食料品消費税ゼロが与える影響(2/17訂正)
動画8分
公認会計士・都議会議員さとうさおり発信
🔊高市政権
「食料品消費税ゼロの検討を加速」
だが、これは同じゼロ%でも、免税なのか非課税なのかで大きく異なる。
これは全く議論されていない。
⚪病院は非課税業界⚪
このため、病院は仕入税額控除が出来ないまま、仕入に消費税10%を支払い(患者に価格転嫁出来ない)ので苦しい経営を強いられる。このため政府は医療点数を上乗せしている。
⚪飲食品非課税となった場合⚪
飲食店は、サービスであって食品販売とは異なるため消費税は課される(10%)業界であり、病院同様の事実上増税となり価格が安くなることはほぼないと考えられている。(仕入の消費税が0%だから変わらない理屈だが、食品の価格は日々変動が激しいため消費税ぶんの値下げは期待出来ないと予測される)
▶過去投稿
https://king.mineo.jp/reports/330366
⚪免税による0%となった場合⚪
税額控除は受けられるが、これにはインボイスの導入が必要、つまりこれまで売上1000万円以下(免税事業者)であった企業にも納税義務が生じる。
ほとんどの飲食店、居酒屋などは値上げせざるを得ない。
逆にイオンなど大手スーパーや大手食品企業は還付金を受けることになる。
(動画48秒:税理士、湖東京至)
ここで消費者に対し8%確実に値下げされる、例えばコカコーラの自販機で140円の缶コーヒーが飲食品0%の2年間130円になるならよいが、据え置きであるなら還付金は企業の収益になる。
還付金とは、税額控除の仕組み上、予定されている納税を消費者に転嫁出来なかった場合に仕入の際に支払った税金が還付される仕組みである。
ゼロ税率になればむろん転嫁出来ない。
例えば輸出企業は海外の消費者に日本の消費税ぶんを転嫁出来ないので還付を受ける。
トヨタへの還付金で豊田市税務署が赤字になっているのは有名な話。
ここで参政党神谷代表は、還付金制度そのものをやめてしまえば、と提案している。
(動画:1分)
つまり輸出企業は単に値上げすればいい、と言っているわけだ。還付をやめれば税収も増える。
🤔ここで考えられるのは、輸出大企業からなる経団連の支援を受ける自民党にそれが出来るかというと、相当業界の反発をくらいそうである。
これまで消費税を上げろ(還付金が増えるから?)と提言してきた経団連に、そんな物分かりのいいことを求められるとは思えない。
ただ、こうした主張をする政党が、団結し細川内閣のような非自民連立与党となった場合はあり得るかもしれないが。今は野党も主張バラバラだしな…


食費支出額が少ないので
消費税は現状維持でかまわない。
>> 伊勢爺い さん
これ、途中にある私の投稿のリンクに対して、別スレを立てて反論された方がいたのですよ。2パターンあるのは理解はしていたのですが、非課税の場合しか解説してなかったのでね。
で、私も別スレを立てて解説し直すことにしました。
「法人税とは違い事業者が赤字でも納税しなければならない消費税」ですが
税制度そのものの欠陥ではなく、実際の取引現場(大企業が下請けに対して値下げを要求→消費税が転嫁出来ない零細企業など)の取引慣行が問題である、利権構造ではなく還付金は制度上の仕組みで問題はない、とされているのですが、たとえそうだとしても、事実上大手企業優遇の制度となっている感はありますね。
>> せんちゃん さん
僕は新聞の8%がどうなるのか気になる。食料品ではないのでおそらく据え置きかな。
しかし新聞が軽減税率の対象になっているのは、忖度した記事を書け、と政府に言われているようなもののような気がするのだが。
こういうのを利権構造と解釈してはいかんのだろうか?
マクドナルドなどは持ち帰りもイートインも同額でサービス提供しているが、さすがに2%差が10%差になればそういうわけにもいかんだろう。コンビニなどは、いちいち客に聞くのも面倒なのでイートインスペースを閉鎖する店舗も出てきそうな気がする。
>逆にイオンなど大手スーパーや大手食品企業は還付金を受けられることになり利益が増える。
(動画48秒:税理士、湖東京至)
動画の税理士は「得する業界がある」と言っていますが「利益が増える」なんて一言も言ってません。
還付金が増えるのは事実ですが、計算上は還付金のプラスと売上の消費税分マイナスでゼロになりませんか?
行政サービスが減るのか、他に増税するのか、借金をするのか、、、
減税は副作用があるのできちんと効果的に使うべきです
食料品を無税にするのなら小麦粉や生米など、無加工の素材に限るべきかと思う
塩もJTの提供するだけでよくって、なんたら岩塩だのなんたらソフトなど贅沢品は無税にすることもない
ちゃんと主題を明確にしてダメージを限定すべきです
でなきゃ、ただのポピュリズム
>> B a n y さん
重要な誤りのご指摘ありがとうございます。ご指摘の文面は修正させていただきます。
計算上、食品メーカーは、
①加工時の燃料代、パッケージなど原材料の食品ではない仕入
に対して消費税を負担しているのに、最終的に販売する商品は食品であり、税率0%になれば消費者に価格転嫁出来ない、
このため①で払った消費税が還付金となる。という仕組みであると考察します。この段階で収益は発生しませんね。
>> 1953生まれ さん
消費税減税に対して、多くの方が期待するのは、商品の値下げであるかと思いますが、実際には税率が下がったからといって値下げする企業はわずかではないかと思います。数%下げたからといって売上が伸びるかというとそんなに変わらないでしょう。
むしろ減税は、経営の苦しい中小零細企業の経営が楽になり、賃上げ余力を生むという効果のほうが大きいと思います。
ただし、それはインボイス制度のいらない一律減税の場合。期間限定とか、食品だけでは効果は無いに等しく、本文で解説しました通り、むしろ大手企業と零細企業との格差を助長します。
飲食品はゼロにしたことを理由に、その他のものは増税なんてことになれば、景気悪化が加速することは想像に難くありませんね。
>> pmaker さん
おおむね賛成です。僕は、公明党が軽減税率を主張し始めた時に反対でした。別に全て10%でいいじゃないか。
・経理が複雑化する
・線引きを決める政治家の利権を生む
・店内飲食10%、持ち帰り8%とかややこしい
こんなのは政党の人気取りにすぎない。
僕は、わずか2%の軽減税率をやるなら食品ではなくて、むしろ同様に欠かせない電気ガス水道の公共料金を一般家庭に限り非課税にすべきだと考えていました。
公共機関なら利権は生まれないし、テイクアウトだなんだと面倒な敷居もいらない。