【SIM道楽】SMS送受信で朗報♫～楽天データSIM･プリペイド年間プラン～国際SMS検証編～

　先日、購入してみた「楽天データSIM･プリペイド年間プラン」、これまでのところ何の不具合も、不都合もなく、使い勝手も良いのでこのまま常用データSIMプランとして使って行こうと思っています。
　このプラン「オマケ」というか、予想もしなかった朗報がありました。↓の投稿のコメントにも書きましたが…

2023.07.06【SIM道楽】楽天データSIM･プリペイド年間プラン(3GB/月x12ヶ月=6,060円)体験レポ
https://king.mineo.jp/reports/242730
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/242730/comments/4509029/reply#comment_section

「プリペイドのデータSIMプラン」でありながら、ななな～んと、SMSについて受信のみならず送信も可能なことが分りました。しかも～無料 !!! ここで誤解をしないよう、再度確認のために書きますが…　私の購入した Calendar-World社の「年間プリペイドSIMプラン 楽天回線…3GB/月x12カ月」というのは、

・プリペイド(購入後の追加課金は発生しない)
・データ通信専用 3GB/月x12カ月 (超過後200kbps)
・海外データ通信 1GB/月 (超過後128kbps)
・SMS用の電話番号付き (受信可能)
・R-Linkの利用不可 (SMSは標準アプリのみ)
・音声通話は不可

↑ という仕様でした。

　ということで、今回はさらに突っ込んで～ 実際に国内から海外宛て(複数国)へのSMS送受信を含めてアレコレ検証してみました。その結果、 SMSの利用に際して下記①～④のような送受信が可能なことを確認しました。
① SMSの送信可能(国内から国内番号 +81宛て)
② SMSの送信可能(国内から海外番号 +1,+32, +44, +63, +66宛て)
③ SMSの受信可能(国内にて国内 +81から)
④ SMSの受信可能(国内にて海外番号 +1,+32, +44, +63, +66から)

　プラン仕様として R-Linkは使用不可なので、送受信は全て「標準のSMSアプリ」を使用しました。今回は全て国内を拠点としての送受信結果となっていますが、「国内宛て」のみならず、「海外 +1,+32, +44, +63, +66宛て (対象66ヵ国…たぶん?)」についても問題なくSMS送信出来ることを確認できたことは予想外のサプライズでした。しかも～国内宛ても海外宛ても無料 !!! (たぶん～(笑))
　本来「標準のSMSアプリ」を使用した SMS送信は、「国内宛て/海外宛て」を問わず従量課金されるのが一般的なので、この「楽天データSIM･プリペイド年間プラン」の「SMS送信～無料 !!!」は予想外サプライズな喜びではあるものの、何かの間違いではないかと現在も半信半疑です～(笑)。

　以上、「標準のSMSアプリ」を使用した SMS送受信の結果を ↓ の一覧表にまとめています。

　SMSの仕様に関して販社各サイトでは :
・Calendar-World社　=> 「SMS : 受信可能…」
・WIFI-BANK楽天店　=> 「SMS：送受信無料～大量送信・不正利用の可能性とキャリアが判断した場合、通信停止になります～国際SMSのご利用は出来ません…」
　と記載しています。まぁ、サービスがスタートして未だ短期間なので、(メジャー機能ではない) SMSに関しては「仕様と表記」、「表記と現実」 等々について齟齬もあろうかと予想されるので暫時整理されていくものと思いますが、それにしても当面の「SMS送信無料」はチョットばかりラッキー(^^♪

　今回は、「楽天データSIM･プリペイド年間プラン」SIMをインストールしたスマホ( iOS=iPhone SE3, Android=Xiaomi Mi 11 Lite5G) を国内で利用した場合の SMS検証となりましたが、一方でスマホを海外に持ち出した場合の SMS送受信の挙動がどんなものになるかは現時点で(当方としては)未検証。販社のサイト説明では「送受信不可」と書かれていたりするので、これまた次の確認ステップとして大きな興味アリアリです。
　ご存知のユーザーも多いかと思いますが、楽天SIMを海外で利用する場合には フランス･Orange社(PLMN=20801)SIMとして海外ローミング挙動をすることが知られているので、果たして国内同様に「標準のSMSアプリ」を使用した SMS送受信が 可能なのか、または不可能なのか～　(WIFIBANK･楽天店は「国際SMSの利用は出来かねます」と言ってます…)
　何はともあれいつも新しいことにチャレンジしてくれる 不確実性シンドロームな楽天SIMに関しての楽しみは尽きないですね～(笑)

　チョットばかりビジーになりますが、↓ 表には「楽天モバイル Un-Limit VII(個人)」と「楽天モバイル Un-Limit VII(法人)」向けに対して「Calendar-World 楽天データSIM･プリペイド」プランのSMS仕様の比較をしています。

　「楽天モバイル Un-Limit VII」プランの特徴は、個人向け、法人向けともに「Android機+RLink」の組み合わせの時がSMS送受信は完全無料で利用できるのに対し、標準アプリの利用ではSMS送信料は有料(従量課金)になっています。
　一方「Calendar-World 楽天データSIM･プリペイド」プランの場合には iPhone(iOS)機であっても Android機であっても標準アプリの利用でSMS送信料は無料となります。

( 注-1) 「楽天モバイル Un-Limit VII (個人)」には 「Rakuten Link」、そして「楽天モバイル Un-Limit VII (法人)」には 「Rakuten Link Office」という異なる「Linkアプリ」が用意されています。

( 注-2) 「楽天モバイル Un-Limit VII (個人)」は 現在「最強プラン」にバージョンアップされていますが、「楽天モバイル Un-Limit VII (法人)」には ↑ の「第２弾」「第３弾」が Comming Soon ということのようです。今回の「Calendar-World 楽天データSIM･プリペイド」プランは、「楽天モバイル Un-Limit VII (法人)」向け「第３弾」の先取りなのかもしれません。

　SMS送受信のテーマからは外れますが…
「楽天モバイル Un-Limit VII-個人向け & -法人向け」プランに対して「Calendar-World 楽天データSIM･プリペイド」プランの「所定データ量超過後の通信速度制限」部分の仕様を並べて見て分ることは、「Calendar-World 楽天データSIM･プリペイド」プランは「楽天モバイル Un-Limit VII-法人向け」プランの DNAを受け継いでいるように見えます。おそらく、各販社は楽天モバイルと「法人契約」を結び、それをベースとした「プリペイド･データ･プラン」に変容したものと予想します。

　とまれ、「楽天モバイル Un-Limit VII-法人向け」プランについては「第２弾」「第３弾」が予定されているようなので、それらを反映した「Calendar-World 楽天データSIM･プリペイド」プラン「第２弾」「第３弾」が生まれるやもしれません。大きな期待は持ちませんが、何らかのチャレンジが加わるようであればそれもまた一興面白くなりそうです。

　以上、いつもながらほんの一部のユーザーさん向けニッチな話題で恐縮です。

　SIM道楽な楽しみを味合わせてくれるのは楽天SIMくらいしかなくなりつつある今日この頃～プリペイドSIM販社さんの頑張りに期待するしかないのもなんだかな～(汗)