通信事業者の金額設定について

通信事業者の金額設定について高いと思われますか、安いと思われますか？

通信事業に係る会社に以前勤めていたのですが、店頭やマーケティングから上がってくるお客さんの声をそのまま聞いていたら、予算オーバーになってしまい、どこかをトレードオフして削れる部分は削って、お客さんをうまく誘導してコストカットできるシステムをお客さん自身に作らさせてしまったりして予定コスト内で総合的に機能を完成させるようにしなければなりませんでした。
結局は会社が儲ける金のためにシステムを作っているだけでお客さんのためになったと思えたためしはありませんでした。
予算通りにいかなければ、予算通りにいくまで減給でしたから、お客さんよりまず予算ありきで常に取り組んでいました。

マイネオを見ているとコストカットをお客さんをも抱き込んで行うという大胆な苦肉の策をいくつもとっていることがわかり、どこの通信事業者も大変な苦労をしているんだなと思わされます。
昼間のトラフィック過剰になる時間を譲るようにさせるためのシステム設計やトラフィック大幅減少時のバックボーン占有率の改善のための一般ユーザーに対する小容量の通信容量の付加などは流石に秀逸だと思っています。
普通のユーザーはわからないでしょうけど、通信が使われなさすぎるとその時間の帯域をカットしたほうがいいのではないかとキャリアから進言されることがあり、あまりカットしすぎるとユーザーに悪影響を及ぼしてしまうため、常に通常のトラフィック程度の通信フローを保っておきたいという裏事情があります。
要は、キャリアはバックボーン占有率のばらつきをなくしたいのです。
キャリアは、不必要な分の光ファイバー通信網を使われたくないのでそういった冷たいあしらい方をします。

マイネオは非常に安い方の通信事業者で、よく3大キャリアから回線を借りれるだけの資金力があるなと思います。
私のよく知っているKDDIの貸借通信料だけをみても、かなりなものなので、たゆまぬ企業努力をしているんだなと思わされます。

どれだけ努力しても掛かるコスト（ハード、ソフト、人件費など）があり、それだけかかっているのをユーザーの支払い金額の数十％で成り立たせろというのがおかしいです。
中で働いて総合的にシステム構築をしてみたらわかります。
気分障害になるまで働きまくっても会社は捨て駒として使えるだけ使ってぽいっと捨てます。
次の若いやつが次々と入ってくるので会社は別に困りません。
あまり使用金額を叩きまくるとかけるシステムを作る金が潤沢に無いのでエンジニアたちがものすごく困ります。
一般ユーザーの方にも知ってもらいたいと思い切実な思いを投稿しました。

そんなことは、知ったこっちゃねえ！おととい来やがれ！という意見でも上等の上子ちゃんですので、是非コメント欄にコメント下さい。