大手キャリアの通信料は下がるのか?
大手キャリアの通信料を値下げすることが可能なのか、少ない情報の中で試算してみました。(かなりいい加減な計算なので、さらに詳しい情報をお持ちの方、もしくは計算ミスのご指摘などあればお知らせ下さい。)
■例えばドコモの契約者数は凡そ6,000万人で、年間利益が約6,000億円。
■ということは、通信料を月額1,000円値下げしたら年間7,200億円の減収で、赤字に転落することになります。
■では、MNPで端末補助をしている原資を値下げに回したらどうなるか?
■MNP転入者数は公表されていませんが、2011〜2013年の3年間でMNPしたことのあるユーザーが12%という調査結果があるので、これを使うと年間で約4%(ドコモなら240万人)がMNP転入者数ということに…
■MNP転入者数4%(全契約者数の1/25)の為に支出している端末補助費を仮に25,000円減額して通信料金の値下げ原資に回すと考えると、全契約者数はMNP転入者数の25倍いるので、一人当たりの割引額は1,000円/年(=83円/月)ということになり、何の足しにもなりません。
→以上より、単純な値下げも、MNP端末補助減額を原資とした値下げも難しいということが分りました。
→大手キャリア利用者にとっては複雑なところですが、mineoを含むMVNO事業者にとっては喜ばしい結果なのではないでしょうか?(計算が間違っていなければ…ですが,)
30 件のコメント
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代理店へ払う販売奨励金が減れば、通信料金は今よりも安くなるはずです。
しかし、携帯電話販売をしている人たちが大量に失業することになるので簡単な問題ではないと思います。
1990年代の価格破壊では労働者の賃金が大幅に下落しましたが、似たような状況にならないか心配です。
>全国各所の代理店を減らし…くらいでなければ難しいのでは…
大手キャリアがそこまでして総務省の指導に従う(通信料金を安くする)ことはまずないでしょうね。
ウハウハのようで、案外ギリの商売なんですよね。
一人月千円位いくらでも値引きできるのかと思いきや、意外に厳しい台所事情なんですね。
一人平均、年1万円の利益、月833円の利益なんですね。
それは月千円も値引きできません。
端末補助費を止めても、月83円の値引きにしかならないとは!
これ、国が一括0円を止めろ止めろと言っても、誰にとっても何の得にもならないという事ですね。
何故キャリアがぼったくっているように見えるのか…
やはり、端末代と通信代を、きちんと分けて請求していないせいかな。
数パーセントの顧客への特典が不公平に思わせているのかな。
あとは原価高過ぎ。原価を下げる努力し無さ過ぎ。
こんな所でしょうか。
殿様商売はいずれ市場から見放される時が来るはず。MVNO頑張れ!
ついでに言えば、auが第6位でソフトバンクは第2位です…(第1位は当然トヨタ)
ちなみに、auの契約者数は凡そ4,500万人で、年間利益が約7,500億円。
ソフトバンクの契約者数は凡そ4,000万人で、年間利益が約12,800億円。
一人平均では、auは月1,390円の利益、ソフトバンクは実に2,670円の利益ということになります。
やはり、4,000万人〜6,000万人から毎月数千円という料金を安定して徴収できるというのは物凄い集金力なんでしょうね。
MVNOではその部分の経費が要らないわけで。
とは言ってもちょっとソフトバンクはエリア整備絞りすぎじゃないのかな、とか思います。
あれだけCM打ってキャッシュバック急先鋒で、なのに経常利益がダントツとか…
> 毎月数千円という料金を安定して徴収
> できるというのは物凄い集金力
そうですねー。ランキング第9位ですか。
それにしても、ソフトバンク、一人平均月2670円の利益!?えー?
ドコモとの差はどこら辺にあるんでしょうね。
スマホ中心で客単価が高いとか?
アンテナエリアの問題なんですかね?
それとも、ドコモの人数にはMVNOの回線数も含んでいるからとか?
同じような料金体系なのに、この差は、何なんでしょうね。
データ定額が当たり前になってからキャリアは機種で儲ける必要があると言うのは前々から言われていますからね。
なんやかんやで昔よりデータ料金も安くなってきてはいます。でも機種自体が高いから分割払いでも結構なお値段になってしまいますし、分割払いが終わる頃にはまた良い機種が出てきて機種を買い換える..その繰り返しになるので、やはり問題は機種自体の値段なんですよね。
少し前もSBの店で実質0円セールを注意したとか..だからお偉いさん指摘するのはそこじゃないってば。
>ドコモとの差はどこら辺にあるんでしょうね
紛らわしい数字を出してしまいました。
ソフトバンクの経常利益12,800億円にはソフトバンクモバイル以外の分も含まれているため、ソフトバンクモバイルだけでは半分ほどに減るものの、それでもドコモを抜いたと公言しています。
キャリアは、値上げしなきゃ今のままでも良いのかも。
使う側が、何に重点を置くかで選択すると考えると
データ通信の価格重視
通話料重視
端末重視
通信の安定性重視、等々
データ通信の価格重視の方が増えれば
キャリアも価格を下げざる終えない。
安定や利便性を重視だとキャリア有利。
現在の価格の差は、大きいですが、
その差が大きいのでMVNOへ移る方が多い。
ちょっと、頭が朦朧としていますが、
意味通じたかな?^■^
(今日は、疲れすぎてテンションが。soraさんゴメンね。)
私個人としては、キャリア・MVNO併用してますので
キャリアの値下げは、かなり欲しています。
実質値上げだけは、これ以上ヤメテ!!総務省いい加減にして!!
