【SIM道楽】進撃のプリペイドSIM~第4弾~リフィル可能なプリペイドSIM~20GB/365日特集
楽天回線を使ったリフィル可能なプリペイドSIMが登場してから早1年半が経過しました。プリペイドSIMには MNO(再販)版と MVNO(楽天コミュニケーション)版の、異なる仕様がありますが、共にユーザー数が急増している模様です。
MNO(再販)版では、その特徴として プリペイドでありながら ①eSIM版でも利用が可能、②データ容量超過後にも低速利用が可能、④海外でも利用可能、➄SMS(受信)利用可能、さらに期間終了後には所定の手続きによりリフィル可能で、電話番号を維持したまま継続利用が可能になる…等々、プリペイドらしからぬ一歩前進した特徴がありました。
自分もMNO(再販)版を2年に渡り利用継続中ですが、低価格にもかかわらず、自分の生息環境下では 至極快適に利用出来ています。
参考 : 過去【SIM道楽】投稿
・2024.01.10【SIM道楽】進撃の楽天プリペイドSIM一覧 ~圧倒的コスパで急増中~でも異なるDNAに要注意 !
https://king.mineo.jp/reports/260668
・2024.02.18【SIM道楽】進撃のプリペイドSIM-第2弾-ソフトバンク・再販プリぺイド~データ残量表示が可能に~
https://king.mineo.jp/reports/264420
・2024.05.10【SIM道楽】進撃のプリペイドSIM・第3弾~もしもの備えに1GB/365日間プリペイド~
https://king.mineo.jp/reports/272992
さて今回の SIM道楽 では、先日のマイネ王の掲示板で 則巻せんべいさん が紹介されていた…「2025.04 リチャージSIM使ってみた」 https://king.mineo.jp/reports/307007
とタイトルされた投稿を見つけ、最新のプリペイドSIM情報はどんなものかと気になり、リフィル(リチャージ)なプリペイドを着目ポイントとして調べてみました。
ネット界隈をアレコレ覗いてみると、「リフィル可能なプリペイドSIM」という謳い文句で SIMカードや eSIMを購入し直すことなく当初の利用期間終了後もリフィル(データプランの追加/期間延長)することで継続利用が可能になるプリペイドSIMサービスが色々あることが分りました。
リフィル・プリペイド・SIMサービスを利用する最大のメリットは…
一言でいうと、「SIM/eSIMをそのまま利用することによって 概ね 15~20%前後低下した価格で、同条件のまま引き続き期間延長利用が可能となる…」ということです。
「リフィル(期間延長)プラン」を提供しているプリペイドSIMサービスについて、今回は以下の6種種(合計9個)の異なるSIMサービスプラン, 且つ、20GB~24GB/365日プランに限定してサービス仕様や価格、そして基本情報"DNA"を一覧比較してみました。
①[ リチャージ・モバイル社 ]リチャージSIM 物理カードと eSIM
②[ Calendar World社 ]リチャージSIM 物理カードと eSIM
③[ BWI社 ]リチャージSIM 物理カードと eSIM
④[ EIOTCLUB社 ]国内3キャリアSIM 物理カード
➄[ au (KDDI)社 ] Povo2.0
⑥[ Calendar World社 ]楽天プリぺ eSIM
参考 : 上記①~⑥に関する URL
①-1 https://www.rechargewifi.jp/view/item/000000000519?category_page_id=ct24
①-2 eSIM https://www.rechargewifi.jp/view/item/000000000563?category_page_id=eSIM
②-1 https://www.jpsimshop.com/view/item/000000000337?category_page_id=ct23
②-2 eSIM https://www.jpsimshop.com/view/item/000000000323
③-1 https://www.bwi.jp/product/131
③-2 eSIM https://www.bwi.jp/product/257
④ https://www.amazon.co.jp/dp/B0DR8LQHRX?_encoding=UTF8&th=1
➄ https://povo.jp/
⑥ eSIM https://www.jpsimshop.com/view/item/000000000304?category_page_id=ct71
調査項目は以下のようになります。
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・SIMタイプ
・ネットワーク表示(@ステータスバー)
・ネットワーク表示(@OoKla SpeedTest)
・ネットワーク品質
・SIM管理元 MCC-MNC
・SIM管理元 社名
・国内ネットワーク MCC-MNC
・EID登録の要否
・APN構成プロファイル(iOS)要否
・ローミング
・APN設定値
・SIMの再発行の可否
・20GB/365日料金
・総通信量(GB)
・月当り換算料金 (円)
・データ残量表示の有無
・海外利用
・データ容量超過後の速度
・延長プランの有無
・リフィル・料金と条件
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各SIM/eSIMサービスに対して確認した内容を一覧表 ( ↓ )に示します。(表->ビジーチャートなので、クリック拡大して下さい~♫)
表の項目の中でも、特に自分的にユーザーとして利用する際に注意したい項目として以下の9項目を選びました。
・SIM管理元 MCC-MNC★1
・国内ネットワーク MCC-MNC★2
