特急電車の100Vコンセント
今までほとんど気付かなかったのですが、(東北)新幹線の各座席に設置されている100Vコンセントが、瞬断(瞬停・瞬低)を起こすようです。もっとも、それほどヤワな仕様のわけはないから、正確には瞬断等ではなく、単純にコンセント内部の電極が劣化して、ユルユルになっているだけとは思いますが。
各座席に設置といっても、床に近い部分や前席の背面下部に設置されているものだとこのようなトラブルが起きがちで、肘掛けに設置されているものでは起き難いようにも思います。今まで気付かなかったのは、肘掛け型が多かったせい?
どちらにせよ、充電できたら儲けもの、程度に考えた方が良いのかもしれません。
気付いた経緯
40Wタイプ(USB-C × 2)のPD充電アダプターを使って、モバイルバッテリーとスマホに充電していたところ、頻繁に充電状態と非充電状態が勝手に切替わりました。
2台が完全に同時に切替わっているので、いたわり充電機能の作動が原因ではありません。
しかも何回かは、PD充電アダプターが勝手に(車両の振動で)コンセントから脱落しました。
24 件のコメント
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まぁ大きな電力を使うようなものを使うほうもどうかと思うけど
>> 谷 勝弘 さん
> 新幹線のコンセントはノートPCの充電ができる程度の弱い電力しか流れていないそうで。まぁ大きな電力を使うようなものを使うほうもどうかと思うけど
それは逆のように思えます。
ノートPCの充電は、30W程度の小出力で賄えるものもあるとは思いますが、一般的には65W〜100W級のPD充電アダプターが必要です。だからその意味でも、そこまでヤワな仕様のはずはありません。そして今回私が使ったのは40W級でした。
それよりも、PD充電アダプターの重さが問題だったと考えています。PCの場合、PD充電ではなく、純正の充電アダプターでは、多くの場合、プラグとアダプター本体は別体です。この場合、プラグ部分は、一般的な家電と同じ小形軽量なものです。
純正アダプターのようにわざわざ別体化した大容量のものは別として、PD充電アダプターは、プラグと本体が一体なので、そこそこの重さになります。その結果、車両の振動が原因で、コンセント内の電極との間で接触不良が起きたり、コンセントから勝手に脱落したのではと考えています。
なお、紹興酒はオプテージのお金で買うというw
万一電圧降下で機器故障が発生しても逃げられるようにしているだけですね。
充電プラグ差し直したと同じ現象が
起きていたのはその為なんですね
>> 5gh さん
100均あたりで1個口の延長コードを入手して、PD充電アダプターを延長コード経由にしたら、振動由来の不具合は緩和・解消できそうですね。架線の瞬断には無力ですが。>> mikoto32 さん
> 一定区間で電源を切替ながら走行していますので、車内のコンセントは、瞬時停電論理的にはそのとおりと思いますが、架線電圧25kV・50Hzをそのまま(低周波数ゆえ図体のデカい)50Hz用トランスで100Vに降圧しているとは考えられません。複数のコンセントで直列化してトランスを小さくする手法も、各コンセントの使用状況が異なり不可能です。
だからインバータで降圧していると思われます。ならば平滑されているはずなので、そこそこ、またはほぼ完全に、切替の影響は緩和されていると思われます。元スレで、ヤワな仕様のわけはないとしたのは、こういう意味です。
①・②は、現時点では古典技術なので、生き残り個体に限られるでしょう。新幹線車両の場合なら②はあり得る? mikoto32さんのコメントは主として②を前提とされていますね。
①電動発電機方式
架線電圧で回るモーターを使って、発電機を
駆動する。
低効率・騒音問題は大きなデメリットだが、
回転部分の慣性で自動的に平滑化され、
架線切替による瞬断は緩和されるかも。
②低周波(50/60Hz)トランス方式
低圧側巻線による重量増で、大きく重い。
枯れた技術でもあり、
信頼性や過負荷耐量では有利。
架線切替による瞬断はストレートに影響。
③インバータ方式
PD充電アダプターと同様の技術。
架線AC→整流・平滑化でDC→インバータで
100V AC化
PD充電アダプターでは、
商用電源AC100V→整流・平滑化でDC
