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昔、テレビ放送を聴くことができるラジオがあったのを思い出しました。アナログ放送時代のものなので現在は不可能だと思います。ラジオは受信料不要となっているものの、当時で言う1チャンと3チャン(NHK総合とNHK教育)を聴けるラジオです。これって受信料がかかったのか?不要だったのか?気になりました。
メンバーがいません。
ちなみにですが、今でいうNHKのR1とR2は1968年に撤廃されるまではラジオ契約として受信契約が必要でした(実質テレビ放送が始まってラジオ契約がテレビの契約にスライドはしていたがラジオのみの契約も存在した)。
ならないです。
放送法第2条第17号に「静止し、又は移動する事物の瞬間的影像及びこれに伴う音声その他の音響を送る放送(文字、図形その他の影像(音声その他の音響を伴うものを含む。)又は信号を併せ送るものを含む。)」と定義されているので、影像と音声を伴うもの、をいいます。
よって音声のみでは該当しません。
アナログテレビは映像周波数と音声周波数が異なるので、音声周波数に限って受信しているわけですからその信号は映像を伴っていない、とも言えます。
(デジタルは一緒に乗っている、ワンセグメント然り)
ということで。
アナログテレビジョン放送ってのは、映像波はC3F、音声波はF3E(ステレオの場合F8E)で別の電波なんですよね。F3EとF8EってのはいわゆるFMラジオもおんなじ。で、例えば1chの場合、映像が91.25MHzで音声が95.75MHzで完全に別の電波で送信系統も別。
つまり95.75MHzのF3E(若しくはF8E)だけ聞く分にはFMラジオなわけで、TVの要素が無いわけです。完全に別のモノを同時に復調しているだけに過ぎない。
デジタルテレビジョン放送はこの音声部分と映像部分が不可分でX7Wって電波で1つ、当然同じ周波数で送信される(だから周波数の利用効率がいいので地デジ化を推進した)。つまり音声部分だけ聞こうと思ってもそれはTVの電波なわけです(音声部分のみという解釈が法的にも技術的にも出来ない)。
だから地デジ(ワンセグラジオ云々)と、FMラジオの端っこにオマケで付いてた90-108MHzの部分では全然話が違うんですよね。
NHKの「周波数入り」のテストパターンは見つけることが出来ませんでしたが、NTVのモノがありました。映像周波数と音声周波数がそれぞれ別で、しかも映像波が50kWに対して音声波は2.5kWとまったく「別」の電波であることを示しています。
はい、アナログテレビジョンの音声と映像は別の電波なんですよ。その点デジタルは不可分なので「デジタルの音声のみを復調する」といってもそれは「ラジオではない」のですよ(法的にも技術的にも)。
こんなもんを提示するまでもなくアナログ時代はそれが常識でしたがね。もともと日本のFMが76-90MHzで大陸が88-108MHzでしたから国内向けには90-108の「FM放送が入らない部分」に1/2/3chの表示をするようにパネルを貼り換えるだけで対応していた名残で、FMラジオのオマケ機能。で、FMラジオ91.25MHzで「ブーン」というノイズの様な音が強烈に受信出来ていたのはそこが映像周波数だからで、音声が95.75MHzなので1/2/3chの各4MHz下でそのようなことが起こっていたわけですが、まぁそもそもスレ主がアナログ時代の1-3chのことをおっしゃっているのでデジタルの話じゃないわけでして「時間の無駄だ」とか大見得切る前に元の書き込みをよく読んだうえでコメントすべきと思いますよ。
余談ですが、うちのエリアではVHF-Lowは2chで101.75MHzで教育(現Eテレ)が受信できましたが、教育ゆえにつまんなかったですね(笑)
ところが時代を経て今はVHF-Lowの領域はAM->FM転換用のラジオ波に再利用される(いわゆるワイドFM=FM 補完放送)ことになったので、~95MHzまでの領域でかつてのAM放送をサイマル放送している地域が多々あります(例えばニッポン放送は93.0MHzなので関東においてはかつてのそのようなラジオなら1ch付近で受信できるはずです)。
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/fm-list.html
~90MHzまでしか対応していないラジオが古くなってしまったわけですな。
民放ラジオが始まった頃の漫画で、当時、民放局が「受信料(聴取料)は要りません」とアピールしていたことを、本で読んだことがあります。
https://twicomi.com/manga/rakuhaku1853/1476873892602200074