厨房の狭い飲食チェーン店

新規開店したとんかつと牛飯のチェーン店に行きました。厨房を見たのですが、とても狭いのです。

関係者の説明では、約43平方メートル。従来の店舗の厨房は56平方メートル。

新規店舗だと、フライヤー、調理鉄板、盛り付け場等が設置されているので、人は3人ほどしか自由に動けないと思えます。別の観点からは、一人でそれほど動くことなく複数の調理をこなすことができるようです。

繁忙時間帯以外は、一人で83種の調理をこなすことができるとの説明に驚きました。
とんかつの提供は時間がかかるものですが、この店は約5分でできるようです。

これで、コストを抑えてとんかつ定食を600円台で提供しています。それでも原価率は恐らく3-4割程度です。

飲食店はコストカットの余地が少ないと思っていましたが、工夫の余地はありそうです。しかも、この厨房をもっと狭くして、移動することなく多様な調理ができるように研究を重ねているそうです。

個人経営の飲食店は苦境にあるようですが、チェーン店のコストカットに対抗するのは難しいと思えました。