子どもの知性をほめずに努力をほめよう、という研究結果
WIRED「より速く適切に学べる人、その理由:ほめ方の研究」
https://wired.jp/2011/10/18/「より速く適切に学べる人」:その理由/
…次号の『Psychological Science』で発表されるミシガン州立大学の研究
…知性をほめられた子どもは、自分を賢く「見せる」ことに気持ちを向けるようになり、間違いをおかすリスクをとれなくなる
…努力をほめられた生徒たちは、テスト結果が有意に上昇し、平均スコアが30%伸びた。彼らは、たとえ最初は失敗しても挑戦することを望んだので、より高い成績を得た…「賢い」グループとされた生徒たちのスコアは前回から20%近くも低下した。
…生徒の「賢さ」をほめることの問題は、教育というものの心理学的なリアリティを誤った形で示すことにある。それは、「間違いから学ぶ」という最も有益な学習活動を避けさせてしまう。間違いをおかすことで生じる不愉快な反応を経験しない限り、われわれの脳が既存のモデルを修正することはない。いつまでも同じ間違いをおかし、自信を傷つけないために、自らを成長させる機会を逃し続けるのだ。
→そうか、mineoの躍進は、マイネ王のおかげで「間違いから学ぶ」という最も有益な学習活動をし続けているからだったんだ…
16 件のコメント
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mineoの躍進はそういう理由だったんですね。(*´∀`)
自分もそうでしたが今は元気です。☺️
いや、私の場合は褒められる事をしてこなかっただけかな…
ちなみに、この書籍だったか、別の実験結果か何かで読んだんだけど、成果を褒めるとズルして成果を得ようとする結果がでちゃった実験もあったはず。
> この辺の「努力を褒めよう」の研究は、中室牧子さんの書籍
> 「学力の経済学」でも紹介されてますね。
> ちなみに、この書籍だったか、別の実験結果か何かで読んだんだけど、
> 成果を褒めるとズルして成果を得ようとする結果がでちゃった実験も
> あったはず。
まあ、子供に限らず結果だけで判断すると「結果が上がれば方法はどうでもいいんでしょ?」になりますからねえ。昨今の風潮を見ていれば判ると思いますが。
結果を褒めるのは良いとしても、それと合わせて過程の良し悪しを判断できるようにならないと、やっぱり人間は努力しなくなると感じますし、それ以前に「他人から掠め盗る方が楽」って考えてしまうでしょうし。
基本「人間は怠惰な動物」だと、私は肝に銘じてます。:)
大人になった今でも褒められると嬉しいし、褒めてくれた人のいいところを見つけて褒めてあげたくなります✨
>過程の良し悪しを判断できるようにならないと…
例え努力に見合った結果が得られなかったとしても、自分で考えてあきらめずに努力できるよう、褒めてあげようと思いました(^^)
部屋を散らかしていても、「片付けなさい!!」ではなく、
「上手に並べたね、でも後でお片付けお願いしますね」という感じ。
でも、実際にはとっても難しいです。つい怒鳴ってしまいます。
でもでも、やっぱり褒めることが大切なんですね。
振り返ってみても。
みんなが言ってくれるのは
「すごいね。」
「よく知ってるね。」
「よくできたね。」
考えてみたら
「よく頑張ったね。」
は、そんなに言って貰えた記憶ないかも。
ごく限られた本当に一部の人しか、そんな事言ってくれた事無いよなあ…。
考えてみたら、成果よりも努力を褒められた方が、確かにモチベーションは上がるでしょうね。
そうか…。
「頑張れ。」じゃなくて
「頑張ったね。」なのか…。
心の片隅に留めておきます。
あとは、モチベーションのコントロールなんかも大切なのだと思います〜。
小さい子はシールやスタンプ作戦が効果的らしいですよ〜(^^)
〉基本「人間は怠惰な動物」だと、私は肝に銘じてます。:)
インセンティブでコントロールするのも大切みたいです。
お金がわかりやすいですが、一定額以上は効果がなくなったり、金銭ではなく名誉とか、シール(笑)とか、他の手法も使えたりするようです。
このへんは大人も子供も普遍性があるんでしょうね〜(^^)
中室牧子さんの「『学力』の経済学」について、分かりやすいレビューがありました。
「『学力の経済学』を読んで。子どもはほめてはいけない。ご褒美で釣るべきだ。」
http://selfquest.hatenablog.com/entry/2016/08/27/214959
■子どもはご褒美で釣ってもよい
■ご褒美で釣るなら、結果よりもプロセスを評価する
…テストの結果(アウトプット)よりも、読書や宿題などの日々のプロセス(インプット)に対してご褒美を与えた方が効果がある。…結果に対してご褒美を設定されても、子どもはどうやれば結果が出せるのかがわからない。そのままテスト当日まで無為に過ごすことだろう。…それよりも、ご褒美で釣って勉強の仕方を教えた方がいい。予習や復習、宿題や読書だ。結果が出るまでには時間がかかるので、プロセスの方が「目の前ににんじん」作戦を実践しやすい。
■子どもはほめて育ててはいけない
…子どもの自尊心を高めるようなさまざまな取り組みは、学力を押し上げないばかりか、ときに学力を押し下げる効果を持つ
■子どもをほめるなら、結果や能力ではなくプロセスをほめる
…子どもをほめるときには、「あなたはやればできるのよ」ではなく、「今日は1時間も勉強できたんだね」「今月は遅刻や欠席が一度もなかったね」と具体的に子どもが達成した内容を挙げることが重要です。
→といった、かなり今回の記事に近い内容のことが書かれているようですね。
中室さんの本を読んで一番グッときたのは「データに基づかない個人の感覚で教育論がもてはやされる」点への懸念で「欧米では教育の研究機関によって、統計的に効果の有無が検証されている」という指摘。
これは教育に限らず、日本の税制とかいろいろな点に通じる話だな〜と心に刻まれた話。
日本は基本的な学力は高いのだから、これにデータ分析も持ち込めば、すっごい事になりそうなのにな〜(*´ω`*)