クイズ　後期高齢者が高額の現金を下ろそうとすると…　回答編

クイズ　後期高齢者が高額の現金を下ろそうとすると…　問題編
https://king.mineo.jp/reports/216542
の解答編ですが、当時メモしておいたものがありましたのでまとめてみました。
どうぞご覧ください。


私の両親は、父９０代、母８０代。
立派な後期高齢者です。
巷では高齢者が詐欺グループに騙されたお話が、毎日のように新聞にも載っております。
その為、金融機関でまとまった額の現金を下ろすのが一筋縄ではいかなくなっているようです。
特に後期高齢者の場合は大変です。

以前、高額の預金を下ろすという母親の付き添いで金融機関に行った時の話。
「すんなりとは下ろせないよ」と忠告はしたのですが、思ったより大変でした。


まず金融機関の窓口で根ほり葉ほり聞かれます
銀行員A
「使い道をお聞きすることになっておりますが、どのようなことに？」
「お見積書とかございますか？」
銀行員B「お振込みでのご利用もできますが」
まあ、予想通りですよね。
長々と話を聞かれ諭された結果、
銀行員A「警察を呼ぶことになっておりまして」
彼らもこの結果は避けたかったんでしょうね。

で、
本当に警察官が２名やってきました。
ここまで既に３０分以上経っています。

２名の警察官で、私と母親別々の事情聴取の始まりです。
警察官A「息子さんですか？」
私「そうです」
私「いや～、本当に来るんですね」
警察官A「そういう決まりになっているものですから」
警察官A「幾ら下ろされるか聞かれてましたか？」
私「さぁ～、まとまった額とは聞いていましたが」
警察官A「何に使われるか、聞いてますか？」
私「詳しくは聞いてません　まあ聞いてても言いませんけど　本人に聞いてもらえますか」
（うそですよ　金額も何に使うかも聞いてますけど、面倒くさいからね）
まず本人が呆けてないか、話のつじつまが合っているか確かめたんでしょうね。

さて、
ここからが長いですよ。

私も「住所・氏名・生年月日・連絡先・職業」など聞かれましたが、母親の「住所・氏名・生年月日・連絡先」も質問されました。
長々と会話は続き、最終的に
警察官B「すみません、これから刑事がきてお話をするみたいでして」
私「えっ！　そうですか…　時間が掛かりますよね？」
警察官B「○○警察所から来るので、そんなに掛からないかと思いますが」
と言われましたが、嘘でした。
○○警察所は歩いて5分位のところにありますが、30分は待たされましたね。

ここまでの経過をまとめると
・30分窓口で散々事情を聞かれる
・警察に通報、警察官が2名来る
・延々と警察官の事情聴取（途中で刑事が来ると言われる）
・30分後に刑事が到着

刑事の事情聴取がどれだけ長引くのか心配になりましたが、なんと10分程度で終わりました。
これでやっと出金の許可が出るのか？

銀行員A
「お待たせして申し訳ありません」
「手続きはもう済ませておりますのですぐに…」
言葉の通り、5分で出金完了。

いや〜
長い道のりでしたよ。
そうですね、ほぼ2時間掛かりましたか。
銀行員にしても警察官にしても、何としても阻止したい態度が丸わかりでした。

実は、出金後もいろいろやり取りがあるのですが…
詳しくは防犯上の理由で書けません。
「警察の威信にかけて事件を未然に防ぐ」
大事なことですね。
えぇ、
幾らでもお手伝いさせていただきますよ。


ということで
正解は
「2時間」
でした。

正解された皆さんおめでとうございます。
参加された皆さんもありがとうございました。

賞品のパケットはメッセージにてお送りしましたが、間違いがあるようでしたらご指摘ください。

ピタリ賞　　3000MB 3名
ニアピン賞　1000MB 9名
※ギフトコードの有効期限が12月31日となっていますのでご注意ください。年越しはできない仕様のようです。