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フライパンとフライングFLYとフランスパン


行きつけのパン屋が閉店して意気消沈。
最近、閉店するお店、多くないですか?

きな粉をまぶした、フライパンで揚げた自分好みの、あの格式あるフランスパンを求めて店々を彷徨ってた買い物難民の自分であります。

そんな馴染みの店が閉じてしまった、ショッキングな茹だる気温の暑さ払いの頃を思い出して、空想フィクションなるものを繰り出してみる。

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時空を超えて、BOURBONS王朝のるい14世、現代に降臨。蘇る。
やはり、ゴージャスな上級国民として。

豪華絢爛なベルサイユに陣取ってばかりいてはうんざりでしょうから、たまには羽目を外す、ご静養のための息抜きも必要ではありましょう。

しかし、お坊ちゃん育ちのせいか、異様な物価高に喘ぐ庶民の暮らしぶりがやはり解ってはおられない。
優雅な王宮生活から抜け出て、市井の生活ぶりをつぶさに視察して欲しいものだが、王宮から出て向かった先とは。

ド派手な身なりを削ぎ落として、質素な出で立ちでの市民との交流は眼中になかったらしく、取り巻き達を多数引き連れて、大名行列のお茶らけたパリ観光をしでかしてしまっただけに終わる。

現代によみがえっても、エリート臭は抜け切らず、朕は国家なりと、汗水垂らして納めた年貢、血税にあぐらをかいて散財のし放題に、離宮滞在のリッチ過ぎるバカンスを楽しむだけなのでありました。

娘のマリー・テレーズも加えた短期間研修ではなくて、徹底的に聞き取りや一流の研究者たちから長期の本格的レクチャーを受けて、頭の痛い話しにも真に耳を傾け、活力ある国家未来のため、ひとえに民のため、国民に愛される名君統治に日日励んでいただきたく御進言申し上げます。

# 解説
「朕は国家なり」とは、17世紀フランスの絶対王政を象徴する言葉である。 1655年4月13日、親政開始前のルイ14世が、最高司法機関高等法院を王権に服させるために発したとされる。当時、「そんな事をなさっては国民と国家の為になりません」と諫めた高等法院側に対して「国民だけでいい。朕こそが国家だ」と言い放ったという。 ウィキペディア

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「アンシャン・レジーム」/ 旧制度
第三身分者が聖職者と貴族を背負うこの風刺画は作者不詳で、1700年代後半に描かれたとされる。


うっ、音楽を聴きながら かじってたフランスパンが久しぶり過ぎて余りに美味しかったんで、ついうとうとしてたら、いつの間にかこのような変な夢を見てしまっていたよ。

梅雨も台風も来ないらしいそんな夏の時期のヨーロッパ、いいっすね。
日本もただ今、絶賛・秋の三連休中。
羽根を伸ばして思いっきり休暇を楽しんでね。空へも羽ばたいて行ってね。

と、産まれた環境、育った環境が違えば、モノの見方も捉え方も違ってくる、というオハナシでありました。


3 件のコメント
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【聴きながら眠る朗読】「善女のパン」オー・ヘンリー

独りよがりの善意は時にはとんでもない結果にー『魔女のパン』
https://teruhanomori.hatenablog.com/entry/2016/07/30/010531

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【朗読】アラフォーの切ない物語を読みました!「か織子のROUDOKU部屋」4⃣「魔女のパン」
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