純正品か互換品か、それが問題だ②

ACアダプターの話です。
故障したので、安全策を採って純正品を取寄せたら、純正品の仕様が変更されていて、私が使用を検討していた市販品と同一仕様だったという話です。

秋葉原の部品屋さんで、Li-ion充電器を見て思い出したことです。
機器やLi-ion充電器に繋いで使うACアダプターではなく、ACアダプターの姿をしていますが、それ自体が「Li-ion充電器」と明記されている製品でした。
その公称出力電圧が11.1Vというのを見て、以前使っていたルーターを思い出しました。

私が使っていた光回線ルーター用純正ACアダプターは、出力電圧が11Vと変則的仕様でした。昔ながらの出力電圧が安定しないトランス型ではなく、現在では普通の、スイッチング型(当然、電圧安定化機能付き)でした。
あるとき、突然ネット接続ができなくなりました。直接の原因は、ルーターに電源が入らないことでした。そして真の原因は、純正ACアダプターが静かにお亡くなりになっていたことでした😰

そこでACアダプターの調達が必要になりますが、そんな電圧の市販品はありません。よく探せばどこかには存在するのかもですが…
12Vなら簡単に見つかりますので、定格電流とプラグ仕様(形状と極性)が適合すれば、市販品が使えます。
しかしルーターなので、24時間365日稼働ということを考慮して安全策を採り、純正品を発注しました。届けに来たのが宅配業者や郵便配達人さんではなく、工事業者だったので少しビックリ😳

それ以来、ACアダプターのことは忘れていましたが、秋葉原でACアダプター型の充電器を見て思い出したと言うわけです。

その当時の私の頭の中を再現すると、
①何ゆえに11V仕様なの？
　市販品を使わせず、純正品使用を強制する陰謀？
②もしかしてLi-ion対応のため？
　3本直列のLi-ion充電池を内蔵予定だった？
　実際にはLi-ion充電池は入っていないが…
③12V品でも十分に許容範囲では？
　②であれば12.6Vまでなら問題ないはず。
④12V品を流用した場合の不都合
　自己責任は当然として、消費電力が増えたり、
　本体の信頼性が低下するかも？

ここからが、今回のオチです。
改めて交換後の純正品を見ると、何と12V仕様でした。結果論的には私の杞憂で、自己責任を前提とするなら、12Vの市販品でも出力電流やプラグ仕様が適合する製品であれば、何も問題ありませんでした。
純正品と市販品(互換品)では信頼性や安心感が違うという考えもありますが、純正品でも壊れるときは壊れるのが私の例からも明らかです。
このルーターを使い続けていたとして、次に故障したら、躊躇わず市販品(互換品)を使うでしょう。その前に純正品が入手不可能になっている可能性の方が大かもですね。

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https://king.mineo.jp/reports/301668