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酒とクラシック

クラシック音楽を聴きながら優雅に酒を飲む話ではありません。酒にクラシック音楽を聞かせる話です。

音響熟成という手法があります。オカルトとかプラセボとか斬り捨てられることもありますが、そのメカニズムについて勝手に考察してみました。

化学平衡という考え方に基づきます。
酒の熟成は化学的には劣化と同じです。好ましい結果が得られれば熟成、好ましからざる結果であれば劣化と呼ばれるだけのことです。その化学反応を促進する(平衡を右にずらす)には、生成物を除去・拡散(酒の熟成では拡散)してやれば良いのです。最も一般的な手法は撹拌です。でもこれでは反応が進み過ぎたり、余計な反応を促す懸念があります。そこで継続的な微振動を加えてやれば、上手くすると都合の良い結果が得られるかもしれません。その微振動の源がクラシック音楽で、たまたま良い結果が得られれば、付加価値を付けて販売できるという期待も持てます。もしかするとホワイトノイズやピンクノイズの方が結果が良いかもしれませんが、これでは付加価値になり難いでしょう。

酒の熟成を促進する試みは大昔から存在します。昔の無線雑誌「ラジオの製作」だったか「初歩のラジオ」だったかに、電磁波の短波を当てて熟成促進する器具の製作記事が載っていました。マイクロ波や超音波を当てる記事も読んだ記憶があります。マイクロ波(≒レンチン)や超音波では、拡散を超えて対流を起こしてしまったのではとも思われます。でも、仮に成功したとしても、これらでは付加価値の点でクラシック音楽に遠く及びません。🤭

熟成のメカニズムとして、クラスター説もありました。曰く、エタノール分子を水分子が取り囲んで、アルコールのトゲが無くなり円やかになる?
実際のクラスターは短寿命で、高速で生成消滅を繰返しているそうなので、工場で熟成が進んでも消費者の手に渡るまでには状態が変わると思われ、かなり疑似科学の香ばしい香りがします。

百(万)歩譲ってクラスター説が正しいとしても、クラスターの生成が促進されるメカニズムとして、平衡の考え方は通用すると思います。

何ゆえにこんな話を書いているかですが、ある記事で、ワインを海底に沈めて熟成させるワイナリーの存在を知ったからです。波の動きに起因する微振動が熟成を促進するということらしいです。
波の動きだから「波動ワイン」とか呼んだらオカルトの香りが漂いますが、微振動が生成物を拡散して熟成反応を促進する点は私の屁理屈とも整合します。


8 件のコメント
1 - 8 / 8
そういえば、
雪だか塩の結晶が生まれる過程で、

「ポジティブな言葉をかけると、きれいな結晶」が作られる。
「ネガティブな言葉をかけると、歪んだ結晶」が作られる。

…という話もありますが、あれも多数ある結晶の中から、綺麗な結晶と歪な結晶を恣意的に選んでいるだけ、という可能性があるとか、ないとか。

自分で実験したことがないので、仮説が正しいのか否か?は不明ですが、
投稿内容を読んで、そんな話を思い出しました。
瓶熟成も冷暗所、が定説で、振動はどちらかというと敵、だったと思います。ただそれさえもペルチェ冷却を事業化したい人たちが創作した説なのかもしれません。味にしろ、音にしろ「まろやかで深み」は悩ましいです。好き嫌いなら一撃なのに ٩(ˊᗜˋ*)و
p928gts
p928gtsさん・投稿者
マスター

>> gavotte@新型NISAウイルス さん

> 瓶熟成も冷暗所、が定説で、

劣化を抑制するという観点からは、
大大大・・・大原則ですね。しかし熟成と劣化は化学的には同じものであり、相互に矛盾したり、相互作用する反応が同時並行して進み、結果の良し悪しでのみ熟成と劣化が区別されます。何らかの方法で「好都合な反応を選択的に促進する」ことは可能だと思います。

ワインの例では、こういう手法も。
最初は邪道扱い。
https://nagiswine.com/hyperoxidation-01/
p928gts
p928gtsさん・投稿者
マスター
このスレのきっかけの一つ
さすがに(胡散臭さ満点な)「波動ワイン」とは命名していません。
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20220720a.html
これも振動説、でもその先には未言及。
私の勝手な仮説は、その先の部分?
https://journal.pfu.ricoh.com/00124/
音響熟成の本格焼酎
https://lento.co.jp/product/lento/
そういえば、日本酒でも、お酒を仕込むとき、杜氏さんが酒造り唄を歌いますよね?あれが日本酒の仕込みをよくしていると聞いたことがあります。その時はなぜ?と思いましたが、こちらのスレッドを読んで、音響熟成?なるほど~と思いました。
p928gts
p928gtsさん・投稿者
マスター

>> ねむ125@sp010er さん

ワインには、ビオディナミ(農法)という造り方がありますね。
最初は理解不能でしたが、SDGs的な側面と標準化という側面を持った取組だと考えれば、オカルト的(と言って悪ければスピリチュアル的)な部分も理解できるようになりました。
酒造り唄も、タイミング調整という標準化の側面の他に、音響熟成として発酵や熟成を促進する部分もあるのかもしれませんね。

>> p928gts さん

「ビオディナミ農法」面白いですね!!!
初めて聞きました。なんだろうと思い、ChatGTPでキーワードを入れて、教えてもらいました。

面白いですね!ドイツのワインは、ブドウの苗に水やりしてはいけないと法律で決まっていると聞きました(すいません、この部分正確な知識なく書いています。ワイン屋さんから聞いた話です。)。水をやりすぎるとその土地が持っている多様性が変わるから?とか?

「ビオディナミ農法」は、太陰暦(月のサイクル)とありました。日本の農業と似てる気がしました。

お酒は奥が深いですね~
p928gts
p928gtsさん・投稿者
マスター

>> ねむ125@sp010er さん

ビオディナミ農法は、あのロマネ・コンティでも採用されていますね。
https://www.enoteca.co.jp/article/archives/4058/
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