掲示板

能登半島北部の地殻流体の鉛直分布

noto.jpg

2022年11月4日発表の東京工業大学の論文より。
https://www.titech.ac.jp/news/pdf/tokyotechpr20221104-nakajima.pdf

・地殻流体:岩石や鉱物の隙間に存在する水などの流体。
・モホ面:地震波速度が不連続に変化する面。上位が地殻、下位がマントル(地殻より硬く地震速度が速い)。
注)図は、S波(横波)速度偏差であって速度では無い事に注意。

地殻流体がこれだけ広範囲に存在していると、短期間で終息せず今後も地震が続く可能性が高い。


2 件のコメント
1 - 2 / 2
>短期間
4・5年など数年という意味。

名称未設定3.jpg

地震断層研究班 2007年度調査報告「能登半島の地形・地質構造と能登半島地震の断層運動」(平松良浩,石渡 明,守屋和佳,河野芳輝,神谷隆宏,加藤道雄)
http://earth.s.kanazawa-u.ac.jp/2007_notohanto-earthquake/About_2007_Notohanto-earthquake.html

・図1.2.1.能登半島周辺の被害地震(右の図)
 過去100年でM6程度の地震が6回発生して居る事が分かる。

・図1.1.2.能登半島の地形と活断層分布(左の図)
 輪島-珠洲の海岸線沖に並行する東北東-西南西の断層が多数。
 断層の南側が北側に乗り上げる逆断層

(私見)断層傾斜が中~低角度だと、沖の断層が陸地の下に潜り込む・・そこで地震が発生すると直下型地震。

 輪島に航空自衛隊輪島駐屯地が有るが、航空写真で見ても滑走路が無い・・なんて思ったらレーダー基地でした。なのか駐屯地も山の上。レーダーサイト自体は更に山の上。https://www.mod.go.jp/asdf/wajima/index.html
コメントするには、ログインまたはメンバー登録(無料)が必要です。