ついでに電圧も安定化
整流・平滑化で、架線切替による瞬断の
影響は緩和。
①PD充電アダプターは、直接にコンセントに
挿さず、延長コード経由とする。
②モバイルバッテリーのパススルー機能を
使う。
PD充電アダプター→モバイルバッテリー
→スマホ のように接続する。
https://king.mineo.jp/reports/277122
↑このスレ最下部にある、比較して迷った理由が
パススルー機能でした。
実際に購入した物のパッケージにはパススル
ー機能が明記されていなかったからです。
購入後にメーカーWebを見たら、パススルー
機能があるとのことでラッキーでした。
スマホのPD充電アダプターどころか、そこそこ大きめのノートPCでも余裕の仕様ですね。単純計算で200W(正確には200VA)
北陸新幹線では、ルートの途中で架線の周波数が変わるのに、座席コンセントは60Hz固定ということは、まず間違いなくインバータ方式ですね。まさかの電動発電機方式も完全否定はできませんが😄 少なくとも低周波(50/60Hz)トランス方式はあり得ません。万一トランス方式であれば、座席に明示してある周波数固定という仕様に嘘があることになってしまいます。
>> クリームメロンソーダ さん
> クレーマー対策でしょうね。「停電又は電圧変動することがありますのでご注意ください」という表示のことですね。
「窓側席のお客さまは窓側足元のコンセントを、通路側および中央の席のお客さまは前席下方のコンセントをご利用ください。」
↑のような表示があるので、もし窓側足元が劣化し易いのだとしたら、窓側席はハズレ席?
>> p928gts さん
あかんねん>> p928gts さん
電車の低電圧(100〜200V)サービス電源用の補助電源装置は座席に旅客用のコンセントが付いているような車両の場合は100%が③のSIV(静止形インバータ)のはずです。①のMGに関してはJRにも私鉄にもそこそこの両数が現存していますが、旅客用コンセントがある車両は皆無かと思います。
②は現存の通常の運用をするような車両にはほとんど残っていないと思います。
なおディーゼル動車の場合は走行用エンジンを利用した発電機が搭載されてます。
>> YAKUN0290 さん
詳細な解説、ありがとうございます。結局、今回は東京〜上越妙高で、瞬断は全く起こりませんでした。
完全にインバータ方式。
JRが座席コンセントを消耗部品として認識するかにもよるでしょうか。
私が見た限りでは、足元のコンセントはACアダプターを挿した状態で蹴とばされることが多いようです。足を延ばして寝ていた人が寝覚めた時に蹴とばすとか、足を組んでいた人がひっかけるとか。
無理な力がかかるのでコンセントにダメージがありそうです。
>> 銀G3ABF さん
やはり、足元のコンセントは、他と比べて劣化が早そうですね。次なる関心は、電圧波形が、正弦波か矩形波かです。
☆★☆ヾ(⌒⌒*)えいっ
▶︎ 電車のAC波形比較(1改)新幹線編 | 私は鶏になりたい https://ameblo.jp/redsnakecomeon/entry-12858153313.html
>> telosea@ぼっち・ざ・ちっぷ! さん
非常に有益なレス、ありがとうございます。ポータブルオシロのプローブが壊れていたので、プローブのリプレースを買ったところでした。自分で出動せずに済みました。それにしても、大半が正弦波とは。JR、やるなあ・天晴れです。
一部に三角波や台形波もあるようですが、正弦波のつもり(仕様)が、何らかの理由で偶々歪んだだけのように思えます。これなら正弦波と名乗って良さそうです。少なくとも、一部のクルマ用品の「擬似正弦波(矩形波)」よりは遥かにマシです。
JRは何故に正弦波に拘るのでしょうか? 単相モーターを使う機器や(旧式のACアダプターのような)トランス入力の機器を接続された場合の、異音・振動によるクレームを避けるためのような気がします。
ただ、大半はPC用スイッチングタイプのACアダプターやスマホ等のPD充電器などを接続するでしょうから、その場合は矩形波の方が効率が良いかもですが。
クルマ用品で、擬似正弦波と表示するなら、複数の矩形波を重ねた階段波とか、PWM矩形波にしておくべきでは? 正真正銘の矩形波を擬似正弦波というのは少し違和感を覚えます。