・EID登録の要否★3
・APN構成プロファイル(iOS)要否★4
・SIMの再発行の可否★5
・データ残量表示★6
・データ容量超過後の速度★7
・延長プランの有無★8
・リフィル(リチャージ)・条件★9
(どのネットワーク(D?/S?/A?)を利用するかはユーザー依存の既定なので) 特に、長期(20GB~24GB/365日/12ヶ月)プリペイドとして利用するには、やはり いずれのケースに於いても「データ残量表示★6」は有って欲しいユーティリティーではないでしょうか。
また「データ容量超過後の速度★7」でも低速利用出来るようであれば それに越したことはない仕様です。
さらに iPhoneユーザーであれば「APN構成プロファイル(iOS)の要否★4」については出来得る限り「否」であることで「一手間不要」の機動性を確保したいところ。
一方で、長期間のプリペイド(特にeSIM)を利用する場合には、機種変更に伴う「SIM/eSIMの再発行の可否★5」も気になります。長期間/大容量/高額プランを購入した場合に期間途中での機種変更や不具合に対応出来るか否かは、やはり気になるポイントです。この辺り、リスクとの兼ね合いもプラン選択の重要な要素になります。
また、今回のポイントである「リフィル(リチャージ)★9」という観点から見ると、いずれの「20GB/365日」プランのリフィル(リチャージ)価格は ~3,980円となっているので、1カ月当たり 350円~400円前後、または1GB当たり 200円前後というのが現時点での相場観、低価格での長期データプラン確保&維持目的での継続にも向いているプランになっているかと思います。
特異的なケースとして、「④国内3キャリアSIM対応 物理カード (by EIOTCLUB社)」は、国内3キャリアをカバーしながら、手動で適宜3キャリアを切り替えられるリフィル可能な長期プリペイドとして、ローミングではあっても何とも魅力的な仕様です。
とまれ、各社とも、この「リフィル(リチャージ)プリペイドSIM」サービスの領域においては、使い勝手の改善や 料金の低価格化が積極的に進められてきているという印象です。特に フルMVNOの IIJmio社によって フルMVNO-eSIM・データ専用版による、リフィル・プリペイド・サービスの拡充が印象的でした。
また、国産MNO回線(品質)によるリフィル・プリペイドとしては、最初に触れた 楽天プリぺと並んで Povo2.0(au)のラインアップも見逃せません。他と比べると料金的にはプランの割高感は残りますが、やはりMNO品質の安定性は評価できます。eSIM再発行無料(当面の間)も有難いポイントですね。
どのサービスも一長一短、それなりに魅力のある特徴を持っていると思うので、どのリフィル・プリペイド・サービスを選ぶかはユーザー環境次第、使い方次第、お好み次第~ということになります。
さて、この五月に入って発表された日の丸MNO各キャリア揃っての携帯料金値上げの波(MVNOも続く??? ) が続いています。今回シェアしたリフィル・プリペイド(20GB/365日特集)では、1カ月当たり 350円~400円前後、または1GB当たり 200円前後というのが現時点での相場なので、キャリアの値上げに対処する意味でも、これらを上手くかわして補完するような使い方ができればいいな~と思っている今日この頃…なのです。。。
以上、プリペイドに興味のあるユーザー向け限定、相変わらずのニッチな話題、「進撃のプリペイドSIM~第4弾~リフィル可能なプリペイドSIM~20GB/365日特集」でした。ここまでお付き合い頂けたのであれば幸いです。




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本文中に記載した各種のSIM/eSIMサービスについては、その良し悪しや利用の可否はユーザーの使用スマホ(機種)や利用環境、電波環境等によって大きく影響を受けます。投稿内容を参考にされる場合には、そのことを十分理解された上で、自己責任の下で対応できる範囲でご利用頂くようお願い致します。
また、記載した商品価格情報等については、本投稿をまとめた時点での情報になりますので、後日に変更などの入っている可能性があります。各サービスを参照利用される際には、改めてご自身でご最新情報を確認頂くようお願い致します。
①-1,①-2のリチャージmobileのプリペイドサービスでは、docomo回線(44010)を利用したMVNOサービスとなっていますが、ここで興味深いのは APN='bekkoame' となっているところ。
インターネットの初期を経験されているユーザーなら何とも懐かしい名前が登場していることに気付くでしょう。
その懐かしの bekkoameインターネット㈱は GMOインターネット㈱に譲渡され、フルスピード㈱と渡り、現在はフルスピード㈱の親会社のフリービット㈱に流れ着いたとか。予期せずモバイルネットワーク・サービスの変遷を感じさせられる名前です。

5月1日から始まった povo2.0 の「本気割り」プリペイドの本領発揮でしょうか、povo2.0もシッカリ攻めていますね。「60GB/356日間=13,200円」が 50%割で au Pay残高還元
=> 6,600円/365日間
=> 5GB/550円/月
「120GB/356日間=21,600円」が 50%割で au Pay残高還元
=> 10,800円/365日間
=> 10GB/900円/月
ただし MNP限定、7日以内のトッピングが条件となっています。それにしても 魅力的なプランです。
○GBで月間ではなく31日超えるプランは海外事業者以外は昔販売している所が無かったような気がします、その手のプランはpovo2.0で有名になり、その後はクラウドWiFiの事業者も採用されるようになって、月額必要なしの使いきりプランとして需要が増えてきた印象があります。