F-05GのガラケーSIMとmineoデータSIMをHUAWEI nova1台にまとめたよ
(タイトルを少し変えました)
発売当初から気になっていた「HUAWEI nova」。
mineoでも取り扱いのある「格安スマホ」とは呼びにくい
なかなか高機能なスマホです。
先日ついに購入してしまいました。
(あらかじめ言っておきますが、私別にHUAWEIの回し者でもなんでもないです。
たまたま買ったのがHUAWEIなだけで、これが例えば富士通の機種なら富士通全推しですので)
これの目的の一つが「SIM2枚差しの有効活用」であります。
まあ結論を言ってしまうと上の写真のように
「KDDI」「NTT DOCOMO」の両方を並べて表示させたかったのです。
こんなところでドヤっても仕方がない気がするけどw
内訳は
(上-SIM1)mineo Aプラン シングル
(下-SIM2)docomo FOMA タイプSSバリュー
となっています。
左側がSIM2、右側がSIM1です。
(一応番号は伏せました)
両方ともnanoサイズSIMです。
SIM2のほうはmicroSDカードを使わない代わりに使用が可能です。
この2枚のSIMを1台のスマホに取り込むことによって
こんな料金が実現しました。
おや、どこかで見たような価格ですね(笑)
実際は税込だったりユニバーサル料があるので
無理やり合わせた感はありますが、
これで無料通話1000円分(繰り越し可)、
データ通信3GB(繰り越し可)がついてくると思えば
相当お手頃だと思えませんか?
(私はドコモのメールアドレスも使ってないのでこの価格ですが、
メールアドレスが必要な場合はここから300円強+パケット代が追加されます)
しかし、なかなか条件が厳しいものがありました。
そのいきさつをここで紹介させて下さい。
これを実現するためにはいくつかの知識を得る必要があります。
主に以下のような事柄が挙げられます。
○通信体系の4G、3Gなどの区別がつくか
○各社が扱う電波(いわゆるBand)の種類がわかるか
○SIMサイズの違いがわかるか
これらを知っていると後の話がわかりやすくなると思います。
HUAWEI novaはいわゆるDSDS(Dual Sim Dual Standby)とよばれる
2枚のSIMカードを同時に待ち受けすることが出来る機能を持つ機種です。
似た性能を持つ機種ではZenFone 3が有名でしょうか。
(追記) VAIO Phone Aも該当しますね。micro SIMを使用しますが
使い勝手は良いかもしれません。
しかし注意しなければいけない点がいくつかあります。
(1)4G回線+3G回線の使用に限られる!
詳細は端折りますが、現時点で国内で可能な組み合わせとしては
「ドコモ(FOMA)またはソフトバンクの3G回線+各種4G回線」
ということになります。
私はドコモのFOMA回線をひとつ持っていたので、この条件をクリアです。
※ソフトバンクの3G回線は未確認です
現時点では4G+4GのデュアルSIMで待ち受け可能な機種は無いと思います。
(非公式にはあるかもしれません)
(2)SIMカードのサイズはnanoサイズ限定!
ドコモのFOMA(3G)で使えるnano SIMというのは実は相当限られており、
「F-05G」「SH-06G」の2機種しか無いようです。
Xiスマホや4G対応ガラホには沢山あるんですけどね。
先に述べたように4G+4Gは無理なので
「P-01J」「SH-01J」のような機種のSIMは使えません。
(追記)コメントで話題に出たのですが、P-01JやSH-01Jでも
4G部分を犠牲にすれば使用することは可能のようです。
但し、後述の「指定外デバイス使用料」との兼ね合いとなります。
サイズが異なる場合はキャリアショップで変更手続き(有料)が必要です。
逆に携帯電話に戻す時は再びサイズ変更が必要なので、
出来るだけ同じサイズのものを選びたいところです。
例えば「N-01G」「P-01G」などはmicroSIMですので
Zenfone3やVAIO Phone Aではサイズ変更は不要になりますね。
※らくらくホンは「標準SIM」であり、ほとんどのスマホに合致しないようです。
(追記)4GのらくらくホンF-02Jはnano SIMだそうです。
使い方によっては、DSDSも可能かもしれません(未検証)。
(3)ドコモの「指定外デバイス使用料」の存在
特に注意すべき項目かと思います。
ドコモには通話し放題のプランに対し、別の端末にSIMを差して使用する場合
シリアルNo.などで違いを確認するようで、別の端末と確認できた際は
「指定外デバイス使用料」がドコモの契約プランに追加発生します。
私の場合はタイプSSバリューといういわゆる「無料通話つき」のプランですので
「5分かけ放題」などとは異なります。
わかる範囲で整理すると。
指定外デバイス使用料が発生する…
3G/4G・カケホーダイプラン(ケータイ)→時間無制限
4G・カケホーダイライトプラン(ケータイ)→5分かけ放題
4G・シンプルプラン→従量通話料、20円/30秒 ※タブレット対象?未確認
指定外デバイス使用料が発生しない…
3G・タイプ○○バリュー
3G・タイプ○○ベーシック →いずれも無料通話○分(○円分)込み
(ドコモのwebサイトから抜粋、2017/8/1現在)
上記のプランに限って指定外デバイス使用料が発生しない、と言えそうです。
(いろいろ条件がありそうですので目安程度に参照してください。
なお、タイプシンプルバリューも対象になるようです)
(4)1台にまとめるリスクを理解する
2つのSIMを1台にまとめるということは、
無くしたり故障した時のリスクが高くなる、ともいえます。
ガラケーの場合は元の機種の電話帳管理も必要になるでしょう。
キャリアのメールを使用する人ならば過去のメール履歴の残し方も
考えなくてはいけないかと思います。
長くなりましたが、デュアルSIMを運用する際の注意点を整理します。
●デュアルSIMのSIMフリースマホといっても、何でも使えるわけではない
