【SIM道楽】SmarTalk050, My050, G-Call050 からフリーダイヤルしてみた
メインで利用していた SmarTalk(Fusion-IP)が来春初めにサービスの終了を予定しているということで、代替策として G-Call050 の利用開始を目指して幾つかの接続(品質)確認を継続しています。
一般に「050IP電話は 0120や 0800のフリーダイヤルには通話不可(接続出来ないか、または接続しても「このフリーダイアルは IP電話からはご利用いただけません…」)」と言われてしまいますが… SmarTalk(Fusion-IP), Brastel(My050), そして今回新たに採用に踏み切った G-Call050を使って、さらに新規に入手した 汎用SIPアプリ(Acrobits Groundwire)の組み合わせを使って再確認してみました。
[ 結果 ]
やはり従来の SmarTalk(Fusion-IP)や Brastel(My050)からは 0120や 0800のフリーダイヤル宛ての通話は不可となっていましたが、G-Call050から発信であれば、調べた範囲で全ての 0120, 0800フリーダイヤル宛てに通話することが出来ました( ↓ 表 : 各050IP電話サービスと汎用SIPアプリの組み合わせ結果 )。
また接続後、G-Call050から発信であれば、相手の自動音声指示に従っての選択肢入力や、確認応答についても全く問題ありませんでした。
昨今 0120フリーダイヤル等は、050IP電話のみならず、090,080,070の携帯電話からの着信すら受け付けないところが増えつつあって、固定電話による掛け直しや、ウェブサイト入力に迂回しなければならなかったり、さらに 0570(有料)番号に誘導されることがあって 何とも鬱陶しかったのですが、このG-Call050 IP電話+汎用SIPアプリを利用した組み合わせの場合には、調査対象の全てのフリーダイヤル宛て通話が可能になっていたので 便利かつ何とも有り難い発見でした。
以上、050IP電話フェチユーザー向け「050IP電話からフリーダイヤルしてみた~」の結果シェアでした。
確かにそうですね。
エリア番号が分かっていればまだましですが、
0570だけは困ります。
【①】 当方のビジネス環境として、日常的に音声通話の20-30%強を海外との遣り取りに使用するので海外通話料金セービングにはIP電話が必須でした。
【②】 一方で、自分の環境として 050IP電話を常用とすることの大きなメリットとしては、日常の電話番号そのままで 海外出張でも受信料無料というのがあります。こちらが海外出張中なんてことにはお構いなく、国内からビジネス関係の電話は引っ切り無しに入ってくるもの。その都度高額な受信料を気にしながらの込み入った会話~と言うのは疲れるし、「あ、今、海外出張中なので…」という言い訳も何とも切ない~
【③】また、海外の相手先からは「日本の電話番号(+81)携帯宛ては通話料金が高過ぎる~」というクレーム頻発、結果として海外のIP電話番号(+1)も併用利用することで、相手先の通話料金の低減を図る必要がありました。
【④】そうは言っても昨今のセキュリティー対策としてSMS認証が一般化している状況で、国内外のIP電話だけでは公的なSMS認証用としての役に立たないことから、IP電話以外にもSMS認証・専用としての国内(+81)電話番号も準備併用せざるを得ない状況に至っています。
という超々・私的ライフ環境を踏まえて、現時点で当方は、公私とも、国内/海外を含めて 050IP電話をメイン選択するに至っています。
また、機種変更の際にはSIPアプリのインストールだけで簡単に全て再構築できるところも大きなメリットです。
2024.06.14【SIM道楽】G-Call050を Acrobitsで使ってみた~SMARTalk終了に向けて~ https://king.mineo.jp/reports/276780
Q : LalaCallは使わないのですか?
A : LalaCallは 050IP電話として予備的に 多くのmineoユーザーに利用されているようです。自分も LalaCall登場の頃?(当時は月額無料)に SMARTalkと併用してメインの通話用として模索試用していた経緯がありました。しかし当時のLalaCallは…
・頻繁な片側通話(相手側で聞こえない)
・会話の遅延大きい
・会話が聞き取り難い
・着信が不安定(着信ミス)
・しばしば着信履歴が残らない
・汎用SIPアプリが利用できない
ということででした。上記の不都合を経験していたのと、050IP電話をメイン通話にすることを標榜していた自分にとっては、さらに次の課題が残っていました…
2016年に 通話機能改善の為にApple社から iOS10の中で CallKitが公開された際、他社(050IP)が早々に適応して通話品質が大幅に改善したのにも関わらず、LalaCallの対応は結局のところ周回遅れ(ほぼ1年程の遅れ?)での対応しか出来なかったことに大きなショックを受けました(汗)
LalaCallの技術陣(ベンダー任せ?)では 専用(SIP)アプリ開発やOSの変更に迅速に対処することの荷が重いのだろうと痛感した出来事でした。これでは公私とも、国内/海外ともに メイン電話に据えるには多大な不安が残ります。致命的です。以来 ずっとサヨナラ状態が続いています(笑)
2016.09.21【SIM道楽】iOS10新機能 CallKitで050IP電話を使ってます【体験レポ】 https://king.mineo.jp/reports/7943
以降、この CallKITの登場により、それぞれ自前専用(SIP)アプリを提供していた Brastel, G-Call050等の 050IP電話サービスは、自前専用(SIP)アプリの提供を廃止して CallKit対応済のCloud Softphone SIPアプリに全面的に移行した経緯があります。このことからも今後のVoIP世界の拡張や改善を想定して、IP電話サービスで自前専用(SIP)アプリを開発するのはあまり得策でなく、優秀な汎用SIPアプリへの統合の道を選択したのだろうと想像します。
汎用SIPアプリの「Acrobits Softphone」,「Acrobits Groundwire」を利用することのメリットの一つとして「複数アカウントの同時登録&スタンバイ」が挙げられます。
同時登録されているアカウントの電話番号はどれも個別に同時着信スタンバイがオン/オフの切替が可能なので、一つのSIPアプリで複数の電話番号を管理することができます。
↑ スクショは当方の「Acrobits Groundwire」を搭載した iPhone SE3の アカウント管理画面です。この状態で個々の登録しているアカウント(x5個)それぞれに
・発・着信有効 (赤)
・着信のみ有効 (青)
・発・着信無効 (緑)
このように個々のアカウント毎に選択的に同時スタンバイの設定と管理が可能になっているのでとても便利です。
>> kc_iOS9.2.1 さん
追記 =>要注意!!「Acrobits Softphone」,「Acrobits Groundwire」で可能な「複数アカウントの同時登録&スタンバイ」機能は、汎用SIMアプリ「Cloud Softphone (無料)」(↑ 画)では提供されていません。「Cloud Softphone (無料)」で登録可能なのは x1個の アカウントのみです。