逆流性食道炎の薬とヤクルトジョア
他の方のスレにコメントしていて考えたことですが、カルシウムを摂取するためにヤクルトジョアを利用する場合、薬との飲み合わせに注意する必要があるかもですね。
https://www.yakult.co.jp/joie/
カルシウム&ビタミンDという製品では、カルシウムがたっぷり摂れるメリットがありますが、その実体はリン酸Caです。
マルチビタミンと鉄分&葉酸でも、そこそこのカルシウムは摂れる計算ですが、その実体は乳酸Caです。
元々イオン化カルシウムの乳酸Caは良いとして、リン酸Caの場合は、自分の胃酸(塩酸)でイオン化しないと十分な吸収は期待できないでしょう。
そうすると、逆流性食道炎などでPPI(プロトンポンプ阻害剤)を飲んでいる人では、吸収率が悪いかもしれません。一応酸味料が入っているはずだから、そこまで悲観しなくても良い?
カキ殻や卵殻由来のカルシウム製剤も、胃液でイオン化する必要がある点は同様でしょう。
エビデンスは強くないかもしれませんが、PPIで骨粗鬆症の懸念や骨折リスクも報告されているので、食品やサプリ内でのカルシウムの形態も、少しは気にした方が良さそうです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsotp/36/3/36_17.10/_pdf/-char/ja
9 件のコメント
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お店で現物再確認したら、酸味料(添加物)としては入っていませんでした。果汁由来の酸が、酸味料として働いているようです。
おバカなわたしには化学的な話はちんぷんかんぷんですが、成分表の数字だけに騙されないようにしようと思いました(小並感)
>> ねむい˖°⑅ さん
乳酸Ca・グルコン酸Caは、元々がイオン化カルシウムです。リン酸Ca・炭酸Ca、カキ殻や卵殻由来は、イオン化カルシウムではないので、自分の胃液でイオン化する必要があります。
簡単にいうと、水に溶けている状態ならイオン化済、固形ならイオン化要です。
ジョアのリン酸Caは、果汁由来の酸や酸味料の力を借りて溶けているなら無問題、水の中に散らばっているだけ(乳化・懸濁・コロイド)ならイオン化要となります。
>> p928gts さん
イオン化…🤔ムズカシイ溶けてるかどうかって、判断する方法ないですかね😟
>> ねむい˖°⑅ さん
胃酸を弱める薬を服用している方(元々胃酸の弱い方を含む)以外は、気にする必要はありません。胃酸を弱める薬の代表は、
①PPI(プロトンポンプ阻害剤)
②H2ブロッカー
③マグネシウム◯剤
①〜③に該当する方でも、時間差服用という手法で問題を避けることが可能なので、それほど気にする必要はありません。
>> ねむい˖°⑅ さん
水に溶けるかの問題ですが、基本的には物質名で判断するしかありません。「物質名(例 リン酸Ca )溶解度」で検索するとか、こういうキーワードでChatGPTやBingで訊くとかも良いでしょう。
酸の力を借りなければ、リン酸Caは水には溶けません。もし水に溶けたら、リン酸Caの一種であるアパタイトは、骨や歯の素材として役に立ちません。酸に溶けるから虫歯になるのです。
ヤクルトジョアに関しては、酸味料に代わる果汁は、プレーンには入っていないようです。
ということは、ストロベリーに関しても味付けだけで、溶かす目的ではないと思われます。
健常者(ここでは、胃酸を弱める薬を使っていない人など)の場合、自分でイオン化する必要性の有無を気にする必要はありません。
胃酸を弱めるPPIとかマグネシウム◯剤を使っている人でも、「時間差攻撃」ならぬ「時間差服用」という対応は可能です。胃酸が弱められている時間帯を外して飲めば良いのです。時間差服用は、抗生剤と乳酸菌製剤(耐性乳酸菌製剤を除く)の組合せでは昔から行われています。PPIの場合は胃酸が弱められている時間が長いので、かかりつけ医(処方した医師)に相談するのが無難です。
リン酸Caがリン酸を含むことを異様に嫌う方もいるようです。フードファなんとか系の方。リンはエネルギー源であるATPとか、骨や歯の材料として必要不可欠ですが、現代人では動物性の食材などからリンの摂取は十分に満たされていて、むしろ過剰です。だからコーラや添加物として、わざわざリン酸を追加摂取する必要は無いという限度では正しい主張です。しかし、骨や歯を強化する目的ならば、リン酸とカルシウムを同時に摂取可能なリン酸Caは、合理的な面もあります。胃酸の関係で問題があっても、時間差を設ければ問題ないでしょう。骨や歯を強化するためにはマグネシウムも必要なので、マグネシウム◯剤を使っている方でも、時間差で両方を有効活用することは合理的でしょう。
https://king.mineo.jp/reports/234784
https://king.mineo.jp/reports/261286/
2024.01.17 20:23コメントで
PPIについて触れています。
ただ、どのような物質がカルシウムとして吸収され易いか(イオン化しないとダメ)は、伝わったと思います。
サプリなどに実際に表記されていたことから考えると、↑の意味でない「イオン化カルシウム」という用語は、「宿便」と同様な「マーケティング用語」と理解した方が良さそうです。
https://king.mineo.jp/reports/238963
https://king.mineo.jp/reports/242864
少し古い資料ですが、敢えて古い資料を。
逆流性食道炎の薬H2ブロッカーに、認知症リスクが見つかったので、高齢者にはPPIの使用を推奨するというものです。
下の方を見ると、その後、PPIも同様と判明。
この時点ではエビデンスが弱かったものの、現時点ではPPIの方が危険視されています。
胃液を抑えるという同じ原理に基づくのだから、より強力な方が危険とのイメージを持たなかったのでしょうか?