無肥料・無農薬のお米をいただきました
先日30年間無肥料無農薬で育てたお米農家さんの田んぼを、見に行かせていただきました。
藤枝の農家さんの杉本さんは、お父さんが急に亡くなり、農業には全く興味がなくデザイン関係の仕事をしていたのですが、放っておいた田んぼに、生き物がたくさんくるようになり、農薬を使わないで自然に近い状態でお米を育てる方法を学ぶべく、日本各地の農家さんを回ってその栽培方法を聞いていったそうです。
ところが、その農家さんたちのいうとおりに栽培してもまったくうまくいかず、そのうちにこうすればよいというのが分かってきてうまくいくようになったのだそうです。その地域や、土壌によって土の栄養や気候、気温などの気象条件も異なるから、うまくいかないということが分かったそうですが、見せて頂いた田んぼは、台風で水量が上がったためにジャンボタニシにやられて水たまりのようになっているところもあり、農家さんの大変さがとてもよくわかりました。
頂いてきたお米は、無肥料無農薬なので、粒は小さめでしたが、ふっくらと炊き上がり、とてもおいしいお米で、幸せな気分にさせていただきました。
安心安全であることの証である有機JASマークは、毎年15万円も費用を費やさなくてはならないそうで、ただでさえ大変な農家さんには、とても大きな負担になるということも知りました。
値段だけで判断してしまう私たちですが、安心安全な農産物を作っている農家さんを応援していきたいと思わされた一日でした。
4 件のコメント
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これは手痛い出費ですね。
お米の値段に大きく差がつくのは、銘柄や生産地よりも、案外こういったところなんでしょうね。
有機栽培か否かとか手間暇、収穫量の違いとか。
でも、一般消費者がどう見分けるのか?
袋をあけ、米粒だけ見せられても、目利きがどれだけ効くものなのかどうか?
その農家さんのファンになって、消費者が毎年交流する話し、よく耳にするようになりました。安心感があるし、応援してるから余計に美味しくなりますね。
マイネ王のお米の作り方はさて、どの分類、部類なのでしょう。
実りの秋ですね。
>> 祖父と番長 さん
おっしゃるとおりですね。人間には、安全なものの見分けがつきませんが、生き物は敏感に感じているようです。農薬を使った田んぼには、カエルもこないし、とんぼなども来ない。安全な農作物を育てることは、環境を守ることにもつながっているんだなあと、実感させられました。私の周りにも自然農と呼ばれるやり方で自給している人が何人かいます。東日本大震災やコロナ禍等で生き方を考える人が増えているようですね😚
鶏舎ゲージで大量に産み落とされる卵は物価の優等生。でも、輸入飼料が多く使われていたりで、円高もあり、値段高騰。
一方、鶏を地面の上で放し飼い(平飼い)し、太陽の下で伸び伸びと暮らさせると心底美味しい卵が産まれるわけですが、生産量が限られるので、お値段は高くなるという、トレイドオフな関係になります。
かつてはこれが当たり前だったのですが。
価格差縮小で平飼い卵が人気に
https://www.asahi.com/sdgs/article/14913743
国産が多い米価格は小麦とかに比べると値上げ圧力は弱く、今や「物価の優等生」なのかも。😄
https://king.mineo.jp/reports/209130