海運大手が紅海通航を見合わせ、イエメン沖の攻撃活発化 物流に影響(衛星画像で見る国際ニュース)
イエメン沖で親イラン武装組織フーシ派が船舶への攻撃を活発化させており、紅海を経由した物流への影響が懸念されている。
世界有数の海運大手マースクは乗員の安全を考慮して紅海の通航を見合わせるなどの対応を取り始めた。
マースクは発表文で「昨日のマースク・ジブラルタル号が巻き込まれたニアミス事故、きょうのコンテナ船に対する別の襲撃を受け、バブ・エル・マンデブ海峡を通過する予定のマースクの全船舶に対し、追って通知があるまで航行を見合わせるよう指示した」と説明した。
マースクが航行見合わせを発表してからほどなく、ドイツ最大のコンテナ船会社ハパックロイドも18日まで航行を停止すると発表した。
輸出・国際貿易研究所の幹部マルコ・フォルジオーネ氏によると、世界貿易の約12%は、紅海と地中海を結ぶスエズ運河に依存している。
世界貿易の5%が通過する中米パナマ運河は干ばつの影響で通航船舶数を制限している。
同氏は「両運河の通航が円滑に行われなければ、船舶の遅延などによるサプライチェーンへの打撃や途絶がもたらすドミノ効果は甚大なものになるだろう」と述べた。
ブルームバーグより引用
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-15/S5PRM9T0G1KW00
アデン湾 タンカー乗っ取り 海自護衛艦の周辺に弾道ミサイル
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231128/k10014271131000.html
日本の海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」も攻撃されていますし、紅海、アデン湾、スエズ運河、パナマ運河の海運が滞れば日本の物価にも跳ね返ります。
影響は大きいでしょうね・・
写真は12/11、人工衛星Sentinel-2が撮影したバブ・エル・マンデブ海峡。アラビア語で「嘆きの門」を意味する。
(中東のイエメン、アフリカのエリトリア、ジブチ国境付近)
世界の航海・海運や地政学上の重要な海峡(チョークポイント)である。
その艦には渋谷修太郎、関根亮斗、木目沢佑輔の3自衛官は乗船していたのかね?
彼らは陸上自衛隊だから、それはないか。それに今となっては「元」だったなw
写真は12/11、Sentinel-2が撮影したアフリカ北東部ジブチ共和国にあるジブチ国際空港。
自衛隊の派遣海賊対処行動航空隊・派遣海賊対処行動支援隊が派遣されている。
他にもアメリカやフランス軍などの基地がある。
イエメン沖でのフーシ派の民間船攻撃に対処するため戦闘も行われている。
長期化、激化する可能性も。
https://www.cnn.co.jp/business/35212955.html
紅海の安全保障、米主導の多国間作戦実施へ フーシの商船攻撃に対処
https://www.cnn.co.jp/usa/35212972.html
日本のシーレーン(海上輸送路)も危うくなってきました。
現地には海上自衛隊の護衛艦もいます。
日本はどうするのか?
衛星写真は12/16、Sentinel-2が撮影したオマーン沖の米空母「ドワイトDアイゼンハワー」
紅海の輸送船護衛が目的として米海軍の艦船が集結中。
>> kaji さん
渋谷修太郎、関根亮斗、木目沢佑輔は隊員時代に自身の下半身のコントロールさえ出来なかったと報道されています。そんなんでは民間車両でさえ操縦できないだろう。兵器なんてムリムリ。他国の邪魔になるかもね。
https://www.cnn.co.jp/usa/35213177.html
ついにインド洋でも日本の会社所有のタンカーが攻撃されました。
欧州、アフリカー日本間の海上輸送路が絶たれつつあります。
日本は島国なので当然ですが輸出入の99%が海運です。
来年の物価が心配です・・
12月31日
イエメン反政府組織フーシ派の小型ボートが紅海南部で商船を攻撃。
駆けつけた米海軍ヘリコプターを銃撃したため、米海軍のヘリコプターが正当防衛で反撃。
小型ボート4隻のうち3隻が沈没し乗組員が◯亡、4隻目はその海域から逃走したが、米軍人員や装備品に被害はなかった。
ソース、米国中央軍(CENTCOM)の公式Xより
写真は12月31日にランドサットが撮影した紅海南部、護衛軍艦と商船。