野良？　野生？　野性？

前回投稿の、飛ぶ・翔ぶ・跳ぶ の続編というか…
https://king.mineo.jp/reports/310368

私のイメージだと、こんな感じ？
　野良　　管理(飼育)されていない
　野生　　管理(飼育)されたことがない
　野性　　野生で生抜く能力
　野生化　野良が野生の能力を身に付けること

「野良IT」って、悪なの？
ある投稿へのコメントで、「シャドーIT」という言葉を使いました。
そこで、いろいろなサイトを見て行くと、「野良IT」を「シャドーIT」と同一視して、撲滅すべきものと捉えているものがありました。
反面、「野良IT」が現れるような組織はポテンシャルが高いので、上手く管理して活用すべきという見解もありました。
「野良IT」を実行して、何回か表彰されたこともある私としては、少し複雑な気分です。

「野良IT」に肯定的なサイト
https://president.jp/articles/-/95950

私が実現した「野良IT」は、表彰をきっかけに組織全体に展開されましたが、管理していたのは業務所管の部門で、情報システム部門ではなかったため、現在の概念では「野良IT」になります。
現在であれば、表彰をきっかけに組織全体に展開するのと並行して、情報システム部門の管理下に入ったことでしょう。

情報システム部門の管理外で勝手に導入した「シャドーIT」とは違い、情報システム部門の管理下で正式に認められたツール(Excel、ノーコード/ローコード、RPAなど)を使って、各部門内で開発された作品は、その時点では「野良IT」になります。
そのうちRPAロボットなどは、「野良IT」のままにせず、本格運用にあたり情報システム部門の管理下に入れた方が良いと思いますし、そのようにしている組織が多いとは思います。

情報システム部門が全てを管理して、「野良IT」がそもそも出現する余地がない方が良いのかも知れませんが、現実的ではないし、時代に逆行するような気もします。