緑の粉末の行方
バイオ燃料で飛行機を飛ばし、バングラデシュの子どもたちを救う。そんな壮大な夢を掲げたユーグレナ社が、実は足元で八年もの間、赤字に苦しんでいました。しかし、これまでの地道な改革がようやく功を奏しそうです。
今回の改革で面白いのは、彼らが栄養の押し売りをやめたことです。
かつて私も、その高潔な理念に共感してミドリムシの粉末を購入した一人でした。
しかし、いざ水に溶かすと、鼻をつくのは何とも言えないドブの匂いと、泥を飲んでいるような独特の味。
結局、10グラムほど飲用したところで挫折し、今もキッチンの奥底にドブ味の粉末が鎮座しています。
そんな私のような挫折者を救いそうなのが、日常に溶け込む戦略です。
出汁やふりかけにこっそりと混ぜる。それは、消費者が抱える「忙しくて子供に栄養のあるものを食べさせてあげられない」という罪悪感に、そっと寄り添う発明です。
技術は、それが技術であることを忘れさせた時に、初めて本当の意味で社会を救うのかもしれないのです。
投資の観点で見れば、夢に計算が追いついたユーグレナは今、非常に面白いフェーズにあります。
SAF(再生航空燃料)が空を飛ぶ頃には、キッチンの奥の粉末も、美味しい出汁に姿を変えて、我が家の食卓を救っているでしょう。
5 件のコメント
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今では当り前の多くの食品や飲料も、そこから大きく飛躍して行ったように思えます。
その一部は再び薬効や健康効果が注目されたり、マイナスの健康効果が明らかになったものもありますが…
あの新興の昆虫食は、そこに至らなかった?
私は長野県を訪れる機会が多いのですが、🐴や🫎はいただいたことがあるものの、長野県の伝統的な昆虫食は未体験です💦
>> p928gts さん
いなごの佃煮はまだですか。形はグロテスクですが、おいしかったですよ。蜂の子も。ミドリムシよりはこおろぎ粉末のほうが食べやすいですね。クッキーやケーキを作る時に使いました。多少かにの風味が。もう入手できないのが残念です。
>> sawa875 さん
褐色系の昆虫食は、Gを連想するから抵抗があるのかと思います。イナゴや蜂の子は、たまたま機会がなかっただけで、次に長野県に行ったら是非と考えています。コオロギも褐色系の昆虫食ですが、イナゴや蜂の子という伝統的な成功例と比較すると、マーケティングが上手くなかったということかもしれませんね。あれは「栄養の押し売り」と似たところがありましたし。
ミドリムシについては、抹茶とのブレンドは如何ですか? この手法は青汁系の常套手段ですが。
こおろぎ飼育の代表の講演を聞いて共鳴しました.情熱を感じたのですが、空回りしたのでしょうか。
みどりむしを抹茶とブレンドするのは、確かに良さそうです。これから試します…
タンニンなどが多少栄養を損ねそうな気もしますが、みどりむしを放置したままより、ずっといいですね。素敵な示唆をありがとうございます
>> sawa875 さん
元々の姿形が(同じ昆虫類という意味で)連想に直接繋がるわけではありません。それが食品として提供されたときに、Gが紛れ込んでいてもわからないという意味の危惧感です😰(突然話が変わったように映るかもですが)他の投稿やコメントとして書いているとおり、私はコーヒーミルについて、他の方とは異なる視点からの拘りを持っています。他の多くの方は、挽くときの発熱による香気成分への悪影響や、仕上がりの粒度分布に基づく雑味など、専ら味わいを重視してプロ並みの機材を使ったり、挽くのに要する時間の長短を気にされます。ところが私は、ミル本体部分が水洗いできることを絶対条件にしています。これは、挽きかすとGの羽の断片の区別がつきにくいという不安から発しているのです。
https://king.mineo.jp/circle/701520f632281896/contents/795
↑ への私のコメントもご参照ください。