癒やされます*✿‧₊˚
モコナナさん 深夜にありがとうございます。
これはヒロハノアマナ。夏にキツネノカミソリを見かけた公園に咲いていました。当たり前かもしれませんが、昔からある古い公園には野草も多いようです。
ヤマエンゴサク ヒロハノアマナと同日同所にて
ヒロハノアマナを吸蜜するビロウドツリアブという虻。モフモフ系のこのアブは昆虫マニアの方には割りと人気があるそうです。
[下を向くカタクリは虫に春を告げている]というのもあながち間違いではないようです。「スプリング・エフェメラル」という言葉にはもうひとつ、蝶やハチ等の「春の虫達」という意味があります。そして春植物の多くは春の虫達と密接な共生関係にあり、花の受粉、種子運搬にハチ、アブ、蝶、蟻などの昆虫の協力を得ているそうです。 (参照)http://www.ecoris.co.jp/technical/tec_etec/etec018.html
http://www.econixe.co.jp/econews/detail.php?id=195
スプリング・エフェメラルの「花と虫」の話は目から鱗が落ちました。
花マクロばかりで見ていて疲れますね。3/27の陽光桜の並木道です。去年のスレでもお見せしましたが昨日が満開でした。
モコナナさん ありがとうございます。これも春植物ではないのですが、チャルメル草という花。カタクリやミスミ草の咲いている里山に咲いていました。いろんな花があるもんですね。
『チャルメル草』
初めて見ました! これが花なんですね。花が咲き終えた後みたいですね。まるで風車が高速で回っているみたいです。
十六夜ノ月さん、よくこれを見つけましたね(*Ü*)ノ"♡
私も「チャルメル草」なんて聞くのも見るのも初めてでした。ここの里山は植物園のように名札が差してあります。私も「これが花なの」と思いつつ撮り、帰って調べたら花で驚きでした。因みに、この花の果実が楽器の「チャルメラ」のようになるのが名前の由来。春植物ではないと書きましたが、春植物のように専属のパートナーの虫がいてミカドシギキノコバエというそうです。
ムラサキケマン。ヤマエンゴサクの花の色と並らび方を変えたような感じ。双方の花とも、ウスバチョウ(ウスバアゲハ)というパートナーがいるそうです。今まであまり注目することありませんでしたがその生態を知り、よく見てみたくなりました。(ちょっとミーハーですね)
それぞれにパートナーがいるってこと、考えてみたこともありませんでしたから、とても興味深いです。
花はもちろんですが、葉も色々違っていて、葉っぱだけに焦点を当てて観察してみたい気もします。
今日もありがとうございました。
モコナナさん おはようございます。特定のパートナーを持つ春植物は限られているようです。生き物自体少ない早春は競争は少ないとは思いますが、生育するにはまだ厳しい季節に花と虫が共生する手段や姿がスプリング・エフェメラルの妙なのかなという感じがします。
葉についてはカタクリや雪割草やイチゲ系の葉は特徴的でした。詳しい人は葉を見ただけで分かるんでスゴイと思います。
写真はタチツボスミレ。スミレやカタクリ、ヤマエンゴサク等の花は種子にエライオソームという蟻の好物が付いていて、種を運んでもらうそうです。(また紫っぽいのになってしまいました)
当方では公園や山道でニリンソウを見かけることも増えてきました。
二輪草より少し大きなイチリンソウ。以前から独特の雰囲気の花達だと思いましたが、春植物に属するということを知ることができてこの春は色々楽しめました。
4月上旬、カタクリや雪割草の咲いていた里山は黄花カタクリやツツジ、ハナモモが咲き誇っていました。
春の妖精と言われるように、短い期間ですが、それぞれに楽しませてもらえますね。
とても可憐で愛おしいです💛
モコナナさん ありがとうございます。黄花カタクリは北米原産で西洋カタクリとも言われ、日本カタクリは一株一輪ですが黄花は一株に二~三輪花を付けるそうです。丈も花も日本カタクリより大きめでした。