【SoftBank】モバイルネットワーク品質説明会

9/19にソフトバンクがモバイルネットワークの品質についての説明会を開催した様です。

・【Impress Watch】ソフトバンクが“つながる”理由
https://www.watch.impress.co.jp/docs/series/ishino/1532564.html

・【ITmedia】ソフトバンクで「パケ詰まり」が起こりにくいワケ
　重視するのは“ユーザー体感とバランス”
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2309/20/news160.html

その際他社をA/B/C社として伏せて比較が行われているのですが、背景色でどこの事業者なのか丸わかりなのが笑ってしましました。(^^ゞ

ある意味予想通り赤色の「B社」が突出して品質が悪い投稿が続出し、ソフトバンク傘下のAgoopが調査した応答速度の調査でも300ms以下の割合が17.1%と最も少なくなっていました。（^^；

内容に関してですが、NTTドコモが通信品質低下に対する対策について発表していましたが、それよりも技術的な部分を深く掘り下げて、ソフトバンクではこの様な対策を進めていると具体的に発表している感じで分かりやすかったです。(^^)

例えば、ドコモだと言葉だけの説明だった、コロナ期間中とコロナ後の高トラフィック基地局のマップを提示していたり、快適さの指標が通信速度ではなく応答速度で調べていたりと調査の仕方に一工夫ある印象です。

5Gエリア展開についても、ソフトバンクは、転用5Gによる面展開でセルエッジが少なくしている様です。
さらに、現在主流の5G NSAでは一旦アンカーバンドのLTE(4G)に接続した後に5Gの周波数歌いを足し合わせて通信しているのですが、アンカーバンドに使えるのは特定の周波数帯のみの為、5Gユーザーが局所的に集まると、アンカーバンド対応のLTE(4G)周波数帯に集中して品質劣化が起きるそうです。

これを解決する為に敢えて5Gに繋がずアンカーバンドではないLTE(4G)の方へ移して、分散化するという様な事も行われているそうです。
5G端末で5Gエリアで4Gになるという話を時々見かけたりしましたが、おそらくこれが理由なんだろうなと読んでいて腑に落ちました。(^^)

また、こうした対策を行う際には、実際に利用されている方の品質データが必要となるのですがドコモは人海戦術で対応しているのに対して、ソフトバンクではビックデータを用いた解析やAIや機械学習も導入して、異常のある地点を自動検出という様にある程度自動化されている様です。

端末側の品質データを、どの様にして収集されているのかは分かりませんが、効率的な分析が行われて安定した品質を保つ仕組みが出来ているのだろうなと感じました。

それにしても、一昔前までソフトバンクといえば「繋がりにくい」というイメージが強かったのが、ドコモが品質低下してしまったという面があるものの、少なくとも都市部の通信品質ではソフトバンクの方が上になったのは、時代が変わったなという印象です。(^^ゞ