mineoは150万契約で頭打ち…か
以前投稿したスレ「IIJとmineoの回線数比較」
https://king.mineo.jp/my/132c3b2f477438a4/reports/29982#comment_section
において、IIJが100万回線目前で頭打ちになっている理由について、さとさんより下記のレスがありました。
******************************************
今IIJmio meeting帰りの人から聞いてきた話です。
IIJmio頭打ちの理由は、新規加入者数が減っている事が原因ではないみたいですね。
理由は、全加入者数が増えてくると、同じ解約率でも解約者数が増えて行く。
新規加入者数が同じペースだと、差し引きでプラスが減って行く。
穴の開いたバケツに水を注いでいるようなもの。
契約者数の規模が増えて行くとこういう事が起こるのですね。
100万回線で個人回線は頭打ちだな、とIIJでは予想していて、その通りになったらしいです。
******************************************
で、この情報をもとに
①IIJの解約率と新規増の実数を求めてみると:
IIJの解約率をX%とすると、50万契約の時に凡そ毎月3.3万契約の増ですので、新規増の実数を求めると、[3.3万+50万×X/100]…a
これが、100万契約の時に頭打ちになるのであれば、新規増の実数は、[100万×X/100]…b
このaとbが同じ(新規増の実数は一定)と考えると、
[3.3万+50万×X/100=100万×X/100]
となり、これより[解約率X=6.6%、新規増の実数は6.6万契約]
②次に、mineoの解約率と新規増の実数を求めてみると:
mineoの解約率をY%とすると、50万契約の時に凡そ毎月3.6万契約の増ですので、新規増の実数を求めると、[3.6万+50万×Y/100]…c
これが、80万契約の時に凡そ毎月2.5万契約の増ですので、新規増の実数は、[2.5万+80万×Y/100]…d
このcとdが同じ(新規増の実数は一定)と考えると、
[3.6万+50万×Y/100=2.5万+80万×Y/100]
となり、これより[解約率Y=3.7%、新規増の実数は5.45万契約]
③ここから、mineoの契約増が頭打ちになる契約数「α」を求めてみると:
[5.45万=α×3.7/100]→α=147万契約
ということで、mineoの解約率、新規増の実数がともに今後も変わらなければ、150万契約前後で頭打ちになるという結果になりました。
→しかし、色々と「仮定」していることが多いので、眉に唾つけてお読み下さい(笑)
(1/15追記)
mineoの解約率が相当に低く、1.2%だという公表資料が昨年出されていたと判明しました。従って、これを利用して頭打ちになる契約数を計算し直してみようと思います:
50万契約達成前後では凡そ毎月3.6万契約の増ですので、この時の新規契約数を求めると、[3.6万+50万×1.2/100]=4.2万契約
80万契約達成前後では凡そ毎月2.5万契約の増なので、この時の新規契約数は、[2.5万+80万×1.2/100]=3.46万契約
ということで、4.2万契約から3.46万契約へと新規契約数が減ってきていることが分ります。
これがどこまで減っていくのか…
①仮に新規契約数が3万契約より減らなかった場合、解約率1.2%で頭打ちになる契約数「α」を求めると:
[3万=α×1.2/100]→α=250万契約
②新規契約数が2万契約より減らなかった場合、解約率1.2%で頭打ちになる契約数「β」を求めると:
[2万=β×1.2/100]→β=167万契約
③新規契約数が1.8万契約まで減った時、解約率1.2%で頭打ちになる契約数「γ」を求めると:
[1.8万=γ×1.2/100]→γ=150万契約
ということで、新規契約数が月当たり2万契約を割らなければ、150万契約限界説をなんとか突破できるようです。
頑張れmineo!!
興味深く拝見しました。
その後は、MVNOが淘汰されるのでしょうか?
益々、吸収合併や買収などでMVNOの数は減っていき、選択肢が少なくなりますね。
IIJと同様の流れというより、「解約率と新規加入者数が常に一定と仮定するとこうなる」という試算です。
実際は、キャンペーン期間の終了後には新規加入者数が激減するでしょうし、その半年後あるいは1年後には解約率も上がるでしょうから、決して一定ではないんですよね。
>その後は、MVNOが淘汰されるのでしょうか?
さっぱり分かりません。
ただ、MVNOサイドとして最も有効な対策は、新規加入者数を大幅に増やすなんて無理ですので、解約率をゼロに近づけるようユーザー満足度を上げることなんじゃないでしょうか。
そういう意味で、マイネ王は良い仕事してると思いますよ(笑)
ずっと続ければmineo自体危うくなるので
やはりどれだけ解約率を減らせるか、の方が
これからは重要になりそうな感じがします。
ソフトバンク回線の導入も契約数を増やせると思いますけど
収益に結びつかなければ逆効果になり兼ねない気も・・・。
回線増強は収支に直結する部分なので他社もだいぶ苦労
している感じですね。キャリアさんとの関係も重要になりそうですし
(特にauさん(^-^;)
mineoさんも、いろいろ考えていらっしゃると思いますけど、
どこかで方向を間違うと、と言う危機感もやはり必要なのかなぁと
思ったりもしました(^^ゞ
いつもながら興味深い投稿有り難うございます。
私の興味を捉えたのは、IIJと比べたmineoの解約率の低さです。
約1.8分の一と大きな差があります。
個人契約がメインだと、コインやイベントなどが解約阻止に効いてくるんでしょうかね。「上田戦略」なのかもしれませんね。
加入数を稼ぐプロモーションに力を入れている他社と、どちらが勝つか楽しみになってきました。
>維持できなくなったときは・・・ナイアガラ⤵
頭打ちどころか落下するということですね。
ナンマイダブ…ナンマイダブ…
ghさん
>どこかで方向を間違うと、と言う危機感もやはり必要なのかなぁと
プレミアムコースとか王国ダンジョンはダンジョンブなんだろうか?