【eSIM 体験レポ#3】 マニラ(フィリピン) で AIRsimを使ってみました
★リンク : 【eSIM 体験レポ #1】
「e-Sim GlocalMe-G3を使ってみました! 【体験レポ】」
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/30044
★リンク : 【eSIM 体験レポ #2】
「AIRsim が 購入できるようになりました!! 追記#3 」
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/31686
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今回はフィリピン(マニラ)へ出張で来てます。試用中の AIRsim はここでもシッカリ働いてくれてます。週末をはさんで時間が取れたので試用レポートです。
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さてさて、
マニラ(NAIA)空港に着陸後、機内アナウンスで 「電子機器はご使用いただけます…」 を聞いて電源ON。少し長めの約一分くらいで、現地ネットワークの GLOBE 4Gを捕まえました。
接続状況↓を見てみると…
何と、キャリアバンドルに AIS-31.0 (タイの通信キャリア、SIM2Flyの提供元) が読み込まれています。。。AIRsimはフィリピンではAISを接続元オペレータ、ローミング・ネットワークとして GLOBE 4Gを利用していることになります。
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ネットワーク : Globe 4G
PING : 230ms PH(マニラ) <-> THAI (AIS) <-> JP(TSKUBA)
DN : 29.1Mbps
UP : 17.7Mbps
接続元キャリア : AIS
ターゲット・サーバー : TSUKUBA (日本)
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マニュアルで指定APNは 「internet (Auto Setup)」 と記載されていましたが、ここでは全て自動設定され、APN手動書き込みエリアは表示されませんでした。 なのでAPN手動設定や変更は出きません。
PING=230ms、DN=29.1Mbps はリッパな数値ではないでしょうか。
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続いて、これまで集めてきた、それぞれ特徴のある①~➄の他SIMとの比較を試みてみました。
① 現地 SIM : Smart LTE
② eSIM : GlocalMe G3
③ eSIM : AIRsim
④ Global Roaming SIM : MTX Connect (WiFi ルータ使用)
➄ Global Roaming SIM : airBaltic card (WiFi ルータ使用)
結果は以下の通り…
現地SIMのSMARTを除いて、接続スピード面ではいずれの場合も実使用には十分な値が確保されているものの、一方でPING(RTT)の数値においてはSIMの性質に依存して、大きな差が見られました。
現地SIMのSMART(PING/RTT=67ms)を基準にすると、
① eSIMのGlocalMe G3は同じくSmartをオペレーターとして現地接続をしていると思われるので 85msという現地SIM並みのPING(RTT)値を示しています。
② eSIMのAIRsimは、リージョナルな接続元オペレータ割り付けで AIS(タイ) が接続先になっているので、PING(RTT)値=230msと、長めの数値になってます。
③ Global Roaming SIMの MTXCとairBalticについては、それぞれの接続元オペレータが 欧州のルクセンブルク(MTXC)とエストニア(C2C Telecom)となっていて超長距離なことから、それぞれ PING(RTT)値=595ms(MTXC)と 536ms(C2C Telecom)と、とても大きな数値になってます。
測定値を↓表にまとめると…
これで何となく各種SIMの接続特性の傾向が見えてきました。
SIMの選択はユーザーの TPO に合わせて柔軟に選択出来るような時期にきていることを実感させられるようなデータになっているかと思います。
以上、いつもながら、興味ある方向け、ニッチな【体験レポ】でした。
SIM5枚差し替えてスピードテスト憧れますw
自分も旅行中にAT&TとT-Mobileを差し替えてスピードテスト遣ってたら
家族から完全に白い目で見られました。(ここまで来て何遣ってるの?って感じw)
やっぱ、データローミングは距離的に離れた国の会社はRTT的に不利ですね
コメント、ありがとうございます。
>やっぱ、データローミングは距離的に離れた国の会社はRTT的に不利ですね
はい、正におっしゃる通りですね。
一枚のSIMで世界中のどこでもカバーできればこんな便利なことはないのですが、そうするとローミングSIMでは距離的にどうしても不利になってくる。。。そこで「いつでも何処でも現地に繋がる eSIMならば…」というのは自然の流れ。。。
ここから2~3年が次世代の変革として楽しみです。
Apple辺り、何か考えてるような気がしますが、iPhoneはキャリアの販売網にも大きく依存しているので、なかなか簡単に勝手なマネは出来ないことも容易に想像されます。
本当にここ1~2年で従来「海外プリペイドSIM」と呼ばれていたものの中身が大きく変わりましたね
別に現地へ行かなくても、国内通販でThailand系格安SIMが何処ででも入手出来、亜細亜だけで無く、欧州や北米でも使えるなんて2年前には想像も出来ませんでした。
2回ほど使いましたが、4Gに対応していなかったり、RTTが遅かったりと面白みに欠けるので自分的には、もういいかなw(Threeも同様なイメージを持っています。)
これからは、やはり「現地SIM」それも、その都度入れ替える必要の無いeSIMへと変化していくんでしょうね
そこらの環境ができる迄は、kc_iOS9.2.1さんと違って、自分はそんなに渡航の頻度も高く無いので、その都度現地SIMを(事前に)手配しておきますw
本当にkc_iOS9.2.1さんのリアルタイム最新情報助かります。
今後ともよろしくお願いします。
日本のキャリアのSIMなら、海外で国際ローミングで利用しても、日本のサーバへのアクセスであれば、現地SIM利用時とほぼ同じRTTになるので、日本のフルMVNO発行の海外用の割安なSIMを出して欲しいものです。
IIJmioに期待しているのですが。。。。。
>…リアルタイム最新情報助かります…
いやいや、そう言って頂けるとニッチな道楽も少しは役に立つことがあるのかなぁ、と喜んでおります。
こちらこそ情報交換を宜しくお願いします。
>IIJmioに期待しているのですが…
はい、 IIJmio フルMVNOサービスの内容と、b-mobile (HIS sim) の国内/海外一体化simですね。。。 期待しましょう !