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give me carbon

昭和時代は農協のツアーに参加して鶴丸バッグを肩掛けして、KONICA C35を手にしてDC-8でアンカレジ経由でアメリカ旅行をしたものでござる

その頃、添乗員が口を酸っぱくして言っていたのが、「トラベラーズ・チェックはすぐにサインをすること、クレジットカードを使ったらカーボンを貰う(取る)事」だったようでござる

マイネ王にはインプリンターとか知らない人も9割を超えているのかも知れないのでござるが、石器時代から長らくクレジットカードを利用する時には、カードをインプリンターの上にセットし、その上に複写伝票を載せてガッチャンコするのでござる

複写伝票は昔は感熱紙ではなく、店控え、客控え、センター用などの間にカーボン紙が挟まれていたのでござる

「サインをしたら取扱いされた売上票に複写用カーボンがある場合にはそれを破棄し、必ずお客様控えを受取りましょう」
https://www.kyushinpan.co.jp/benefit/overseas.html
売上票の記入にカーボン紙を使用しているときは、その紙も同様に破棄してもらいましょう
https://www.orico.co.jp/support/travel/abroad/card/

フラットベッドタイプや、レバーの付いたもの、航空機内で利用するためのポータブルタイプもあったようでござる

実際問題として、カード会社が決済承認に必要とするのは、カード番号のインプリと利用者のサインなので、インプリンターが無い場合は複写伝票をカードの上に乗せてボールペンなどの本体部分で擦ってカード番号などが転写されれば大丈夫そうでござる

ネットワーク障害などの為にクレジットカードが使えないと言う事象もよく発生しているので、お店などでは各社のノンカーボン伝票を設置しているのでござるが、そういう時にはインプリンターが見つからない事がよくあるようでござる
エンボスタイプのカードならインプリでなくても決済はできそうでござる

で、この店員がカード伝票をインプリしたあとで、黒いカーボン紙を頂戴と言うか言わないかで、ひょっとしたら大事件に巻き込まれる事になるかも知れないのでござる

クレジットカード犯罪には、色々なタイプがあるようでござるが、百貨店や土産物店のように店員が離れた場所のレジで決済するためにクレジットカードを持って行っている間にカード情報が盗まれるもの、カードを手渡された瞬間にカード番号を覚え、サインを確認する振りをしてセキュリティコードを覚えてしまうものなどがあるようでござる

店の関係者がポータブルなスキミング用のスキャナをポケットやカウンターの下に設置しておいてスキミングするタイプもあったようでござる

また、最近ではスキミング機器をATMやカードスキャナ本体に設置したり、周辺にカメラを設置して番号を読み取ったりするものもあるようでござる
コンビニやスーパーでクレカ決済するときにカードをスライドしたり差し込んだりするタイプでは、本体と同じような読み取り機を本物の上に重ねたりして不正にカード情報を読み取るタイプも出てきているようでござる

と言うことで、カード会社も不正利用の際には利用者に補償しなければならないケースが増えてしまい、それをなんとかしようと、エンボスレス、ナンバーレス、バーチャルカード、そして最近ではVisatTouchのようなタッチ決済方法が導入・推進されているようでござる
AppleやGoogleのWallet機能が充実してきているのも不正対策なのかも知れないのでござる
最近増えてきた、コード決済後払いも、利用者に取っては使いすぎリスクもあるのでござるが、カード会社にとっては不正防止に役にたっているのかも知れないのでござる

臨時売上票の使用に関するご案内
https://www.smbc-card.com/kamei/info/cardinfo2020052.jsp
https://www.resonacard.co.jp/merchant/service/rinji_uriage/

と、長い前置きになったのでござるが、以下本題でござる

要介護の親を持つ人の話を聞いていたのでござるが、耳が悪いので通信手段に電話が使えないのでFAXを送るのだが、それも見てくれないと言う事だったのでござる

A4の紙に手紙のようなスタイルでメッセージを書いてもさすがにそれに気が付く事は難しそうでござる
最近は熱転写カーボンを使ったFAXが多く、印刷は普通紙を利用しているようなので、その普通紙に先にメッセージ以外に絵描いたり、注意を惹くような大きな文字を書いたのをセットしておけばいいんじゃないかなと話たりもしたのでござる
フェルトペンなら、色が付いた文字や絵も描いて置くことも可能なのでござる

大きな文字や絵を描いたのを送っても良いのでござるが、それをするとカーボンロールの消耗が激しくなるケースもあるようでござる
極端な例だと、20cmの縦線1本(主に原稿読み取り部の汚れ)で20cmのカーボンロールを消耗する事もあるようでござる

「で、そのカーボンリボンどうしてる?」
「そのまま捨てたら危険なんだけど」
「爆発する?」
「しないけど、送った内容全部残ってるし」

名探偵コナンや刑事コロンボでよく出てくるのでござるが、タイプライターやワープロのリボンを取出して見ると、そこにタイプされた文面の痕跡が残っていて、それが事件解決の動かぬ証拠になったみたいなのが時々あるようでござる
家庭用のFAXも感熱紙使用のものから普通紙使用のものになって、当然なにかで印字しないといけないので、プリンタインクカートリッジを使ったり、カーボンロールを使ったりするものもあったりするようでござる
インクの場合は問題ないにしても、カーボンロールを使ったものは、受信した文面がそのまま抜かれているのが見えて、なんならそれを撮影してネガポジ変換すると印刷結果を再現できたりもするかも知れないのでござる

昔なら「EW下さい、これ処分しておいてもらえますか?」とお店の店頭で、店員に使用済みのワープロインクカートリッジを渡す人もいたり、最近では、FAXのインクリボンの使用済を何本か丁寧に箱に入れて持ってくる人もいるようでござるが、「安心できません!それ個人情報詰まってますから」なのでござる
オフィスととかで使ったものを平気でゴミ袋に入れて集積所に出している事務員もいるかも知れないのでござるが、それって企業の機密情報なのかも知れないのでござる

テプラの使用済みカートリッジ、個人情報含む可能性に「盲点だった」 Xで話題、メーカーに聞いた「適した処分方法」
https://www.j-cast.com/2024/03/15479772.html

コピー機やFAX、名前シール機など便利なものでも使い方によってはリスクがあったりするものもあったりするのでござる
複合プリンタには、直前にコピーしたものがまるまる残っている場合もあったり、FAXも一旦データを蓄積しているものを表示できたり、迂闊な事をしていたら後で後悔する事にならないとも限らないのでござる

悪い事をするヤツとか、そういう性向がある人は、半透明のゴミ袋の中にその手のものがあるとウキウキ・ドキドキして取出して解析しようとするのかも知れないのでござるが、それがなにかしらの事件に繋がることもあったりしそうでござる

ま、国や自治体、企業には個人情報がどうのこうのって喚くような人ほど、こういう事はおざなりだったりしそうでござる


以上、カーボンニュートラルや、カーボンリサイクルも大事なワードでござるが、カーボンの扱いには要注意かな的な話でござる

ちなみに、結構知られている事でござるが、消せるボールペン、消した内容は復元可能だったりするようでござる

冷やすと復元する「消せるボールペン」大実験
https://radiolife.com/security/17049/


それにしても、マイネ王って「ファ クス」が禁止ワードのようでござるが、そういうのって何とかって言うのよね、強迫・・・、以下自粛でござる


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