●各社の扱う電波には特徴があるので気を付ける(特にauはクセが強い)
●1台にまとめるメリット・デメリットをちゃんと理解して使う
このあたりに注意してもらえれば、快適に使える可能性が高くなります。
間違いがあったらコメントで指摘していただけると幸いです。
SIMフリースマホをうまく使えることを期待して。
(おもに以下のサイトを参考にさせていただきました。)
HUAWEI novaでFOMAを挿して通話してみる | Jinponさんの掲示板 | マイネ王
https://king.mineo.jp/my/51b46056e8837728/reports/15422
デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)対応の新端末「HUAWEI nova」のご紹介(iijmio)
https://www.iijmio.jp/hml/20170227.jsp
HUAWEI novaを便利に使うために押さえておきたい7つの設定・機能(モバレコ)
https://mobareco.jp/a99293/
私は、バッテリーの心配が少ないのと、いざという時にIPでも通話できるガラケー(docomo)+スマホ(mineoデータsim)という態勢に慣れてしまった為、1台に戻す気にはなれないんですよね
(´・ω・`)
そうですね、最大のメリットは荷物の簡略化でしょうか。
私には電話機能に通信を追加した、みたいなイメージなので
バッテリーの管理が一つで収まります。
nova自体も2~3日は普通に電池持ちますし、
選択肢のひとつとしてはアリだと思います。
2台持ちの私が考える1台にまとめるメリットです。
単純に2台持ちは荷物が嵩張ります。1台だと軽いです。
スマホやガラケーより軽い小型のモバイルバッテリーがあるので、バッテリーが心配ならそれを携帯すれば良いです。
管理するのは1台なのでガラケーかスマホのどちらか一方を忘れることもないです。
買うなら、VAIO PhoneAかなっと思っていましたが、、HUAWEI novaも良いですね。
私も詳細はわかりませんが、感じたこととしてお話しします。
(実際に試したわけではないので)
ドコモ系MVNOのSIMの4G部分を切り捨てて
3G部分だけを通信に使うということですよね。
理論的には可能だと思います。
>SIM1 = mineo Aプラン通話SIM (4G) のまま
>SIM2 = mineo Dプラン通話SIM (3G)
これのメリットは
auの4G回線またはdocomoの3G回線のいずれかが使えない時に
力を発揮するところかな、と思います。
あとは月額との兼ね合いですかねえ。
なんだかパズルを解いてるみたいな気分になりますww
私が使うガラケーはF-05Gなので充電ケーブルはmicroUSBなんですよね。
ただ、novaのケーブルはmicroUSBのTYPE-C…
それを一緒にしておきたいという気持ちもちょっとありましたね。
VAIO Phone Aは私も候補の一つでした。
画面の大きさが違うのと、micro SIM + nano SIMの構成だったので
私の場合は逆に候補から外れただけですね。
アダプターはなんとなく恐かったので。
それ以外はほぼ条件として同じのはずなので、
VAIO Phone Aは同様におすすめできそうですよ。
(mineoとしては想定外の使い方でしょうからおおっぴらに言っていいものかどうか分かりませんが)
安くしたいだけならそれもありかなと思ってて、今、ここ数ヶ月分の通話時間をweb明細で調べたところ、毎月の5分超過分の通話料金が平均で約1000円くらいいってましたので、やはり私の場合ガラケーはdocomoのままが良いみたいス
(*_*;
>mineoのデュアルsimをガラケーに挿しても通話(データ通信は×)はできますよね?
>(mineoとしては想定外の使い方でしょうからおおっぴらに言っていいものかどうか分かりませんが)
できるかもしれませんね。実証お願いしますw
いまいち有効性が見えないのですがそれはそれとして。
ただ、通話料が多そうですので、まとめるメリットは高くなさそうですね。
あくまでFOMAの電話だけの回線を有効利用する目線で見てます。
カケホーダイは一長一短ありそうです。
SH-01JのSIMってどんな契約なんでしょうか。
3G契約ではないでしょうから、通信はパケホーダイではないですよね。
カケホーダイだけの契約って可能なんでしたっけ?
MVNOの選択からさらに踏み込んだ形ですからね。
かなり人を選ぶやり方だと思います。
あくまで、いち体験談としてとらえていただけると助かります。
ドコモさんの指定外デバイス料はカケ・ホーダイやシンプルプランの時だけなのですね。
分かっている人にはとっても便利ですね(^^)
この記事のおかげでDSDSのことも指定外デバイス料のこともようやくちゃんと理解できました。ありがとうございます!!
いわゆるガラホでも最低料金運用となると
そのような方法が可能になるんですね、勉強になります。
とはいえ、DSDS運用のうまみを得るには
かなり限られた条件の印象ですね。
あと調べてみたんですけど、
F-02J(4G版らくらくホン)ってSIMサイズはnanoなんですね。
勝手に標準と思い込んでました。
あと、050IP電話はさらに敷居が高い印象ですので
ここではあえて言及しませんでした。
そのほうがシンプルに考えられるかな、と。
(それでも複雑ですけど)
いやいやとんでもないです。
指定外デバイス使用料については
不明な点もいろいろありそうですから
ここでは断言は避けてます。
それについてはblogで追求している人もいるので
そちらのほうが確実、かなw
4Gのドコモプランについては私は未検証ですが、
使えるという報告を幾つか聞きましたので、
追記として本文に付け加えました。
それにしても「指定外デバイス使用料」というのは
なかなかややこしいですね。
auならそもそも使えないものを、
ドコモなら追加料金で使えるようにしますよ、と
考えるのが精神衛生上いいのかもしれない…。