と思っています。
今でも高いって言ってるのに…まだ値上げするのか…
どこも似たようなサービスで似たような料金体系に収斂していくよりも、昼遅いけど格安なキャリアや、そこそこ早くてそこそこの料金のキャリア、フルサービスフルスペックで高額なキャリアなど、多様な選択肢から選べる現状は、意外と理想形に近いというご意見ですね。
分ります。
私も現状のような格安MVNOサービスが将来に渡って継続可能であれば、それ以外特に望むことはありません。
>長期利用者に優しく…はどこへやら…ですか。
それでも、ドコモだけが長期利用者への割引を始めるようですね。
http://mainichi.jp/premier/business/articles/20160418/biz/00m/010/009000c
試算お疲れ様でした。
でも、敢えて粗探しをして修正してみました。
> 通信料を月額1,000円値下げしたら年間7,200億円の減収
全利用者がスマホプランではないので、仮に半分がガラケーとすると
スマホを1000円下げても3600億円の減収で、まだ2400億円利益が残る。
> 年間で約4%(ドコモなら240万人)がMNP転入者数
但し、前年度に転入して2年目の契約者にも25,000円の端末補助していて
契約者の半分と仮定したスマホの契約者だけに還元するなら月に333円
1000円と言わないまでも、目に見える値下げ額にはなるのかな。
>仮に半分がガラケーとするとスマホを1000円下げても3600億円の減収…
確かに。
ガラケー料金は変えずに、スマホ料金のみを月額1,000円値下げするなら、まだ2,400億円の利益が残りますね。
>前年度に転入して2年目の契約者にも25,000円の端末補助していて…
これは、MNP時に一括で割り引く額を25,000円減らすという意味で書いたので、2年目はありません。
ただ、これもガラケー契約者を除いてスマホ契約者のみに還元するなら、確かに月額割引額は倍(166円)になりますね。
良いご指摘を有難うございました。
2年間で25,000円という仮定でしたか。
ドコモのオンラインショップを眺めた感じでは
少し型落ちの機種でMNPも機種変更も2年間で50,000円の補助
最新機種でMNPが75,000円、機種変更は50,000円の補助
機種変更とMNPの差は最大で25,000円程度しかありませんが
MNP偏重によって2年での買い替えを増長しているので
偏重がなくなって長期契約するようになれば3~4年での機種変更になるかも。
という辺りを勘案して丸めると、2年で5万円弱の差と算定しました。
この辺りまで来ると推測がかなり入ってくるので、あまり説得力がないよな。
せめてこういう発表がタスクフォースでなされていたら・・・。
3社携帯会社って、もう戦う感じもなくなって、何のために3社もあるのかわからないです。個人的には・・・。
お褒め頂き有難うございます。
詰めの甘い部分は多々ありますが、大きな掴みとしてはこんなものかと思います。
いずれにしても、3大キャリアからMVNOへの流出はますます増加することは間違いないでしょう。(MVNOシェアは3割近くになるのでは?)
それに比べれば、今のスマホ代は安いと考えているのか…上記の金額は覚え間違いもあるかもしれないです。
Wikipediaによると、「当時機器類はすべて電電公社からのレンタル品であり、保証金20万円のほか、月額基本料3万円、通話料が6秒で10円と、非常に高額であった。」とのことなので、かなり良い記憶力ですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/自動車電話
加藤社長「(6月導入される料金改定は)年間ベースで見直すと700億円程度の値下げになる」
https://twitter.com/iskw226/status/725568962084278272
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思ったよりもインパクトあった(^^;;
全体で見ると大きい額ですね。
ですが、一人当たりに割ると、月百円~2百円程度の割引額ではないでしょうか。
「長期ユーザー」が全体の何割かわかりませんが、仮に50%とすると
・長期ユーザー人数 3千万人(50%の場合)
・一人当たり割引額(年) 2,333円
・一人当たり割引額(月) 194円
となります。
70%とすると
・長期ユーザー人数 4千200万人(70%の場合)
一人当たり割引額(年) 1,667円
一人当たり割引額(月) 139円
です。
月7~8千円払っていて、100円ちょっと割引されても、あまり嬉しくは無いですね。
長期割引額は、sorasumiwataruさん紹介URLに載っていましたね。
http://mainichi.jp/premier/business/articles/20160418/biz/00m/010/009000c
良い情報を有難うございます。
ドコモの公式ページにも載っていました。
https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ir/management/message/
…2016年度はお客様の多様なニーズに対応した料金施策が本格化します。(1)ライトユーザ向け施策、(2)解約金を選択可能な2つのコース新設、(3)長期利用者向け施策で、通年700億円規模のお客様還元を実施する予定です。この減収影響は更なるコスト効率化などで吸収していく考えであり、「お客様サービスの向上」と「企業の持続的成長」の両立という大原則についても最大限の努力を傾注していく所存です。
→3月導入の施策も含めての合計還元額のようですね。
>さと さん
長期ユーザー割引を分かりやすくまとめた表がありましたので、(↑)に貼り付けておきます。
http://smaho-dictionary.net/2016/01/docomo-long-term/
さとさんおっしゃるように、月額5,000円のデータMパックから100円〜200円割り引いてもらってもあまり嬉しくは無いですね。(^^)
はるか昔に、仕方なく携帯電話を使っていました。docomoが事業を始めた頃です。待受専門にしていましたが、毎月一万五千円は支払っていたと記憶しています。当時、AUはセルラー電話として、開業する前でした。関東は何故かIDOでした。モトローラのマイクロタックが格好良くて、セルラー新規契約したのを覚えています。初期契約金一万九千円でした^^;
>セルラー新規契約…初期契約金一万九千円でした^^;
そんな時代もあったんですね。
今なら1,000円(mineoエントリーパッケージ)で済みますからねえ。